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『第73回(’22)NHK紅白歌合戦』出場歌手感想―ジャニーズ6枠、K-POP台頭、大ヒット組、落選など

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ジャニーズ枠が1枠増え6枠―NHKが望む『5人揃ったキンプリ』を出すバーターで25周年・KinKi Kidsも?
ジャニーズ以外のボーイズGは入れ替わり―JO1とBE:FIRSTが初出場は歓迎、LDHゼロ
ガールズグループ―国内乃木坂46・日向坂46・Perfumeは残る、K-POP系大手事務所が台頭
非アイドルJ-POP―米津玄師がいないことを除けば、大ヒットを出せたアーティストがいて妥当

「第73回(2022年)NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表と初出場歌手の記者会見が、2022年11月16日17時頃から番組公式サイトで生配信された。

事務所やレーベルの影響力が大きいことはずっと変わらないが、そんな中でも、今年のヒット曲をちゃんと見て選ぼうとしていたことがうかがえる。今年の大ヒット曲を出せたアーティストのうち、Official髭男dism、Ado(表に出るのはキャラクターの"ウタ"だが)、Aimerがいてホッとした。米津玄師が出ないのは残念だが。

ボーイズグループやガールズグループでは、既に世界で人気があるか、これから世界に進出して行こうとしている実力派グループが起用されていて、筆者個人的には大歓迎だ。

また、今回の紅白とレコード大賞各賞の選出を見て思ったのは、これまで以上にストリーミングでの実績が重視されつつあることだ。紅白の初出場組でも、たとえばBE:FIRSTやK-POPガールズグループなどは、ストリーミングに強い。

初出場組のうち、事前に「内定」「決定」と報じられていたJO1、BE:FIRST、なにわ男子、IVE、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、緑黄色社会などは、そのまま決定した。

ネットには過去に内定してガセだった例があるとの情報が出回っていたが、筆者が近年の例で覚えている限り、すべて内定したらそのまま決定していたので、心配はしていなかった。

特に、アイドル系だと、ファンが内定を報じるスポーツ紙をわざわざ購入してスポーツ新聞社を儲けさせる事態が発生しているから、この種のリークはNHKからスポーツ新聞社への一種のプレゼントではないかと思っていた(換言すれば、そういう事態にならない初出場歌手の内定を報じてもスポーツ新聞社的にはあまり意味がない)。だとすれば、誤報は罪深すぎる。

ジャニーズ枠が1枠増え6枠―NHKが望む『5人揃ったキンプリ』を出すバーターで25周年・KinKi Kidsも?

ジャニーズ枠が昨年の5枠から6枠に増えたのは、ほんのちょっとだけ驚いた。大人気のSnow Man、SixTONES、なにわ男子は、絶対に出ると思っていた。関ジャニ∞も、そもそもジュリー社長のオキニだし、横山裕が朝ドラに出て村上信五が「SONGS OF TOKYO」のMCを務めていてNHKへの貢献度も高いから、絶対出るだろうと思っていた。

King & Princeは来年3人脱退するから、5人最後の姿を見せれば視聴率アップが望めるので、NHK的には是非出て欲しかっただろう。

ここにきて、キンプリの3人の脱退決意の理由は、ジュリー社長からの冷遇(なかなか冠番組を持たせなかった等)だった旨を語る(元テレビマン)暴露系ユーチューバーの配信があり、ジュリー社長が彼らを紅白に出したかったかどうかは疑問だが、バーターで25周年のKinKi Kidsを出させてもらう、という取引が成立したのかもしれない。

KinKi Kidsなら30~40代の男女視聴者から好意的に見られているから、NHKも異論はなかったと思われる。今年は特にファン以外も知るヒット曲は出せていないが、往年の人気曲「硝子の少年」「フラワー」「愛のかたまり」など、30代以上がよく覚えている曲は豊富にある。

ジャニーズ以外のボーイズGは入れ替わり―JO1とBE:FIRSTが初出場は歓迎、LDHゼロ

ジャニーズ以外のボーイズグループは、入れ替わった。昨年GENERATIONSを出したLDHからの出演はゼロになり、昨年出ていたスターダストのDISH//も落選した。

LDHはおそらく事務所所属アーティストたちを集めた年越しライブをやるだろうが、はっきり言って、K-POPボーイズグループにファンを奪われる草刈り場に最もなりやすかったのが、LDHだったと思う(ジャニーズからK-POPに流れた人もいるが)。

代わりに、LAPONEエンタテインメント(吉本興業と韓国CJ ENMの合弁会社)所属のJO1と、SKY-HIのBMSG所属のBE:FIRSTが初出場を決めた。2組とも歌・ダンスの実力があり、世界に出て行ける資質のあるグループなので、初出演できてよかった。筆者としては、JO1には「SuperCali」、BE:FIRSTには「Bye-Good-Bye」もしくは「Shining One」を披露してもらいたい。

なお、筆者個人的には、BE:FIRSTと同日デビューのLAPONE所属のJO1の弟グループ・INIも出てほしかったが、さすがに新参者事務所であるLAPONEに、2枠は無理だったようだ。BE:FIRSTはレコード大賞の優秀作品賞も受賞したが、JO1とINIはそちらは獲れていない。

*参考まで:
サイゾーウーマン2022年11月17日12:18配信記事「JO1、『紅白』初出場決定! 昨年はジャニーズの横やりで「内定取り消し」されていた?」
( https://www.cyzowoman.com/2022/11/post_412057_2.html )

ガールズグループ―国内乃木坂46・日向坂46・Perfumeは残る、K-POP系大手事務所が台頭

ガールズグループでは、一番人気の乃木坂46はLINEリサーチの女性アイドル人気ランキング 2022を見ても、どの世代の男性からも圧倒的支持があり、女性からも割と好意的に見られているので、出場して当然だろう。

しかし、その他の国内女性アイドル系グループでは、日向坂46や年上世代の男女に根強い人気のPerfumeは出演できるが、櫻坂46やBiSHは落選した。AKB48は今年も出場できなかった。入れ替わりに、K-POP系ガールズグループが進出してきた。筆者はK-POPが好きだから、大歓迎だ。

IVEもLE SSERAFIMも世界で既に大人気だし、別に紅白に出なくてもIVEは大晦日の韓国のMBCの歌謡祭、LE SSERAFIMはHYBEファミリーのライブに出演していただろうから、紅白にこだわる必要はなかった。

それでも、IVEの日本での運営を担っている日本の(提携先の)大手事務所のアミューズは、紅白に出演させていっきに日本での知名度アップを図りたいだろう。つまり、IVEはK-POPだが、アミューズ案件なのだ。

筆者としては、IVEには名曲「LOVE DIVE」を歌って欲しいところだが、この曲の日本語バージョンはまだ存在しないので、「ELEVEN -Japanese ver.-」を歌うしかなさそうだ。

BTSを輩出したHYBEは、自社のアーティストを1組は出したかったとみられる。NHKは日本人がいる世界的人気グループを優先したいから、LE SSERAFIMになったのだろう。そもそも、ボーイズグループはジャニーズ大渋滞も含め出演希望が多すぎるから、韓国のボーイズグループまで順番が回ってこない。また、宮脇咲良の日本での個人活動は秋元康系の事務所が担当しており、NHK的にはそちらにも配慮したかもしれない。

LE SSERAFIMは日本デビューこそまだだが、記者会見で前面に立ってコメントしたSAKURAこと宮脇咲良はIZ*ONEメンバーになる前に、HKT48とAKB48として紅白に出場経験があった。当時の48ファンは彼女を覚えているので、心配したように叩かれる事態にはならなかったようだ。AKB48もHKT48も紅白に出られなくなった今、宮脇咲良こそ、時代の変化を象徴する女性アイドルだ。

LE SSERAFIMは日本語詞曲がまだないが、韓国語詞のまま「FEARLESS」か「ANTIFRAFILE」を歌うのだろうか。「ANTIFRAGILE」のほうが売れたが、デビュー曲の「FEARLESS」が選曲されそうな気がする。大晦日までに日本語バージョンを用意できないだろうか。「FEARLESS」(韓国語詞)のMVには契約解除されたガラムが映っていて、検索した日本の視聴者が「どゆこと?」と騒ぎそうだ。

JYPエンターテインメントは日本拠点のNiziUだけにとどまらず、本国からTWICE姉さんを久々に送り込むことに成功した。日本では今もTWICEは人気だし、日本人が3人いるから尚更いい。LINEリサーチの女性アイドル人気ランキング 2022でも、NiziUと並んでTWICEは男女ともあらゆる年代で人気がある。

何でK-POPばっかり?と嫌韓視聴者は不満に思うだろうが、ストリーミング・チャートを見れば、K-POPアイドルがしっかり日本の音楽ファンの間に浸透していることは明らかで、特にNHKが狙っている若い世代で人気が高い。

非アイドルJ-POP―米津玄師がいないことを除けば、大ヒットを出せたアーティストがいて妥当

アイドル系以外のJ-POPアーティストでは、今年の大ヒット曲を連発したとして欠かせないOfficial髭男dismが、昨年のライブ優先から紅白に戻ってきたことは、歓迎したい。

同じく今年の大ヒット曲「KICK BACK」を出した米津玄師は、テレビ嫌いなのか(ヒゲダンやKing Gnuと違って、他の音楽番組にも出ていない)、過去に紅白に出演した時の強引な演出に嫌気がさしたのか、分からないが、出演しない。

また、今年の大ヒット曲を出したAdoは、アニメのキャラクターのウタに"出演"してもらって、自らは裏で歌唱する、という方法で初出演を決めた。これはよかった。アメリカ進出も決定したAdoの、並外れた歌唱力が紅白で堪能できるのは嬉しい。Aimerの初出場もおかった。

一方、昨年初出演した藤井風は、残念ながら落選してしまった。新曲はそこそこ売れているが、ヒゲダン、Adoほどの大ヒットにはならなかったし、ピアノ弾き語りだからテレビ的に地味に見えてしまうのかもしれない。

その他、若者に人気があるVaundyの出演はよかった。Tani Yuukiも人気だが、初出場には届かなかったか。やはり、紅組に比べて、白組は競争が激しくて、出演を勝ち取るのは大変だ。

過去に白組から出場したSEKAI NO OWARIが、今年はTikTokのおかげでヒット曲に恵まれたものの、メンバーに女性が1人いるからとの理由で今回は紅組になったのも、白組が狭き門となっているからだろう。



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