『I-LAND』#8―BTSテストでプロデューサー評価で1人脱落し11人に、日本人3人は残るも順位が心配

2020年8月22日 2024年12月15日

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・最下位12位の日本人タキはチーム優勝で脱落免除、代わりに11位のゴヌが脱落
・プロデューサー絶賛1位のヒスンは人柄もいい、日本人でデビュー圏はケイのみ、ニキとタキに不安
・グローバル視聴者投票の中間状況―日本人でデビュー圏内はタキ1人

ワールドスターBTSを輩出したビッグヒット・エンターテインメントとMnet放送局のCJ ENMが開催中のサバイバル・オーディション「I-LAND」の第8回が、2020年8月21日23時よりABEMA TVとMnetで放送された。

パート2の第1回目のテストでは、12人が4人ずつのユニット3組に分かれて、BTSの楽曲の課題曲の歌とダンスのパフォーマンスを行い、プロデューサー陣の評価のみで採点され、1人の脱落者が決定した。

プロデューサー陣には、直接採点しないが評価協議で重大発言を繰り返すパン・シヒョク代表、BTSの振付師として有名なソン・ソンドゥク氏もいた。パート2は脱落したら復活なしなので、ソンドゥク氏らは候補生の練習室を中間評価とフォローアップで訪問し、厳しくかつ熱心に指導した。ソンドゥク氏のダンス指導シーンは、なかなか興味深かった。

最下位12位の日本人タキはチーム優勝で脱落免除、代わりに11位のゴヌが脱落

脱落者は最年長メンバーのイ・ゴヌだった。12人中12位だった日本人・タキは、所属ユニット（「FAKE LOVE」チーム）が合計点で1位だったため、事前に定められた1位ユニットの特権によって脱落が免除され、代わりに11位のゴヌが脱落した。タキは申し訳ないと泣いていた。

脱落したゴヌは、パート1の最終回テストでプロデューサー陣によって降格させられた後、グローバル視聴者投票で4位となって「I-LAND」に復活していた。ゴヌは今回も、プロデューサー陣から「成長が止まっている」と厳しい評価を受けた。他の11人と涙の別れをして、ゴヌは夜の森の中を1人でリュックをしょってとぼとぼと帰って行った。

次回の第2回の脱落者はグローバル視聴者投票のみによって決定されるが、第3回の脱落者は再びプロデューサー陣の評価のみによって決定される。今回プロデューサーによる評価が低かったメンバーは、弱点を改善しておかないと、第3回脱落式で危ないかもしれない。

プロデューサー陣による順位結果は以下の通り（カッコ内はユニット課題曲）。7位まではデビュー圏で、バッジがもらえる。

1位　イ・ヒスン　93点　（FAKE LOVE）
2位　ヤン・ジョンウォン　81点（I NEED U、リーダー）
3位　パク・ソンフン　79点　（FAKE LOVE、元フィギュアスケーター）
4位　ケイ　78点　（DNA、リーダー、日本人）
5位　キム・ソヌ　77点　（FAKE LOVE）
6位　ジェイ　74点　（DNA）
7位　ジェイク　70点　（I NEED U）

8位　ニキ　69点　（DNA、日本人）
9位　ハンビン　66点　（DNA）
10位　ダニエル　64点　（I NEED U）
11位　イ・ゴヌ　60点　（I NEED U、脱落）
12位　タキ　57点　（FAKE LOVE、リーダー、日本人）

プロデューサー絶賛1位のヒスンは人柄もいい、日本人でデビュー圏はケイのみ、ニキとタキに不安

プロデューサー陣は1位となったヒスンのステージ・パフォーマンスを「最高」と、大絶賛していた。

ヒスンは歌もダンスも実力のあるイケメンだが、人格者でもあった。「FAKE LOVE」ユニットで初めてリーダーを務めることになったタキが苦しんで泣いているのを見て、温かく慰めて「サポートしたい」と申し出て、メンバーのダンスの指導もして、同じユニットのソヌに「ヒスン兄さんは本当に優しいね。天使みたい」と絶賛されていた。

タキは今回はリーダー役が心理的負担になったのと、課題曲「FAKE LOVE」が苦手な高音歌唱を要求される難曲だったこともあって、あまり上手くできなかった。

パン・シヒョク代表が「タキ君はすごく上手かったり、上がったり下がったりがありますね」「とても残念でした」と発言し、筆者は少し心配になった。

JYPのNiziプロジェクトでJ.Y. Parkことパク・ジニョンが、最後の最後で落としたメンバーに理由として、いい時と悪い時の差が大きいのは困る、一定の質を維持する必要がある、と述べていたからだ。だが、タキは次回は慣れないリーダー業務から解放され、上手にできるだろう。

日本人の3人のうち最高順位の4位だったケイについては、パン・シヒョク代表が「オーディションの応募映像を観て期待値が高かったが、それに見合った得点を出せていない」、他のプロデューサーも「中途半端」と若干辛口の評価だった。

ニキは脱落したくないと焦るあまり、勝手にダンスにアドリブを入れて、ユニット・リーダーのケイはそれに録画を見て気づいて、日本語でニキに注意した。当初ニキは心を閉ざし、ユニット内の雰囲気が重苦しくなった。ギクシャクする2人の橋渡しをしたのは、ベトナム人のハンビンだった。ハンビンに感謝だ。ニキも「ケイさんのことは本当に好きで尊敬しています」と認め、ユニットの雰囲気は改善した。

ニキについては、ソンドゥク先生は「危ないメンバーの1人ではないかと思います。上手なんだけど、あまり感動しませんでした」と、やや厳しい意見を述べていた。