XY/ YOSHIKIオーディション

YOSHIKIオーディション―9/27『スッキリ』で紹介された有力参加者とYOSHIKI語録

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ボーカルのスキルの高い2人―尾崎豊のロックバラードを歌った丸尾君と藤井風の難曲を歌った道木君
スゴ腕ベーシスト候補2人/ YOSHIKIが『どこまで自己主張』『オーラ』で持論展開
YOSHIKI『夢は見るものじゃなく、掴むもの』『2つのジャンルをやるなら両方戦えるべき』
20人の合格者をトレーニング、デビューして成功できそうな者だけが残る

2022年9月27日の日本テレビ系「スッキリ」の"WEニュース"コーナーで、X JAPANのYOSHIKIがプロデューサーを務めるオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」の特集があった。

10月2日(日)の日本テレビ系「行列のできる相談所」放送直後より、Huluで第1話が配信開始となるが、取りあえず9月27日の「スッキリ」での紹介VTRやフランスにいたYOSHIKIの生電話での発言の要点をまとめておきたい。

紹介VTRでは、パフォーマンス動画審査の模様が紹介されたが、有望と判断されたとみられる応募者の映像も流れた。確かに素晴らしいスキルの持ち主がいる。また、筆者は元々はYOSHIKIに興味はなかったが、今回YOSHIKIが展開した持論には、共感できる名言も結構り、成功した人が言うからこその説得力もあった。

既に、対面審査を受けた63名のうち、20名が"合格者"として集められ、デビューをかけたトレーニングを受けることになった。デビュー後に成功できそうな者のみが残ることになる。

オーディション番組が成功するか否かの決定要因には、どれだけ話題になるか、候補者に魅力があってファンが付きそうか、プロデューサーに魅力があるか、などがあるが、取りあえず、このオーディションを少なくともざっとは追っていく気になった。

ボーカルのスキルの高い2人―尾崎豊のロックバラードを歌った丸尾君と藤井風の難曲を歌った道木君

ボーカル分野では、スキルの高い候補者2人の映像が流れた。

応募者の1人、大阪府の丸尾隼(まるおはやと)君(23)は、尾崎豊の「Forget-me-not」を、熱唱していた。

筆者は尾崎豊の歌唱シーンをリアルタイムで観たことはなく、近年何人かの歌い手がカバーしているのを聴いたのみで、印象に残っているのは韓国人歌手・ジェジュンによる圧巻のカバー歌唱だ。この応募者・丸尾隼君は、澄んだ伸びやかな歌声で、とても上手だった。

YOSHIKIは「クオリティ高いですね」と褒めた。また、この応募者が応募コメントに「このオーディションを見た瞬間運命を感じて」と述べていたことについて、YOSHIKIは「いいことを言うなあ(笑)。やっぱり、運命なんだよね、こういうのって基本的に。YOSHIKIっていう人物像を知ってくれた上で応募してくれるっていうのは、非常に嬉しい」「可能性感じますね」と話した。

確かに、YOSHIKIがプロデューサーなので、YOSHIKIをリスペクトできる人でなければ、合格しても一緒にやって行けないだろう。

YOSHIKIはフランスからの「スッキリ」スタジオとの生電話で、「合格者の、まるおはやと君」とうっかり漏らして慌てていたので、丸尾君は合格している。

もう1人のボーカル分野の応募者の愛知県の道木来明君(17)は、藤井風の「帰ろう」を歌った。

YOSHIKIは「すごい難しい曲を選んできてるね。それがまず気に入りました。(右手を上下させて)こんななってるもんね、メロディーが。可能性めちゃくちゃあると思いますね。クオリティ高いな」と褒めていた。

有望なボーカリスト候補の、尾崎豊のロックバラードを歌った丸尾隼君と、藤井風のR&B系ミディアムバラードを歌った道木来明君は、どちらがバンドで、どちらがボーイズ(ダンス&ボーカル)グループのボーカルになるだろうか? YOSHIKIはジャンルレスを目指したいようだが、筆者の予想では、丸尾君がバンド、道木君がボーイズグループの可能性が高いと思っている。

スゴ腕ベーシスト候補2人/ YOSHIKIが『どこまで自己主張』『オーラ』で持論展開

ベースのスキルの高い候補者2人の映像も流れた。1人目は、銀色の長髪の神奈川県の古野達識君(19)で、Gigaの「劣等上等」を熱演した。Gigaはボーカロイド曲中心の音楽プロデューサーで、原曲はバンドの生演奏でなく打ち込みだと思うが、この古野君はスラップなど、スゴ技を披露していた。

YOSHIKIは「センスもあると思います。いいですね。髪の毛の感じなんかいいと思います」と褒めた上で、バンドのベーシストについての持論を展開した。

「特にベースっていうのはね、ドラムもそうなんだけど、どっかでバンドを支えるっていう、縁の下の力持ち。僕が言っても説得力ないかもしれないんだけど(笑)。僕は縁の下なんですよ。どこまで自己主張して、どこまで自己主張しないかなんだろうな。YOSHIKIって自己主張の塊みたいに思っている人いるかもしんないけど、そうでもないんですよね。引く所は引いてるっていう」

もう1人の有望なベースの候補者は、埼玉県の木村圭希君(22)で、顔を見せず、肩から下の、ベースを弾いている部分をメインとした動画で、ピノキオピーの「神っぽいな」を熱演した。こちらも、原曲はボーカロイド曲を作る音楽プロデューサーの楽曲なのでバンド生演奏ではないはずだが、やはりスゴ腕テクニックを披露していた。

YOSHIKIは「テクニック凄いな」と褒めた上で、「顔なしで座っているっていう(笑)」という点について、人気アーティストのオーラについての持論を展開した。

「ステージでのパフォーマンスっていうのが、演奏と同じくらい大事なんで。ステージ上の雰囲気って、何かがあるんですよね、最初から。僕、最初HIDEに出会った瞬間に、ただ者じゃないよな、この雰囲気っていう。別にステージでギターを持ってて演奏していないのに、すごいオーラを放って」

「大成功しているロックバンドの人たちって、立ってるだけで、凄いんですよ。何なんだろうな、あのオーラって。たぶんロックバンドって、ある種の人生なんだよね。だから、たぶんそこは隠せないだと思う。どんなに自分をステージで作ろうとしても。どんな照明があったり、レーザーがあっても、裸になっちゃうんだよね。そこをたぶん、僕は見抜けると思うな」

筆者はYOSHIKIに元々関心はなかったが、このコメントには大いに共感する。筆者は、ロックスターに限らず、人気アイドルなどにも、見ただけで華・オーラを感じさせる者がいる、と常々思っている。持って生まれたタレント性・スター性なのだろう。

ところで、ベースの有望な候補者2人が紹介されたが、実際にバンドとしてデビューできるのは、おそらく1人と思われる。インスト曲とか楽器テクニック誇示の楽曲のバンドなら、ベーシストが2人いてもいいかもしれないが、YOSHIKIが作るバンドは、ジャンルレスの方針とはいえ、ボーカルが牽引するロック系バンドになりそうな気がするので、ギターは2人いてもいいが、べースはたぶん1人で十分だろう。

YOSHIKI『夢は見るものじゃなく、掴むもの』『2つのジャンルをやるなら両方戦えるべき』

ダンススキルの高い候補者2人の映像も紹介された。

1人目は東京都の今井光希君(20)で、帽子とマスクで顔はほとんど分からなかったが、ダンスはとても上手だった。YOSHIKIは「素晴らしいな。凄いな」と褒めていた。

この候補者は応募コメントに「幼稚園の頃に将来の夢のところに書いた『アイドルになりたい』という夢を、持ち続けています」と書いていた。アイドル志望なら、ある程度容姿に自信があるはずだ。

YOSHIKIは「俺も小学校の時だったっけな、中学校だっけな。夢って『ロックスター』って書いたな。先生に怒られたけどな。職員室に呼び出されて。『真面目に答えなさい』って。『真面目です』って言ったら、もっと怒られたんだけど」と話していた。

YOSHIKIの「夢っていうのはね、見るものじゃなく、掴むものだからね」という言葉は、成功者だから言えることとはいえ、自分で積極的に動いて沢山努力しろ、と発破をかける姿勢を強くにじませている。

ダンスの有望候補者の2人目は、福島県の大谷勇斗君(18)で、最初はヒップホップ・ダンスを上手に踊っていたが、次に和服になって詩舞「山行」の舞を始めた。

YOSHIKIは「こういう展開あり?」と最初は驚いていたが、「2つのジャンルをやる時って、両方合わせて1人前になっちゃうっていうのは避けたい。僕もいつも自分で避けたいと思ってて。その分野でも戦える、両方戦える」との持論を述べた。

また、「世界に挑戦するっていうとこで、和の要素っていうのは、逆にプラスになるのかなって思います」との考えも示した。

20人の合格者をトレーニング、デビューして成功できそうな者だけが残る

8月には63人の対面審査を通過した20人が集められ、YOSHIKIは「オーディションは今日終了です。そして、ここにいるみなさんは全員合格です。おめでとうございます」と告げた。

20人で2グループというと多いなという気がするが、20人全員がデビューできるわけではないという。

ここで、フランスにいるYOSHIKIが生電話で説明した。「全員がデビューするわけじゃないかなって。これからまた、いろいろん、あると思うんで、トレーニングする過程で」

スタジオからの質問に答える形で、YOSHIKIは誕生するであろう2つのグループについてと、全員デビューできるわけではない点について、こう説明した。

「(デビューする2つのグループの)1つはバンドになると思います」「(もう1つは)ダンス・ボーカルというか、ボーイズグループになると思います」

「何人が、何人残るのかなって気もしますけど。残ってもらうのかなっていう。デビューしても脱落する方っているじゃないですか、この業界。デビューがゴールじゃないんですけど。デビューして成功することが、ゴールなので」

ここでYOSHIKIは「たとえば合格者のまるおはやと君は」とフライングし、「これ言っちゃいけないのか」と言い直した。10月2日夜のHulu配信第1話で、合格者1人ずつの紹介が始まる模様だ。

また、デビュー時期について、YOSHIKIは「1組は年内に、年末に、何らかのゴールを考えていますね。1組はデビューしますね」と述べたと思ったら、「あ、待って! これも言っちゃいけないのかな」と慌てていた。

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2022年2月28日付 YOSHIKIがボーイズグループ・オーディションのプロデューサーに、日テレとタッグ―期待と一抹の不安



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