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・推定売上は過小評価の可能性もあるとの思いはあるが、まずは目に触れやすいTOP5に入れて良かった
・課題は明らか―知名度を上げること、取り扱い店舗を増やすこと
・イベント一覧 ・番組情報 ・商品情報
2019年のサバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN」（日プ）の元人気練習生7人で結成した日韓ボーイズグループ・ORβIT（オルビット、通称およびハングル読みはオルビ）の2020年11月11日発売のデビューアルバム「00」（オーツー）は、ビルボード・ジャパンの2020年11月9日～15日の週のトップ・アルバム・セールス・チャートで、売上1万9,219枚で5位にランクインした（ビルボード・ジャパンの2020年11月16日22:33配信の記事を参照）。
図表 Billboard JAPAN Top Albums Sales
（2020年11月9日～11月15日までの集計）
1位『Strawberry Prince』すとぷり（232,122枚）
2位『This is 嵐』嵐（39,675枚）
3位『In the Fairlife』浜田省吾（20,808枚）
4位『NEED』渋谷すばる（19,878枚）
5位『00』ORβIT（19,219枚）
出所: ビルボード・ジャパンの2020年11月16日22:33配信の「【ビルボード】すとぷり『Strawberry Prince』が232,122枚を売り上げてALセールス首位 前週首位の嵐『This is 嵐』は2位」
この週間チャートのCD売上の数字は、サウンドスキャンジャパンによる実店舗・コンビニ・Eコマース（ネットショップ）すべての販売チャンネルの9割以上をカバーする、パッケージ実売データを元にした全国推定売上枚数だ。
推定売上は過小評価の可能性もあるとの思いはあるが、まずは目に触れやすいTOP5に入れて良かった
セールスデータ集計対象店の大部分が公表されているが（こちらのサイト）、ORβIT「00」取扱店で集計対象店リストに記載されているのはHMVの店舗とオンライン（ローソンエンタテインメントに含まれる）、SHIBUYA TSUTAYA（TSUTAYA RECORDSに含まれる）、山野楽器2店舗のみだ。
ORβITの公式ショップSPACESHIPの名前は対象店リストに見当たらない。
結局のところ、日本全体のCD売上を完全に網羅した統計は存在しないので、ビルボード・ジャパンにせよ、オリコンにせよ、調査結果に推計を加えたものを売上として発表している。
ビルボード・ジャパンのORβIT「00」の売上の数字が過小評価されている可能性もあるのではとの思いはあるが、まずは、TOP5に入れて、多くの人が読む記事に掲載されて良かった、と喜びたい。
3位～5位の売上の数字が大差ないのを見ると、もしかしたら5位と6位以下の差も小さかったかもしれないので、ヘタすると推計次第ではTOP5に入れず、この記事にも載らなかったかもしれないのだから。
ORβITは小さな新興事務所の所属で、メジャーレーベルでもなく、取扱店舗も少ない。しかも今回は、コロナ禍での渡航制限で日本組と韓国組が分断されたままで、知名度を上げるためのプロモーション活動も限られた。そんな逆境の中で、5位以内に入れて、多くの人の目に触れることができて良かった。
課題は明らか―知名度を上げること、取り扱い店舗を増やすこと
ただ、今後の課題は明らかだ。ORβITのクオリティーはメンバーの才能と努力で申し分なくハイレベルなので、あとはメディア露出も含め、もっと知名度を上げ、取り扱い店舗も増やすべきだ。こういうのは、事務所やレーベルの営業活動なしには、進展は難しいだろう。
もちろん、ファンとしては知名度アップのために、できる限りのことはするつもりだ。SNSでの広報活動や、番組に曲かけや出演のリクエストを送ったり、話題になりそうなランキングなどにORβITのメンバーを投票したりなど、今までもやってきたが、これからもやって行きたい。
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