ジャニーズ忖度番組『Mステ』がついに“門戸開放”、BE:FIRSTに出演オファーへ

2023年9月11日

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・ジャニーズ事務所会見で忖度番組と名指しされ、東山社長が忖度不要を明言し、やっと『Mステ』が動いた
・ジャニーズと競合しない“いかつい”LDHや日本拠点でないK-POP勢のみ出演していた→今後はBE:FIRSTやJO1なども
・商品情報（PR）

ジャニーズと競合する国内の歌って踊るボーイズグループを出演させていないことで、ジャニーズ忖度番組とみなされてきたテレビ朝日系「ミュージックステーション」（Mステ）が、ついに“門戸開放”に踏み切る。

2023年9月11日5:00配信のスポニチ・アネックスの記事「Mステ、非ジャニーズに“門戸開放”　出演者偏りは番組側の忖度？　BE:FIRST出演へ」によると、テレビ朝日はSKY-HI率いるBMSGの7人組男性ダンス＆ボーカルグループのBE:FIRSTが「Mステ」に初出演する方向で、最終調整しているという。

最終調整とは何だろう？番組担当者とBMSGとの交渉なのだろうと思うが、「Mステ」がアイドル的要素のある国内の男性グループに門戸を開く決断をしたというのなら、良いことだ。筆者個人的には、ジャニーズ忖度番組の「Mステ」は打ち切りにして、新しい忖度しない番組を作ってもらっても良かったのだが。

[追記]
その後、実際にBE:FIRSTが2023年9月29日の「ミュージックステーション 3時間SP」に初出演することが明らかになった。ただし、BE:FIRSTのファンクラブ会員に知らされたところによると、実際には水面下で、8月の時点で初出演が決まっていたという。考えてみれば、音楽番組への初出演となれば、契約ごとや打ち合わせ作業が必要なので、出演のかなり前から交渉が開始されることになる。

ジャニーズ事務所会見で忖度番組と名指しされ、東山社長が忖度不要を明言し、やっと『Mステ』が動いた

今回の“英断”はもちろん、2023年9月7日のジャニーズ事務所の記者会見で、ジャーナリスト氏が「ミュージックステーション」にジャニーズと競合する男性グループが出演できていないことを問いただし、東山紀之・ジャニーズ事務所社長が、忖度は「必要ありません」と明言したことを受けたものだろう。

多くの国民が注目するジャニーズの会見で、忖度番組と名指しされて、東山社長に“許可”がもらえて、ようやく「Mステ」も重い腰を上げて、動かざるを得なくなったようだ。

記事には、「Mステ」がジャニーズ忖度するようになった経緯が、述べられている。筆者も目にしたことのなる話だ。

1986年からレギュラー放送が開始された「Mステ」は、当初視聴率で苦戦したが、ジャニーズの人気グループ・光GENJIを頻繁に出演させてもらうことで番組が軌道に乗り、ジャニーズに恩義を感じるようになったのだという。以後、ほぼ毎週、ジャニーズ勢がデビュー前のジャニーズJr.も含め、事実上レギュラー出演するようになった。

もっとも、その後のジャニーズの圧力に関する“都市伝説”は、今回の記事には出て来ない。筆者が見たことがある説は、DA PUMPだったと思うが、ジャニーズと競合する男性ダンス＆ボーカルグループの出演が決まると、当時のジャニー喜多川社長がKinKi Kidsの出演をドタキャンさせたというものだった。

この圧力に怯えたテレ朝が、以後、ジャニーズと競合する、歌って踊るアイドル的要素のある国内男性グループを、出演させなくなったそうだ。ジャニーズの圧力に、屈して忖度番組に成り下がった、というわけだ。

ジャニーズと競合しない“いかつい”LDHや日本拠点でないK-POP勢のみ出演していた→今後はBE:FIRSTやJO1なども

LDHは“いかつい”系でジャニーズとは競合しないということで、ジャニーズと話をつけて、「Mステ」に出演できるようになった、と言われていた。また、K-POP勢は、普段日本にいないので、ジャニーズとバラエティ番組やドラマなどで競合する心配がないから、出演OKだった、とのことだった。

今回の記事に出て来る匿名の番組関係者によると、「『Mステ』とジャニーズには長い歴史と深いつながりがあり、忖度と言われるような関係が続いた。ただ、今回の問題を機に変わっていくだろう」とコメントしており、忖度があったことを事実上認めている。

また、解禁第一号がBE:FIRSTになった理由については、記事中でテレ朝関係者が「（BE:FIRSTの）新曲リリースのタイミングでグループに番組に出演してもらう方向で調整している」と説明している。

実は、9月8日の「Mステ」では珍しく、よくある懐メロソングランキングではなく、2018年以降のビルボード・ジャパンの月間ストリーミング・ランキング1位曲の特集をしていた。

音楽業界がストリーミング重視になってきているとはいえ、ジャニーズ忖度番組がジャニーズのSnow Manがスタジオで見守る中で、ジャニーズが絶対に登場しないランキングをやってのけたことに、番組の姿勢変化の兆しが感じられた。

その歴代の月間1位の楽曲のリストにアニメソングがずらりと並ぶ中で、目を引いたのが、BE:FIRSTの「Bye-Good-Bye」が2022年4月に月間1位を獲得していたことだった。BTSも3曲で1位に登場していたが、日本のボーイズグループで唯一1位に登場したのが、BE:FIRSTだった。

今から思えば、視聴者に間もなく初出演するBE:FIRSTをさりげなくPRする意味合いがあったのかもしれない。

なお、同局関係者は「JO1などにもオファーをしていくことになる」とも述べている。良かったね、LAPONEさん。

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商品情報

*BE:FIRSTの2023年8月18日（金）リリースのデジタルシングル「Salvia -Anime Size-」はアニメ「範馬刃牙　2期地上最強の親子喧嘩編」のエンディングテーマ曲。

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Apple Music

*BE:FIRSTが2023年6月12日（月）に配信リリースしたソウルフルな特別アレンジの「Bye-Good-Bye - From THE FIRST TAKE」。

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Apple Music

*BE:FIRSTの2023年4月26日（水）発売の3rdシングル「Smile Again」は、全形態共通で表題曲「Smile Again」、「Boom Boom Back」を含む3曲を収録。CDシングルは以下の4形態7種で販売され、全形態でスマプラ対応となっている。
[1] （Type-Aと記載のストアあり）リード曲と「Boom Boom Back」のミュージックビデオ（MV）およびMVビハインド映像が収録されたBlu-rayまたはDVD付き[CD+Blu-ray]または[CD+DVD]。初回プレス分にはトレーディングカードC（全7種から1種ランダム）と応募抽選特典シリアルコードを封入。
[2] （Type-Bと記載のストアあり）リード曲のレコーディングやジャケット写真撮影のビハインド映像が収録されたB２６lu-rayまたはDVD付き[CD+Blu-ray]または[CD+DVD]。初回プレス分にはトレーディングカードB（全7種から1種ランダム）と応募抽選特典シリアルコードを封入。
[3] CDのみの通常盤。初回プレス分にはトレーディングカードA（全7種から1種ランダム）と応募抽選特典シリアルコードを封入。
[4] リード曲、「Boom Boom Back」、「Message」のMV、「Milli-Billi」のスペシャル・ダンスパフォーマンス映像、これらMVやパフォーマンス映像のビハインド映像、リード曲のビハインド映像が収録され、フォトブックも付いたBMSG MUSIC SHOP専売の初回生産限定盤[CD+Blu-ray]または[CD+DVD]。

応募抽選特典シリアルコードを用いて、5月21日開催のトークショーの抽選招待（現地111名、配信11,000名）、メンバー全員直筆サイン入りSmileフォトカード、ソロフォトカードセット、MV登場チェキの抽選プレゼントに応募できる。

*BE:FIRSTの2023年2月13日リリースのデジタルシングル「Boom Boom Back」はハイブリッドなヒップホップ・ダンスナンバー。MVは2000年代の渋谷をモチーフにした世界観。

Amazon: Boom Boom Back [デジタルシングル] (BE:FIRST) 2023/2/13
Apple Music/ iTunes: Boom Boom Back (BE:FIRST) 2023/2/13
レコチョク: Boom Boom Back (BE:FIRST) 2023/2/13

Apple Music

*BE:FIRSTの2022年8月31日（水）発売の1stアルバム「BE:1」は、新曲8曲を含む全15曲を全形態共通で収録。ただし、初回生産限定盤のみボーナストラック「To The First」を追加収録。CDアルバム「BE:1」はCDのみの初回生産限定盤[CD]、Blu-ray2枚組またはDVD 2枚組付きの【ライブ映像】通常盤[CD+2Blu-ray][CD+2DVD]、Blu-ray1枚またはDVD1枚付きの【MV】通常盤[CD+Blu-ray][CD+DVD]、Blu-ray2枚組またはDVD 2枚組付きのBMSG MUSIC SHOP限定盤[CD+2Blu-ray][CD+2DVD]の4形態7種で販売。

CDのみの初回生産限定盤[CD]には、トレーディングカードA（全7種から1種ランダム）、アナザージャケット（全7種から1種ランダム）、応募抽選特典シリアルコードを封入。Blu-ray2枚組またはDVD 2枚組付きのライブ映像通常盤[CD+2Blu-ray/2DVD]の映像には、「"Bye-Good-Bye” One-day One Man Show」ライブ映像およびビハインド映像、「Bye-Good-Bye」および「Gifted.」のChasing Cameraを収録し、トレーディングカードB（全7種から1種ランダム）、ステッカーセット、応募抽選特典シリアルコードを封入。Blu-ray1枚またはDVD1枚付き通常盤[CD+Blu-ray/DVD]の映像には、ミュージックビデオ（MV）集を収録し、トレーディングカードC（全7種から1種ランダム）、ステッカーセット、応募抽選特典シリアルコードを封入。BMSG MUSIC SHOP限定盤[CD+2Blu-ray/2DVD]の映像には、「"Bye-Good-Bye” One-day One Man Show」ライブ映像およびビハインド映像、「Bye-Good-Bye」および「Gifted.」のChasing Camera、さらにMV集を収録し、フォトブックとステッカーセットを封入（応募抽選特典シリアルコードはない）。

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