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・日本出身メンバー・JJがジャスティン・ビーバーのLA公演見学の直前動画を公開、デビューが決まって研修か？
・Trainee Aのデビュー評価過程ドキュメンタリー・第2話―楽曲制作・振り付け考案で苦闘
・メンバーたちの日常的なシーンを集めた動画が面白い
K-POPのBTSを輩出したHYBEのBIGHIT MUSICから2022年にデビューが期待されている練習生の7人組グループ、通称"Trainee A"のYouTubeの公式チャンネルでの供給が増えてきた。
2022年3月に入り、公開された動画には、彼らのデビュー評価（審査）過程のドキュメンタリー・シリーズの第2話という、シビアで重苦しいものもある。
一方で、唯一の日本出身メンバーのJJが大好きなジャスティン・ビーバーの米国ロサンゼルスでのコンサート見学に行かせてもらえた際の会場入り直前の動画や、Trainee Aのメンバーたちの日常風景を集めた動画も公開された。
なお、Trainee Aの所属事務所は公表されていないが、メンバーの中にBTSの「Permission to Dance」のミュージックビデオ（MV）に出演した者がいたり、メンバーの宿舎とみられる部屋の棚にBTSがデザインしたマスコットのBT21が飾ってあったため、HYBEのBIGHIT MUSIC所属の練習生で間違いないと、ファンは確信している。
日本出身メンバー・JJがジャスティン・ビーバーのLA公演見学の直前動画を公開、デビューが決まって研修か？
Trainee Aの日本出身メンバーのJJが2022年3月9日11時頃に、YouTubeのTrainee Aチャンネルに、米国ロサンゼルスで大好きなジャスティン・ビーバー（Justin Bieber）のコンサートの会場入り直前の動画を公開した。約3分30秒の動画のほとんどで、JJは日本語と韓国語を話している。
なお、ダンスの達人・JJは2006年1月27日生まれの満16歳で、日米ハーフだが兵庫県出身で、母国語は日本語だ。韓国で練習生生活に入る前には、日本でボーイズグループとしての活動経験や、単独でのダンスの活動経験もあった。
・YouTubeのTrainee Aチャンネルに2022年3月9日に公開されたJJ @Justin Bieber Concert in LAの動画（3分29秒）
・YouTubeのTrainee Aチャンネルに2022年3月9日に公開されたbig fan of you, Bieber!!!! #Shortsの動画（14秒）
JJは日本語で興奮気味に「今日は何と、僕が大大大大大大大好きな、ロサンゼルス、ジャスティン・ビーバー・ライブを観に来ました。昔っから大好きで、本当にこういう機会を頂けて、すごい嬉しいです」と述べていた。
JJは韓国で宿舎生活をしている練習生だから、「こういう機会を頂けて」と述べているということは、事務所がおそらく研修の一環として、JJを米国ロサンゼルスで開催されたジャスティーン・ビーバーのコンサートの見学に行かせた、という意味だ。
では、一体いつのコンサートだったのか。ジャスティン・ビーバーのツアーのスケジュールをチェックすると、米国ロサンゼルスのCrypto.com ARENAで2022年3月7日（月）・8日（火）の公演があった。
これまでTrainee Aの動画は、撮影されてからYouTubeに公開されるまでかなり日数が経っているものもあったため（数カ月遅れのものもあるようだ）、正直筆者はJJはこんな最近すぎるライブではなく、もっと前のライブに行った可能性もあるかと思った。
しかし、よく考えてみると、2021年10月にデビュー評価（審査）過程入りした練習生が、デビューが決まらないのに会社のお金で米国ロサンゼルスに研修に行かせてもらえるわけがない。おそらく、デビューできることが確定したから、研修で渡米させてもらえたのだろう。
ちなみに、ジャスティン・ビーバーが所属している米イサカ・ホールディングス（Ithaca Holdings）は、2021年にHYBEに買収されたので、ジャスティン・ビーバーはHYBEファミリーのアーティストになった（HYBEの2021年大晦日の年越しオンラインライブにも出演した）。
HYBEがデビューが決まったBIGHIT MUSICの練習生を米国でのジャスティン・ビーバーのライブ見学に派遣するのは、容易だったに違いない。
Trainee Aのデビュー評価過程ドキュメンタリー・第2話―楽曲制作・振り付け考案で苦闘
2021年10月より公式なデビュー評価過程に入ったTrainee Aの7人が、2021年12月末の月末評価で、メンバーのLEO（リオ）が作った楽曲と自分たちで考えた振付で、評価者のお偉いさんたちの前で、パフォーマンスを披露している動画が、2022年3月8日にYouTubeのTrainee Aチャンネルに公開された。
この動画は「A-Road」というタイトルの、Trainee Aのドキュメンタリー・シリーズのEP.2（第2話）だ。また、その短いハイライト動画も3月9日に公開された。
・YouTubeのTrainee Aチャンネルに2022年3月8日に公開されたTrainee A 初の月末評価、「悪く言うと…」 [A-Road] EP.2（23分31秒）
・YouTubeのTrainee Aチャンネルに2022年3月9日に公開され1時間あれば作れる月末評価の振付（[A-Road] EP.2のハイライト動画）（58秒）
普通の韓国事務所の練習生の月末評価であれば、事務所からもらった課題曲の歌やラップや振付を覚えて、練習しさえすればいい（ただし、評価が悪いとクビになったりする）。HYBEの精鋭練習生だけあって、Trainee Aのメンバーの歌・ラップ・ダンスのスキルは、めちゃめちゃハイレベルだ。
しかし、このグループのデビューの条件は、「自分たちで制作した楽曲と自分たちで考えた振付で」となっている。結果、彼らが苦労していたのは、楽曲制作と振付考案やステージでの表現・演出だった。高度すぎる。
幸い、このグループにはLEO（リオ）という、楽曲制作ができるメンバーがいる。しかし、彼がヒップホップ曲を書き上げて、音源トラックを作り、他のメンバーに歌を覚えてもらうまでのプロセスだけでも、相当大変だ。
さらに、振付を含め、作った曲をどうステージで表現するかをメンバーが考えて話し合い、歌・ラップ・ダンスの練習を重ねて、グループとしてのパフォーマンスを仕上げなければならない。メンバーたちは沢山話し合い、沢山練習し、苦闘した。
音源トラック作りの段階で立ち会っていた音楽プロデューサー氏は、12月末評価の際に、彼が予想したよりも、Trainee Aのメンバーたちが「できる」子たちだったことを認め、こう述べた。
「正直に言うと、本当に最悪を考えて来たんだ」「僕たちが作業した時、過程がスムーズでなかったよね」「まとまりがない感じで、準備もできてないだろうと思った」「でも、ここに来て、（ステージ演出に使う）ソファーが置いてあるのを見た時、安心したよ。何かできたんだな、と」
しかし、彼らのパフォーマンスを審査したプロデューサー陣からは結局、楽曲の表現・パフォーマンスについては不十分、との厳しい評価が下された。歌・ラップ・ダンスのスキルはめちゃくちゃハイレベルなのだが、技術的な問題ではなく、作った楽曲をどうステージで表現するか、という問題のようだった。
メンバーたちの日常的なシーンを集めた動画が面白い
デビュー評価過程のどこか重苦しいシビアな動画とは対照的に、Trainee Aのメンバーたちの日常的なシーンを集めた魅力的な動画が、2022年3月6日にYouTubeのTrainee Aチャンネルに公開された。
動画のナレーター的な役を演じているJIHOON（ジフン）が面白かった。バラエティーの才能ありだ。
モッパン、つまり食べているシーンとしては、JAMES（ジェームズ）がフライドチキンを食べていた。愛犬と一緒のWOOCHAN（ウチャン）、ジャスティン・ビーバーの歌マネをするJJ、UFOキャッチャーをするメンバーたちなど、いろいろ興味深い映像が集められていた。
・YouTubeのTrainee Aチャンネルに2022年3月6日に公開されたこれまで集めた練習や日常の動画（9分2秒）
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