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『Nizi Project2』Pt2 #3 DayDay先出―韓国合宿個人審査順位に驚愕!初1位は人気メン(NiziU/ VCHA同様)

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驚愕の個人レベル評価順位―初の1位はビジュアル・センターのユウ、3位に“逆襲”のケン
韓国合宿個人1位共通点―『虹プロ1』ミイヒ、『A2K』ケンダル同様、ユウも成長とビジュアルが話題の人気メン候補
韓国合宿個人評価最下位は脱落フラッグか―最下位はミラクだが・・・
エイジ―歌がとても良くなったと褒められ、キューブ獲得
セイタ―ダンスで驚異的成長を見せてキューブ獲得
タイガ―練習の成果を見せられず、キューブなし
トモヤ―プロの公演レベルと絶賛され、キューブ獲得

K-POPのJYPエンターテインメントの日本拠点ボーイズグループ(NiziUの弟分)発掘のオーディション番組「Nizi Project Season2」(虹プロ2、ニジプロ2)のパート2の韓国合宿の第3話が、2023年10月20日(金)22時からのHulu完全版に先立って、10月25日(水)の日本テレビ系「DayDay.」で先出特集され、12人の韓国合宿開始の個人別レベル審査の後編と、驚愕の順位発表がオンエアされた。放送日の21時よりTver見逃し配信もある。

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驚愕の個人レベル評価順位―初の1位はビジュアル・センターのユウ、3位に“逆襲”のケン

驚いたのは、順位発表だ。個人別のステージ・パフォーマンスでの凄さの順とはちょっと違う気がした。おそらく、J.Y.Park(パク・ジニョン)が、パフォーマンスを観て、そのレベルの高さだけでなく、前回のステージからの成長にどれだけ感動したかが、重視されているのだろう。

1位はまさかのユウ(18)だった。より正確に言うと、順位が低い順から発表され、最後に残ったTOP3が、日本合宿1位で今回のステージがプロの「公演みたいでした」と絶賛されたトモヤ(17)は当然だったが、あとの2人がユウ(18)と日本合宿最下位12位通過のケン(17)だった時点で、大きな衝撃だった。

J.Y.Parkが3位を「最下位の逆襲、蘇健(ソケン)」と発表し、では1位は誰かとなったら、J.Y.Parkは「1位は富安悠です」と発表した。確かに、ユウは今回、別人のように成長した姿でJ.Y.Parkを感動させた。

図表1 韓国合宿個人レベル評価での12人の順位(年齢は2023年10月25日「DayDay.」放送時に表示された年齢)

1位 ユウ(富安悠、18) 日本合宿8位(ダンス10位、ボーカル11位)
2位 トモヤ(植村朋哉、17、JYP練習生)日本合宿1位(ダンス6位、ボーカル2位)
3位 ケン(蘇建、17)日本合宿12位(ダンス15位、ボーカル17位)
4位 ユウヒ(小森優陽、16、JYP練習生)日本合宿6位(ダンス7位、ボーカル7位)
5位 ハル(井上陽、17、JYP練習生)日本合宿3位(ダンス4位、ボーカル5位)
6位 ユウキ(西山裕貴、16)日本合宿2位(ダンス12位、ボーカル3位)
7位 エイジ(伊藤瑛史、16)日本合宿4位(ダンス1位、ボーカル9位)
8位 ショーン(柗原翔音、18)日本合宿9位(ダンス3位、ボーカル16位)
9位 セイタ(河嶋星太、16、JYP練習生)日本合宿11位(ダンス17位、ボーカル6位)
10位 ソウダイ(三浦颯大、17、JYP練習生)日本合宿10位(ダンス9位、ボーカル1位)
11位 タイガ(藤牧大雅、18、JYP練習生)日本合宿7位(ダンス13位、ボーカル14位)
12位 ミラク(星沢弥樂、15)日本合宿5位(ダンス5位、ボーカル10位)

韓国合宿個人1位共通点―『虹プロ1』ミイヒ、『A2K』ケンダル同様、ユウも成長とビジュアルが話題の人気メン候補

筆者個人的には、もう1つ思うところがあった。ビジュアル・センターのユウの個人1位の意義だ。

過去のJYPエンターテインメントの同じ方式のオーディション番組だった「Nizi Project Season1」と「A2K」の、韓国合宿の個人レベル審査で1位を獲得した参加者は、実力者であるだけでなく、そのグループで1番人気を集めそうな魅力的ビジュアルのメンバーだった。

2020年のNiziUが誕生した「Nizi Project Season1」の韓国合宿での個人レベルテスト1位は、実力とキュートなビジュアルを備えたミイヒだった。JYP練習生で元々実力が高かったが、幼い年齢にもかかわらず、恋愛に苦悩する女性の感情を見事に表現する成長ぶりで、J.Y.Parkを感動させた。

また、2023年9月のファイナルで6人組ガールズグループ・VCHA(ヴィチャ)が誕生した、JYP初のアメリカ拠点ガールズグループのオーディション「A2K」の、韓国合宿の個人評価1位は、予選時からいかにもアイドル的なキュートなビジュアルが注目されていたケンダル(Kendall)だった。ケンダルも、恋愛の沼に苦しむ女性の感情をセクシーに表現し、大きな成長を見せた。

そして、「Nizi Project Season2」で、地区予選時からビジュアルの良さが目立っていたのは、その筆頭格が、前髪を下ろすと嵐の松本潤にちょっと似ているユウ(富安悠)で、その次が、茶目っ気のある面長・地黒なイケメンのショーン(柗原翔音)だ。それに続くのが、旧ジャニーズJr.にいそうなキュートなアイドル風のユウキ(西山裕貴)だろう。

今回の韓国合宿の個人審査1位に、実力と成長だけでなくビジュアル人気も高いメンバーを選ぶのは、宣伝効果も計算したJ.Y.Parkの戦略のような気がする。トモヤは確かに凄いが、日本合宿1位だったから、韓国合宿で1位になっても「やっぱりね」で終わりかねなかった。

もちろん、ユウの1位には十分な成長を見せたという根拠もしっかりあったが、「あの1位のイケンは誰?」と話題になる効果も期待できる。話題性・ドラマ性は、3位のケンにも言える。ケンは実力を大幅にアップしただけでなく、このオーディション番組のマンネリ化防止・話題性提供にも大きく貢献した。

筆者は最近、このオーディションで誕生するグループが、競争激化しつつある日本市場で、HYBEの&TEAMや24組、SMのNCT NEW TEAM(仮)、JO1、INIらに混じって、どう人気を獲得して行くのか、気になり始めている。

韓国合宿個人評価最下位は脱落フラッグか―最下位はミラクだが・・・

デビューするボーイズグループは7人組の可能性が最も高いような気がするが、5~9人組の範囲内とみられる。

上記の同じ方式の2つの過去のオーディションを振り返ると、韓国合宿の冒頭の個人評価の順位は、デビューの可能性と大きく関係している。

9人組NiziUが誕生した2020年の「Nizi Project Season1」の韓国合宿の個人レベル審査の順位の1位から9位は、実は全員、NiziUとしてデビューできているのだ。そして、個人レベル審査のステージ直後にキューブがもらえなかった4人は、全員デビューできなかった。

6人組VCHAが誕生した2023年7~9月の「A2K」の韓国合宿の個人パフォーマンス評価の順位では、9人中、キューブをもらえなかったのは9位の参加者だけだったが、この時点で6位と8位と9位だった参加者がデビューを逃した。

今回の最下位・12位は最年少のミラクだった。ただ、「A2K」で韓国合宿の個人評価で最下位だったユナは、その段階で暗く落ち込んで、“負”のオーラ・悪循環に陥ったかのように見えたが、ミラクは「やっべえ~」と言っていて、沈み込んでいるふうには見えず、一発逆転できそうな雰囲気がある。むしろ悲観的になって悪循環に陥るリスクがあるのは、タイガではないか、と気になった。

以下は、個人レベル審査の最後の4人のステージ評価だ。

エイジ―歌がとても良くなったと褒められ、キューブ獲得

エイジ(16)は、日本合宿ではダンスで1位だったが、J.Y.Parkは今回に審査前に「心配は1つ、歌です。どれくらい感情的に歌って感動を与えられるか」と述べていた。エイジはRainの「How to Run From the Sun」のステージを披露することになり、JYP練習生のハルに、感情表現などについて、いろいろとアドバイスを受けた。

本番では、エイジは薄い黒皮のジャケット、カーキ色に近いグレーのパンツというワイルドなファッションだった。J.Y.Parkは「歌がとても良くなりました。ダンスは元々上手で、歌が心配でしたが、このくらい伸びたのなら、立派なアーティストに慣れる可能性が高い」と褒め、合格の証のキューブを授与した。

セイタ―ダンスで驚異的成長を見せてキューブ獲得

JYP練習生のセイタ(16)は、日本合宿でダンスが17位と不振だった。今回はStray Kidsのコミカルな「CASE 143」を、黒地に赤や青の渋い柄が入ったトップスに、サスペンダー付きのオレンジ色のパンツという衣装で披露した。J.Y.Parkは「ダンスは本当に良くなりました。驚くほどの成長でした」と絶賛し、キューブを授与した。

タイガ―練習の成果を見せられず、キューブなし

JYP練習生期間が最長のタイガ(18)は、日本合宿で最終7位ながら、ダンス13位、ボーカル14位だった。Stray Kidsの「MIROH」を披露することになったが、練習ではダンスのトレーナーに「ダンスがリズムに合ってない」と指摘されていた。タイがは自主練習に励むとともに、宿舎では幼馴染みのミラクと筋トレを一緒にしていた。

本番にはトップスは黒の重ね着、ボトムスは黒とグレーのパンツで臨んだ。J.Y.Parkは講評の最初に「はあ」とため息をつき、長い間があった。それから、以下の厳しい言葉を述べた。

「ダンスのラインが全く見えないです。足を開く振付の速度が遅すぎました。さらに、歌が伸びた感じがしません。相対的に練習が足りてないように見えることが、歯がゆいです。タイガ君に対しては、応援する気持ちが一番大きいです。練習生としての期間が一番長いので。今何か、心が変わるべきなのか、方法を変えるべきなのか、分からないですが、何かが変わらないといけないです」

つまり、何かを抜本的に変えなければ、伸び悩んで行き詰っている状態に陥っているようだ。タイガはコメントを求められ、「練習方法は分かっているつもりだし、たぶん心が・・・」と述べた。これに対し、J.Y.Parkは「1人で解決しようとしないで、先生のみなさんと一緒に解決してください」とアドバイスした。

トモヤ―プロの公演レベルと絶賛され、キューブ獲得

日本合宿最終1位だったトモヤ(17)は、J.Y.Parkの「Who’s your mama? (feat. Jessi)」を披露した。練習では、この曲の独特のリズムに苦労し、ボーカル・トレーナーに「最初に発音が崩れて、リズムが活きてないし、表現力が伝わってこない」とダメ出しされていたが、「曲のリズムに合わせてアクセントも活かすべき」など、高度な要求もされていた。

ダンスについては、トモヤは「簡単な振りだけど、グルーヴがあって」とのことで、基礎練習を重ねた上で、オリジナルの振付を加える戦略をとった。

本番ステージには、赤のセットアップで臨んだ。オリジナルの振付では、J.Y.Parkが毎日筋トレをしているので、腕立て伏せやダンベルなどの筋トレの動作を入れた。めっちゃ上手な素晴らしいステージだった。J.Y.Parkは「これはオーディションの舞台じゃなかったんですね。公演みたいです」と絶賛し、キューブを授与した。さらに、「良かった理由は、基本のテクニックが上手だったからです」とも述べた。


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番組情報

*2023年10月7日(土)14:30より日本テレビ(関東ローカル)で「実況!ニジプロ2」放送開始(ヒロミ、森圭介アナがパフォーマンスを実況)

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