(目次)・TOP
・ニキがデビューできて嬉しいが、ケイが脱落してショック
・ニキはメインダンサーとして必要と思われた
・脱落したケイの最後の挨拶と、パン・シヒョク代表の言葉
・ BTSメンバーの主なコメント
・ TOMORROW X TOGETHERメンバーのコメント
・パン・シヒョク代表の合格者への言葉
BTSを輩出したビッグヒットエンターテインメントとMnet放送局CJ ENMが共催していたグローバル・ボーイズグループのサバイバル・オーディション「I-LAND」の最終回が2020年9月18日(金)の午後8時からABEMA TVとMnetで3時間強にわたって生放送され、新グループ・ENHYPEN(エンハイフン)としてデビューする7人が決定した。
この最終回生放送の一部始終を、先輩グループのBTSとTOMORROW X TOGETHERのメンバーたちが、緊張気味に見守っていた。ENHYPENはビッグヒットとCJ ENMの合弁会社BELIFT LABの所属になるが、同じビッグヒット・グループ所属だから、番組内でもBTSは先輩と位置付けられていた。
デビュー組7人は、グローバル視聴者投票の上位6人の、ジョンウォン、ジェイ、ジェイク、ニキ(日本人)、ヒスン、ソンフンと、プロデューサー陣が選んだソヌに決定した。プロデューサー陣には、ビッグヒットのパン・シヒョク代表やBTSの振付師として有名なソン・ソンドゥク氏もいた。
ENHYPENの7人のメンバーと脱落者2人
グローバル視聴者投票による選択(上位6名):
1位 ヤン・ジョンウォン 141万7,620票
2位 ジェイ(韓米ハーフ) 119万2,889票
3位 ジェイク(韓豪ハーフ) 117万9,633票
4位 ニキ(日本人) 114万0,728票
5位 イ・ヒスン 113万7,323票
6位 パク・ソンフン(元フィギュアスケーター) 108万8,413票
プロデューサーによる選択(1名):
8位 キム・ソヌ 93万5,771票
脱落:
7位 ケイ(日本人) 94万6,046票
9位 ダニエル(韓米ハーフ)77万3,792票
ニキがデビューできて嬉しいが、ケイが脱落してショック
筆者はファイナリスト9人の全員に親しみを感じていたので、できることなら9人一緒にデビューしてほしかったし、、特に日本人のケイとニキは一緒にデビューしてほしかった。
だから、日本人のケイが脱落してしまったのは、ショックだった。ケイはグローバル視聴者投票では7位だったから、7人全員が投票のみで決まっていたら、合格していた。
プロデューサー陣は前回のプロデューサー評価で1位だったケイでなく、ソヌを選んだ。なぜソヌを選んだかについては、何も説明はなかったが、筆者の推測では、理由は以下のいずれか、あるいは全部と思っている。
(1)既に日本人のニキが合格していたから、最後の1人は韓国人のソヌを選んだ。
(2) 22歳のケイよりも若い17歳のソヌを選んだ。
(3) 既にダンスの達人・ニキが合格していたから、ダンスが得意なケイよりも歌が得意なソヌを選んだ。
今回のグローバル視聴者投票の順位を見て直ぐに分かるのは、前回の結果を受けた「救済票」で順位が大幅上昇したり、安心したら順位が大きく下がったりしたケースが生じたことだ。たとえば、ジョンウォンは前回のプロデューサー評価では9位のぎりぎり合格だったため、今回は救済票が殺到して1位になった。
逆に、前回1位だった日本人ケイは、安全圏にいるとみなされて票の集まりが悪く、今回7位に順位を大幅に下げて、脱落した。同様に、前回3位だったソヌも、8位に後退してしまった。
ニキはメインダンサーとして必要と思われた
では、前回2位だったニキが今回あまり順位を下げずに4位で合格したのはなぜかというと、やはりダンスが一番上手だとグローバル視聴者が認めていて、こういう華のあるダンスができるメンバーがグループに絶対に必要だと思われたからだろう。
また、ファイナルの3日前に9人のアイランダーたちが一斉に各自の自己PR動画を公開したが、ニキのマイケル・ジャクソンのダンス(ボイパはダニエルがしてくれていたと判明)とコメントの動画は、とても良かったと思う。
ニキは4位で呼ばれて、ものすごく驚き、泣いた。MCが読み上げた講評は、パフォーマンスの実力者、圧倒的な実力を発揮、というものだった。
ニキのコメントは以下の通り。「本当にありがとうございます。今まで応援してくださったファンのみなさんに、まず感謝の気持ちを伝えたいと思います。これからENHYPENというグループとして活躍することになります。僕はまだ足りないところがありますが、これからもっと素敵な姿をステージで披露できるように頑張って行きたいと思います」
脱落したケイの最後の挨拶と、パン・シヒョク代表の言葉
ケイは脱落してしまい、かなりショックを受けたようだった。ケイの最後の挨拶は以下の通り。
「残念な気持ちですが、これからも音楽は続けたいと思います。良い経験になりました(涙ぐんで言葉に詰まる)。もっと頑張って、ENHYPENと同じステージにいつか立てるように頑張って行きたいと思います。ありがとうございました」
ニキが号泣していた。ケイと同い年の1997年生まれのBTSのジョングクが、食い入るようにケイを見つめていた。
パン・シヒョクが脱落したケイとダニエルにこう述べた。「本当に今、悲しいと思うし、辛いと思いますけど、皆さんも夢を忘れずに追い求めれば必ず成し遂げられると、自信を持って伝えたいと思います」
「何度も伝えたように、皆さんの傍でその夢を叶えられるようにサポートして行きたいと思います。皆さんには、夢を忘れずに、諦めずに音楽への情熱を持ち続けてほしいです。カッコいい姿を見せてください。BTS、TXT、ENHYPENと同じステージで会えるように、私も最善を尽くしたいと思います」
BTSメンバーの主なコメント
J-HOPE「(ファイナルステージの感想)ステージ、本当によかったです。先輩と言う言葉がちょっと恥ずかしいんですけど、これからは仲間であり、先輩としてアドバイスしたいと思います」
「本質を忘れないこと、初心を忘れないことが、大事だと思います。なぜアイドルになりたいと思ったのか。何を頑張ってここまで来たのか。何を頑張って努力すべきか。答えは決まっていると思います。皆さんが音楽を愛するその気持ちとパフォーマンスへの努力と情熱だと思います。それを忘れなければ、もっと輝く星のようになれると思います」
ジミン「アドバイスするほどの人間ではないと思うんですけど。応援してくれる人を忘れない。メンバーを愛する。自分の仕事を愛すればいい結果が出ると思います」
ジョングク「ステージありがとうございました。最初に見た時は、1人が目立つような姿はありませんでした。みなさん本当に上手ですので。でも途中で、ジョンウォン君、本当に上手でした。記憶に残っています。僕は今までいつも情熱1つでここまで来たと思います。皆さんも今の気持ちを忘れずに。これからも発見して成長してほしいです」
ジン「僕たちのデビューが決まった時に、みんなを見て一緒にやって行きたいなと思いました。新しくデビューするみなさんも、長くやって行くと思うので、幸せになって欲しいし、仲よくしてほしいです」
シュガ「昔のことを思い出します。誇らしく思います」
V「僕はI-LANDに本当に食べるものが多くて、羨ましいと思いました。練習の時は、昔はそうだったっていう話をしたんですけど、ゆでた鶏肉に塩を振って食べたりしました。みなさん家族のように仲良く過ごしています」
J-HOPE「『FAKE LOVE』本当によかったです。ジェイク、本当に面白いですね。黒歴史のこと、涙を流す場面が本当に面白かったです」
ジョングク「今まで本当によくやったと言いたいです。これからも自分が行けるところまで高みを目指して行ってほしいです。早く自分の個性を見つけて」
V「(合格メンバー発表式前の段階で)予めおめでとうと言いたいです。本当に素敵なステージを披露してくれて、ありがとうございます。本当にカッコ良かったです。機会があれは同じステージに立ちたいと思います」
RM「落ちた人にも新しいことが待っていると思います。同じステージで、また、事務所が新しい社屋に引っ越すので、そこでまた会いたいと思います」
ジミン「本当に心からおめでとうございます。お話ししたいことは、今日脱落された方も、今日を忘れずにいれば、皆さんのやりたいこと、全部叶えられると思うんですね。デビューすることがすべてではないと思います。デビューしたからと言って、何かになれたわけではありません」
「今日を忘れずにいれば、やりたいことをこれから叶えて行けると思います。そしてENHYPENと一緒にステージに立てる日が来ると思いますので、絶望せずに、希望を持ってやり続ければ、もっといい結果があると思います」
TOMORROW X TOGETHERメンバーのコメント
スビン「(冒頭挨拶で)僕が緊張します(笑)。本当にお疲れ様でした。緊張せず、皆さんの実力を発揮してください。いい結果であることを祈っています。ファイト!」
ヨンジュン「今日本当にカッコよかったです。ここまでくるのに、どれだけ多くの苦労をされてきたのかということは、本当によく分かります。一緒に練習してきた仲間もいるので、おめでとう、お疲れ様でしたと言いたいです」(一緒に練習していたが、TXTに入れなかったヒスンをねぎらった言葉とみられる)
「ここにいらしている志願者(脱落者)の皆さんも、これまでの経験を活かして、ベースにして、素敵なアーティストに成長して行ってほしいなと思います。本当にお疲れさまでした」
パン・シヒョク代表の合格者への言葉
パン・シヒョク代表の合格者に向けたコメントは以下の通り。「心からおめでとうございます。アーティストとしての人生は、皆さんが思っているのと違って、いつも幸せではないし、いつも悲しくもありません。皆さんが音楽とステージへの情熱を夢を忘れずに、また、ファンの愛情を忘れなければ、アーティストとして成功できると思います」
I-LANDの記事:
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2020年9月12日付 『I-LAND』#11―PD評価で日本人ケイ1位、ニキ2位も次回最終回に不安、特番にセブチ・TXT
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2020年8月22日付 『I-LAND』#8―BTSテストでプロデューサー評価で1人脱落し11人に、日本人3人は残るも順位が心配
2020年8月15日付 『I-LAND』#7―日本人3人もパート2に進めたが、デビューできるのは12人中7人、BTS登場
2020年8月1日付 I-LAND #6―パート2に進める6人が確定、グローバル投票であと6人追加へ/ 8月14日にBTS降臨?
2020年7月26日付 I-LAND #5―グローバル視聴者投票開始、日本人ニキとタキを含むグラウンド組救済手段は投票のみ
2020年7月22日付 I-LAND #4―日本人ケイが1位でI-LANDダンスリーダーに、降格組日本人ニキが一発逆転を狙う
2020年7月11日付 I-LAND #3―日本人ニキが脱落組に、代わりにタキが昇格、次の課題はBTS『FIRE』(Remix)アクロバット入り
2020年7月4日付 I-LAND #2―日本人ニキがセンターを務めるも厳しい評価、審査員は脱落者数を決め、誰かは仲間内投票
2020年6月28日付 BTSがTOKYO MX『音ボケPOPS』にVTR出演/『I-LAND』#1―超豪華施設、残酷な仲間内投票制
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