NEXZ『Miracle Z』最終回主人公はメインボーカル・ユウキ/ 世界で活躍したいのにFCは日本居住者限定

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・『Miracle Z』は終わったが、デビューの際にできれば地上波も含む冠番組が欲しい
・FC会員限定の供給はいいが、問題はNEXZが世界で活躍したいのにFCが日本居住者限定であること
・『MiracleZ』第7話の主人公ユウキ(YUKI)―実力が急激に伸びてメインボーカル級に
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JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる「Nizi Project Season2」（虹プロ2）の2023年12月15日のファイナルで誕生したJYPエンターテインメントの7人組ボーイズグループ・NEXZ（ネクスジ）の初冠番組「MiracleZ」の最終回・第7話が、2024年2月23日にHuluで配信された（[PR] Huluはこちら）。

今回の主人公は最年少メンバーでメインボーカル級のユウキ（YUKI、2007年9月20日生まれの16歳）だった（下記）。筆者がSNSをざっと見渡した限り、ビジュアルセンターのユウ（YU、18）に次ぐ人気があると思われるメンバーだ。

『Miracle Z』は終わったが、デビューの際にできれば地上波も含む冠番組が欲しい

「MiracleZ」はNEXZの日本での人気獲得にどれくらい役立っただろうか？「MiracleZ」第7話のHuluの2024年2月25日の国内バラエティー・ランキングでは3位だった。

日本は音楽番組が少ないせいもあるが、アイドルのバラエティー番組やドラマへの出演が、知名度アップや新規ファン獲得で、重要な役割を果たしている。しかし、「MiracleZ」はHuluのみで視聴可能だったので、新規ファン獲得に役立ったかどうかは不明だ。

おそらく、視聴者のほとんどは、「Nizi Project Season2」当時から、NEXZのファンになったか、少なくともNEXZに関心を寄せていた人たちだろう。「MiracleZ」はそういう人たちのニーズには答えることができるコンテンツだったと思う。

ちなみに、HYBE LABELS JAPAN所属のボーイズグループ・＆TEAMの冠番組「＆TEAM学園」第6話は、同じHulu国内バラエティー・ランキングで10位だった。しかし、「＆TEAM学園」は関東ローカルとはいえ、地上波日本テレビで短縮バージョンが放送されているし、その短縮バージョンのTver無料見逃し配信もある。

NEXZが当初のJYPの2023年11月時点の予定通りに2024年3月末頃にデビューするなら（今週中に発表がなければ延期の可能性が高くなる）、地上波日本テレビの「＆TEAM学園」（土曜14:30）の3月末の全10回終了後、もしくは「We NiziU! TV4」（木曜24:59）の3月初めの全5話終了後に、同枠でNEXZの新たな地上波番組を放送させてもらえれば理想的だが、無理だろうか。

FC会員限定の供給はいいが、問題はNEXZが世界で活躍したいのにFCが日本居住者限定であること

ところで、「MiracleZ」は7人のメンバー別の全7話だったので、今回が最終回になってしまったが、番組終わりに、デビューについて、もしくはグループの今後について、何の情報もなかった。

何の供給も情報もなく放置しておくと、ファンが離脱するのは、NiziUの経験で分かっているよね？

と思っていたら、分かっていますよ、と言わんばかりに、NEXZのファンクラブ（FC）会員向けには、プレデビュー曲「Miracle」のパフォーマンス・ビデオのメイキング映像および「Miracle」に関するメンバーのインタビュー記事の供給があった。それは良かった。

ただ、素朴な疑問がある。メイキング映像は、海外ファンも是非見たいのではないか？ YouTubeで公開すべきなのではないか？

NEXZのファンクラブの特典やサービスの利用は日本国内居住者に限る、と明記されている。だが、NEXZメンバーが世界で活躍したいと表明しているのに、海外ファンがファンクラブに加入できないようではダメだろう。

HYBEも最近、所属アーティストの日本公式ファンクラブに日本以外の居住者も加入できるように、規定を変更した。JO1やINIのファンクラブには、日本以外の居住者も加入できる。

JYPがNEXZのグローバル・ファンクラブを開設するという話は聞こえてこない。NEXZのファンクラブには、日本以外の居住者も加入できるようにすべきだと思う。NEXZの公式サイトやFCはソニーが運営しているようなので、日本以外のファンのことなんか知らない、で済ませられそうな気もするが、これはJYPが放置してはいけない問題だと思う。

『MiracleZ』第7話の主人公ユウキ(YUKI)―実力が急激に伸びてメインボーカル級に

「MiracleZ」の第7話の主人公のユウキ（YUKI）は、「虹プロ2」の地域予選から韓国合宿のファイナルまでの間に、身長が10センチも伸びたという。最初に地域予選に現れた時には、声変わり前の子供だったが、成長してぐっと大人っぽくなった。

NEXZの他の6人のメンバーによるユウキについてのイメージは、3人が「可愛い」との趣旨のコメントをしていて、リスにしか見えないとの意見もあった。あとは、いたずら好きとか、おやじギャグをするとか、おっちょこちょい、ということだった。

J.Y.Parkはユウキについて、「虹プロ2」のダークホースだった、と述べた。ユウキは元々「歌声はすごくよかった」ものの、「体格や力がついてこなかった」という問題があった。しかし、ユウキはオーディションの終盤に「実力がいっきに伸びて」「急にメインボーカルの1人になった」し、今では「歌の部分では一番頼りにしている心強いメンバー」になった。

ユウキが家族を語る場面があった。お母さんがファイナルの前にビデオメッセージで登場していたが、ユウキは韓国合宿中に韓国で「お母さんとは韓国で1回会っていた」が、「お父さんと弟は会っていなかった」と述べた。デビュー決定後に約1週間の休暇をもらって帰国した際に、お父さん弟が、ユウキの身長が伸びたことに驚いたそうだ。

ユウキの目標は、「世界で一番大きいステージに立って、沢山の方に笑顔を届けること」だという。

*後続記事:
2024年3月20日付　JYPデビュー計画先送り―NEXZは2024年前半、LOUD組は2024年後半にデビュー見込み