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・韓国合宿2ndステージ・チーム審査①個人順位―ハルが初の1位、最下位はミラクからショーンに交代
・ケン・セイタ・ソウダイのチーム―ケンがリーダーシップで苦闘、ソウダイの歌唱力が本番で活かせず
・トモヤ・ショーン・タイガのチーム―ショーンとタイガがシンクロ不十分でダメ出しされる
K-POPのJYPエンターテインメントの日本拠点ボーイズグループ（NiziUの弟分）発掘のオーディション番組「Nizi Project Season2」（虹プロ2、ニジプロ2）のパート2の韓国合宿の第5話が、2023年11月10日（金）22時からHulu完全版で配信された。韓国合宿の2ndステージのチーム審査①の後半戦から個人順位発表までが描かれた。
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韓国合宿2ndステージ・チーム審査①個人順位―ハルが初の1位、最下位はミラクからショーンに交代
韓国合宿2ndステージのチーム審査①での個人別順位発表では、若干のサプライズもあった。初の1位となったのは、既にスターに見えるほどの実力者の、JYP練習生・ハル（井上陽）だった。2位は日本合宿1位、韓国合宿個人レベル審査2位で、実力が非常に高く人柄も良いトモヤだった。3位はチーム審査①で成長を見せたユウヒだった。
2ndステージのチーム審査①で2チームずつの対決で勝利したチームのメンバーは、全員キューブを獲得した。負けたチームのメンバー計6人のうち、追加でキューブがもらえたのはトモヤ、ユウヒ、ユウキの3人だった。
前回の第1ステージの個人レベル審査で最下位だったミラクは10位に浮上し、2回連続最下位による脱落を回避できた。代わりに、2ndステージのチーム審査①で最下位になったのは、ショーンだった。
ただし、J.Y.Park（パク・ジニョン）は「今日は正直ダメだった人はいませんでした。だから、次のラウンドはもっと発展した姿を見せてください」と述べたので、ショーンが脱落の可能性が高いわけではなく、次回に改善を見せれば逆転は十分可能と思われる。
筆者の感想としては、3位のユウヒと6位のセイタは思ったより順位が高く、8位のエイジは思ったより低かった。ショーンが最下位だったのはちょっと意外だったが、タイガが最下位になると悲壮感一色になりそうだったので、悔しがって前向きに挽回を目指すショーンでむしろよかったかもしれない。
筆者個人的には、現時点でデビューの可能性が非常に高いのはトモヤ、ハル、ユウで、その次に可能性がありそうなのがユウヒ、エイジ、ケン、ユウキで、危ないのがミラク、タイガ、ショーンだと思っている。
図表1 韓国合宿2ndステージ・チーム審査①での12人の順位（年齢は2023年11月1日または8日の「DayDay.」放送時に表示された年齢）
1位 ハル（井上陽、17、JYP練習生）[キューブ2] 個人審査5位、日本合宿3位
2位 トモヤ（植村朋哉、17、JYP練習生）[キューブ2*] 個人審査2位、日本合宿1位
3位 ユウヒ（小森優陽、16、JYP練習生）[キューブ2*] 個人審査4位、日本合宿6位
4位 ユウ（富安悠、18）[キューブ2] 個人審査1位、日本合宿8位
5位 ケン（蘇建、17）[キューブ2] 個人審査3位、日本合宿12位
6位 セイタ（河嶋星太、16、JYP練習生）[キューブ2] 個人審査9位、日本合宿11位
7位 ユウキ（西山裕貴、16）[キューブ2*] 個人審査6位、日本合宿2位
8位 エイジ（伊藤瑛史、16）[キューブ2] 個人審査7位、日本合宿4位
9位 ソウダイ（三浦颯大、18、JYP練習生）[キューブ1] 個人審査10位、日本合宿10位
10位 ミラク（星沢弥樂、15）[キューブ0] 個人審査12位、日本合宿5位
11位 タイガ（藤牧大雅、18、JYP練習生）[キューブ0] 個人審査11位、日本合宿7位
12位 ショーン（柗原翔音、18）[キューブ1] 個人審査8位、日本合宿9位
*追加キューブ獲得。
ところで、J.Y.Parkは2023年11月11日の日本テレビ系「世界一受けたい授業」に出演し、キーボードを弾きながらJ-POPの1980年代の名曲を次々と熱唱し、才能の凄さを発揮していたが、番組中の随所に「Nizi Project Season2」の宣伝映像が盛り込まれていた。（旧）ジャニーズのキンプリ・永瀬廉が出演していたのに、番組側が全く忖度していなかったのはさすがだった。
以下は、11月8日の「DayDay.」先出し特集を受けた記事を、完全版を観て加筆したものだ。
ケン・セイタ・ソウダイのチーム―ケンがリーダーシップで苦闘、ソウダイの歌唱力が本番で活かせず
初のチーム・リーダーとなったケンは、ボーカルやダンスではJYP練習生のセイタやソウダイにアドバイスできる立場ではなかった。しかし、ケンは3人の名前入りのブレスレットを手作りして2人にプレゼントし、チームの雰囲気を良くして、結束を強めた。
課題曲は2PMの「Comeback When You Hear This Song」で、3人は黒白のスタイリッシュな衣装でステージに立った。椅子を使った演出もあった。
J.Y.Parkは「いろんな面で期待以上の舞台でした」「ダンスは期待していませんでした。ただ歌を訴えかけるように歌ってほしかったんです。この曲は感傷的なメロディーなので、体を沢山動かす振付をしながら訴え掛けるように歌うのは難しいからです。訴える力を感じたし、ダンスも素晴らしいシンクロ感で、ダンスまで良かったです。メンバー同士の統一性が練習量です。皆さんの統一性は、最高のレベルでした。練習量が感じられるパフォーマンスでした」
「ケン君とセイタ君は、歌が期待以上でした。単純にメロディーを上手く歌うだけでなく、その奥に感情を入れて歌っていたことが、印象的でした」と褒めた。
J.Y.Parkに「ケン君は自分がどこまで成長できると思いますか？」と尋ねられ、ケンは「正直自分で言うのもあれなんですけど、（中略）自分ってこうやって買われたから、もっと一生懸命練習したら、想像以上に伸びるんじゃないかと思います」と答えた。これにJ.Y.Parkは「私も信じるようになってきました。ビリの逆襲はまだまだ続きます」と述べた。
しかし、J.Y.Parkは、メインボーカル候補のソウダイについては、「１つだけ残念なところがありました。最後のところで、ソウダイ君が歌で強烈な何かを見せてほしかったのですが、最後に歌唱力を爆発させられなかった。その点だけがとても惜しいです。自信を持って歌えなかったように見えましたが、理由がありましたか？」と辛口だった。
これについて、ソウダイ本人は「僕が裏返ってしまったら、今までのチームの全てがなくなってしまうと思って、少し抑えめに歌ってしまったのが、原因だと思います」と述べた。J.Y.Parkは「表現力はとても良くなりました。次のステージでは、思いっきり歌の実力を見せてほしいです」と注文をつけた。
J.Y.Parkはソウダイの歌唱力は評価しているものの、高音で力んで最善の歌唱ができない問題が改善されなければ、デビューメンバーに選ばないかもしれない、との予感がある。
トモヤ・ショーン・タイガのチーム―ショーンとタイガがシンクロ不十分でダメ出しされる
トモヤ・ショーン・タイガの3人組の課題曲はWanna Oneの「Energetic」で、J.Y.Parkはこのパフォーマンスに要求するものは「速くて正確なシンクロ感のあるパフォーマンス」と述べていた。
これまでにJ.Y.Parkから、ショーンはダンスにスピードがない、タイガはダンスのラインが見えない、と課題を与えられていた。リーダーのトモヤは卓越したダンススキルの持ち主で（歌も上手）、人柄もよく、このミッションでショーンとタイガの順位が上がるように協力したいと考えて、2人のために基礎練習のルーティーンのメニューを作った。
しかし、ダンスのトレーナーのレッスンでは、タイガがリズムより速く動いてしまったり、ショーンがリズムとずれてしまっている、などと指摘され、シンクロが上手くできていないことがうかがえた。
本番では3人は白の衣装でステージに立った。途中のトモヤの高音熱唱は素晴らしく、トモヤがダンスも歌も「Nizi Project Season2」のエースであることがよく分かった。
J.Y.Parkは「まず、メンバー3人とも、自分の足りないところを補ったのが、見えました」と褒めた。
トモヤに関しては、J.Y.Parkは「ダンスは、振付の動きとその動きの奥に込めているフィーリングが合わさったものです。今日トモヤ君は、その2つが全部良かったです」と称賛した。
ショーンについては、J.Y.Parkは「ショーン君はK-POPダンスのスピードと正確さが、いつも足りなかったです。でも、そういうところが、とても良くなりました」と褒めた。
タイガについても、J.Y,Parkは「タイガ君も、いつも体が重そうに見えていたことが、良くなりました」と褒めた。
しかし、最後はネガティブなコメントになった。J.Y,Parkは「でも、このパフォーマンスで何よりも大事なことは、統一性でした。メンバーそれぞれの足りないところは良くなりましたけど、統一性が残念でした。トモヤ君がアドリブをする時、他の2人（ショーンとタイガ）がロッキング・ダンスをしましたが、全く揃ってなかったです。そのシーンがこのパフォーマンスの弱点をすべて表した残念な点が、集約された部分だったと思います」
「Wanna Oneのパフォーマンスを見ると、驚くほどメンバー同士の統一性を見せてくれます。速度と角度、回転するタイミング、止まるタイミングが、驚くほど揃っていますが、それに比べて、もちろんまだデビューしていない練習生ですが、残念でした。今は、下手にならないことを目標にしないで、上手になることを目標にしてください」と話した。
J.Y.Parkが勝利チームはケンのチームと発表すると、トモヤはタイガとショーンに「ゴメン」と謝っていた。トモヤは、チームワークが悪いのはリーダーのせいだと思ったという。責任感が強い人だ。
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*2023年10月7日（土）14:30より日本テレビ（関東ローカル）で「実況！ニジプロ2」放送開始（ヒロミ、森圭介アナがパフォーマンスを実況）
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