『Nizi Project2』Pt2 #7 DayDay.―韓国合宿チーム戦②、脱落者選び目的の審査、ショーンとユウキに危機感

2023年11月22日 2024年4月16日

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・これは脱落者選びのための審査？―自信喪失メンバーが集められたチームに高難度の課題曲
・頑張って猛練習したが、J.Y.Parkの講評は厳しかった―特にショーンとユウキ

K-POPのJYPエンターテインメントの日本拠点ボーイズグループ（NiziUの弟分）発掘のオーディション番組「Nizi Project Season2」（虹プロ2、ニジプロ2）のパート2の韓国合宿の第7話が、2023年11月24日（金）22時からのHulu完全版配信に先駆けて、11月22日（水）の日本テレビ系「DayDay.」で先出特集された。韓国合宿の3rdステージのチーム審査②の中編の、トモヤ率いるチームの練習から本番までが描かれた。

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Tverでの見逃し配信は放送日の21時から利用可能だ。次週の「DayDay.」での先出特集は、11月28日（火）と29日（水）に放送される。

これは脱落者選びのための審査？―自信喪失メンバーが集められたチームに高難度の課題曲

今回は、トモヤがリーダーで、ユウキ、ミラク、ショーンというメンバーのチームだけが取り上げられたが、J.Y.,Park（パク・ジニョン）のネガティブな言葉だらけで、観るのがかなりしんどい回となった。

そもそも、メンバー全員が、自信のなさによるマイナスの心理状態の中で集まったチームだった。トモヤは前回のチーム審査①では、個人順位は2位で高かったが、リーダーとしてはチームが負けた苦い経験をしていた。

ミラクは韓国合宿の最初の個人レベル審査で最下位となって、脱落の崖っぷちを味わっているし、ショーンもその次のチーム審査①で最下位になって、焦りを感じていた。ユウキは日本合宿では2位だったが、韓国合宿では個人レベル審査で6位、チーム審査①で7位に順位を下げ、自信が後退していた。

しかも、このチームの課題曲はStray Kidsの「S-Class」という難度の高い曲だった。ボーカルトレーナーは「このチームの曲が一番難しい。歌詞も多すぎるし、韓国人でも発音しづらい」と述べていた。

また、この曲のダンスについては、中間チェックにサプライズ訪問した際に、J.Y.Park自身が「この曲はエネルギッシュでありながら、同時に余裕を見せるのが難しい」と述べていた。

チームによってキャラクターが違うからそれに合った課題曲を割り振ったようだが、課題曲によって難易度が違うなら、心理的な影響も違ってくるし、不平等と言われても仕方がない。たとえば、ビジュアル人気が高くてデビューの可能性が高いと思われるユウは、これまで高難度の課題曲を課せられたことがないような気がするのは、筆者だけだろうか。

今回のチームは、韓国合宿になって順位が低くて危機感を感じているメンバーが大半で、しかも他のチームよりも難易度が高い課題曲を課せられたとすれば、脱落者を決めるための審査でしかなくなるのは、必然ではないか。

そして、案の定、本番パフォーマンスが不十分となると、J.Y.Parkがネガティブな講評コメントをすることで、実際に脱落した場合の根拠を揃えることができる。

誰かを脱落させなければならないサバイバル・オーディション番組だから、仕方がないとはいえ、ネガティブな雰囲気が漂うチームのドキュメンタリーを観るのは、ちょっと辛い。

頑張って猛練習したが、J.Y.Parkの講評は厳しかった―特にショーンとユウキ

J.Y.Parkは中間チェックの際に、ユウキにはダンスの動きがテンポに合っておらずメリハリがない、ミラクにはダンスが硬くなっている、ショーンには自分の動きで精いっぱいでチームの一員になれていない、との問題点を指摘し、チーム全体には「4人が一緒に表現しているという思いが大事」とアドバイスした。

このため、リーダーのトモヤは動きを揃えることだ大事だと考えて、チームに何度も何度も反復練習をさせることにした。

本番ステージでは、4人はモノトーンのカッコいい衣装で、何とか自分たちの持てる力を最大限発揮できた。しかし、J.Y.Parkの講評は厳しいものだった。J.Y.Parkはまずため息をつき、こう話した。

「このパフォーマンスは、メンバー同士の統一性が一番大事です。でも、それが足りないように見えます。多くの動きのタイミングとダンスのラインが、少し合っていないです」

「ミラク君には、踊る時、体が少し固まるように見えることを指摘しましたが、それを直してきたように見えます」

「ショーン君は、驚くほどの才能を間違いなく持っています。でも、僕がショーン君を選んだ時から、少し心配していたのが、チームの一員として、他のメンバーと合わせるべきことを、上手くできるかな？結局、ここに来てまでも、その問題が残っているようです」

「ユウキ君には、僕が中間チェックの時、踊る時のメリハリ・強弱をつけるように言いましたが、そのメリハリ・強弱が足りないことが、チームの統一性に悪い影響を与えました」

「パフォーマー・トモヤは素晴らしかったです。でも、リーダー・トモヤは少し残念ですね。チームワークと統一性が足りない理由は何だと思いますか？」

J.Y.Parkに質問されて、トモヤは直ぐには言葉が出ず、ようやく「振りが合ってないとおっしゃったんですけど―」と話し始めて、泣きそうになった。

「僕たちは、僕たちなりに、ディテールとかを本当に毎日頑張って。他のチームに負けたくないっていう気持ちが大きくて」と述べながら、トモヤは涙ぐみ、涙をこらえながらこう話した。

「やったんですけど。やっぱ、練習量は、僕たちは、後悔しないくらい本当に頑張ったんで、後悔はないです。次、もしチャンスがあれば、もっと振り合わせだったり、そういう部分を特に頑張らないといけないなって思います」

これ以上できないくらい沢山練習したのだが、課題曲の難易度が高く、メンバーたちは現在の能力の限界に達したものと思われる。

今回「DayDay.」でオンエアされたJ.Y.Parkのコメントだけを見る限り、ユウキがデビューできる確率がかなり下がり、ショーンが脱落の崖っぷちに立たされたように思える。

図表1　韓国合宿2ndステージ・チーム審査①での12人の順位（年齢は2023年11月16日「DayDay.」放送時に表示された年齢）

1位　ハル（井上陽、17、JYP練習生）[キューブ2] 個人審査5位、日本合宿3位
2位　トモヤ（植村朋哉、17、JYP練習生）[キューブ2*] 個人審査2位、日本合宿1位
3位　ユウヒ（小森優陽、16、JYP練習生）[キューブ2*] 個人審査4位、日本合宿6位
4位　ユウ（富安悠、18）[キューブ2] 個人審査1位、日本合宿8位
5位　ケン（蘇建、17）[キューブ2] 個人審査3位、日本合宿12位
6位　セイタ（河嶋星太、16、JYP練習生）[キューブ2] 個人審査9位、日本合宿11位
7位　ユウキ（西山裕貴、16）[キューブ2*] 個人審査6位、日本合宿2位
8位　エイジ（伊藤瑛史、16）[キューブ2] 個人審査7位、日本合宿4位
9位　ソウダイ（三浦颯大、18、JYP練習生）[キューブ1] 個人審査10位、日本合宿10位
10位　ミラク（星沢弥樂、15）[キューブ0] 個人審査12位、日本合宿5位
11位　タイガ（藤牧大雅、18、JYP練習生）[キューブ0] 個人審査11位、日本合宿7位
12位　ショーン（柗原翔音、18）[キューブ1] 個人審査8位、日本合宿9位
*追加キューブ獲得。

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