Trainee Aデビュー白紙か―『プロジェクトが終了されてしまいました』/KOZのデビュー組に合流の可能性は？

2022年12月25日

（目次）・TOP
・Trainee Aのデビュー・プロジェクトが打ち切られ、デビュー白紙となった模様
・HYBEの会社説明会で2023年のBIGHIT MUSICからの新人デビューへの言及なし
・HYBE傘下のZICOの事務所・KOZエンタからデビューするグループに加入の公算は？

K-POPのHYBEのBIGHIT MUSICでデビュー評価の最終段階にいた練習生グループ・Trainee Aの公式ツイッターで彼らのスタッフが2022年12月16日に、12月23日（金）の日韓時間の午後8時をもって、Trainee AのすべてのSNSアカウント（YouTube、TikTok、インスタグラム、ツイッター、サウンドクラウド）を閉鎖すると発表し、筆者を含めTrainee Aを見守ってきた者たちに衝撃を与えた（2022年12月17日付　HYBE BIGHITのTrainee Aが12月23日に全SNS閉鎖へ、デビュー白紙か？それともデビュー決定か？）。

その後、運命の2022年12月23日を経て、Traineeの公式ツイッター・アカウントは削除された。インスタグラムやTikTokのアカウントも見当たらない。

YouTubeのTrainee Aチャンネルだけは2022年12月24日23:40時点でまだ存在しているが、コンテンツは全て削除され、空っぽだ。いつかチャンネル名が変わって、新たなコンテンツが公開されるだろうか？＆TEAMのチャンネルが、デビュー決定前は＆AUDITION Boysというチャンネル名だったように。

Trainee Aのデビュー・プロジェクトが打ち切られ、デビュー白紙となった模様

Trainee Aや彼らのスタッフからは、SNS閉鎖の理由についての正式な説明は一切ない。しかし、Trainee Aの6人のメンバーのうち、タイ人のヨチ（YORCH）が、自身のインスタグラム（yorch_yongsin）で2022年12月23日20時過ぎに発信したストーリーに、以下の衝撃的な英文を掲載した。筆者の仮訳を付けてみた。

[YORCHのインスタストーリーの英語原文]
I am so sorry to tell you all that the project has been ended and I would like say thank you to everyone who has been supporting us, thank you for bringing us so many precious memories. Also from now on, no matter what we do or which way we go, I hope everyone will support us as always. I love you all

[仮訳]
皆さんに残念なお知らせがあります。プロジェクトが終了されてしまいました。僕たちを応援してくださった全ての方々に、お礼を申し上げます。僕たちに沢山の貴重な思い出をくださってありがとうございます。今後、僕たちが何をしようが、どんな道に進もうが、僕は皆さんがいつも僕たちを支えてくださることを希望します。皆さん、愛しています。

ヨチは「プロジェクトが終了されてしまいました（the project has been ended）」と明言し、今後「どんな道に進もうが」と述べていることから、Trainee Aの6人のデビュー・プロジェクトが打ち切りとなった、つまりデビュー評価の最終結論は「デビュー白紙」となった模様だ。

だとすれば、とても残念だが、筆者個人的には、楽曲制作ができて英語が話せるリオ（LEO）が離脱してしまった時点で、内心、セルフ・プロデュース・ボーイズグループとしてのデビューは厳しくなったと思ってはいた。

それでもBIGHIT MUSICの上層部は残った6人でのデビューを模索する姿勢を示していたし、もう1人ウチャン（WOOCHAN）もヒップホップの楽曲が作れるので、一縷の望みを捨てたくはなかった（2022年8月27日「Trainee Aデビュー最終評価目前でまさかのリオ（LEO）離脱、残りの6人でデビューを目指す」を参照）。

外野から見れば、1人が離脱したらもう1人を補充すればいいと思えるかもしれないが、Trainee Aは厳選された多国籍の7人で、それぞれ強みがある絶妙のバランスで、簡単に入れ替えられるとは思えなかった。

8月に離脱したリオ（LEO）のように英語と楽曲制作ができて、歌もダンスも上手という人材は、なかなかいない。しかも、彼らは2022年10月からリオ（LEO）離脱まで10カ月にわたって、辛く過酷なデビュー評価に団結して耐えていて（夜中まで練習に打ち込んだりで、極限まで疲れ切り、精神的に追い詰められていた）、今さら新参者が入る隙があるとは思えなかった。

HYBEの会社説明会で2023年のBIGHIT MUSICからの新人デビューへの言及なし

その後、Trainee AのSNS更新が途絶えただけでなく、2022年11月10日の「2022 HYBE BRIEFING WITH THE COMMUNITY 」（HYBEの会社説明会）で、HYBEのパク・ジウォンCEO（最高経営責任者）が、2023年の新人デビュー計画について話した際に、BIGHIT MUSICからのデビュー予定の話を一切しなかったことで、一抹の不安を感じていた。

パク・ジウォンCEOは、日本で12月7日にデビューするグループ（＆TEAM）に加え、HYBE傘下のプレディス（PLEDIS）エンターテインメントに関しては、「新人ボーイズグループのデビューのための計画も順調に進められている」と明言した。

また、HYBEとCJ ENMとの合弁会社でENHYPENを擁するBELIFT LABに関しても、「2組目のアーティストをデビューさせるための準備に拍車をかけています」と述べた。これは「I-LAND2」が女性版であるため、新人ガールズグループとみられる。

パク・ジウォンCEOは、それ以外もさまざまな準備をしていると述べたので、これ以外にもデビューの可能性に含みを持たせたものの、具体的な話をしなかったので、まだ不透明要因があって公表できないのだろう。

HYBE傘下のZICOの事務所・KOZエンタからデビューするグループに加入の公算は？

たとえば、ボーイズグループ・Block B出身の人気ラッパー・ZICO（ジコ）は兵役で社会服務要員となっていた2020年11月に、自身の事務所のKOZエンターテインメントをHYBE傘下入りさせたが、2022年4月29日の除隊直前から11～12月にかけて、KOZエンターテインメントは何度かオーディションを実施しており、2023年に新人ボーイズグループをデビューさせたい意向とみられている。

筆者の単なる個人的推測だが、もしかしたらTrainee Aの6人のメンバーのうち何人かが、ZICOがプロデュースするボーイズグループに合流する可能性もあるのではないか？特に、Trainee Aのウチャン（WOOCHAN）はラップも楽曲制作もダンスもできる逸材だから、ZICOが興味を持ちそうな気もするが･･･。

Trainee Aの6人はBTSの直系の後輩になれるBIGHIT MUSICからのデビューを熱望してきたが、デビュー白紙となったからには、BIGHIT MUSICに練習生としてとどまることができるのか、その場合再びデビュー候補になれる可能性はあるのかなど、現実を見ながら、あらゆる可能性を検討しなければならない。

（プレディス（PLEDIS）の新人ボーイズグループは、パク・ジウォンCEO の話しぶりからして、2022年10月の段階でかなり仕上がってきているようなので、既にデビューメンバーが最終確定しているような印象だ）

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