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YOSHIKIオーディションを『スッキリ』WEニュースで密着決定、Huluで配信、他との違いや成功の見通しは?

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YOSHIKIは日テレからオファーされた→予算が潤沢→世界的著名人たちを番組に呼べる
驚くほど豪華な著名人たちがゲスト審査員として番組を盛り上げ、視聴率アップに貢献する見込み
デビューするのはボーイズグループ(ダンス&ボーカル)とバンド
YOSHIKIのオーディションは成功するか?―まずはオーディションでファンが付くか
オーディション後はデビュー曲と事務所・運営が重要

X JAPANのリーダーで楽曲制作も手掛けるYOSHIKIがプロデューサーを務めるオーディション「YOSHIKI SUPER STAR PROJECT X」が、2022年9月20日の日本テレビ系「スッキリ」の"WEニュース"コーナーで特集され、次週から同コーナーで継続的に紹介されるとともに、Huluで10月2日(日)より配信が始まる、と告知された。

この日の"WEニュース"コーナーにYOSHIKI本人がVTRで登場し、自らオーディションについて語った。

なお、同じ日本テレビ系「行列のできる相談所」でも、このオーディションが継続的に紹介される。視聴者層が違う2番組で、それぞれの視聴者をファンに取り込めるかが、大事になってくる。

YOSHIKIは日テレからオファーされた→予算が潤沢→世界的著名人たちを番組に呼べる

YOSHIKIのオーディションは、これまで日本で放送・配信されたオーディション番組はもとより、「スッキリ」で継続的に紹介されてきたオーディション番組、すなわち「Nizi Project」「THE FIRST」「&AUDITION」とは、かなり異なる。

第一に、YOSHIKI自ら日本テレビから「オファーを頂いた」と明言しており、日テレ側からのオファーだったことがおそらく大きく関係していると思われるのが、資金(予算)が潤沢とみられることだ。

YOSHIKIのオーディション番組には既にスポンサー(日本コカ・コーラのエナジードリンク「REAL GOLD X/Y」)が付いていて、世界的に有名なゲスト審査員たちに多額の出演料が払えるほど、資金が潤沢なのだ(下記参照)。

これに対して、たとえばBE:FIRSTが誕生した「THE FIRST」は、SKY-HIが日本テレビにダメ元で売り込みに行って、めでたく扱ってもらえることになった、とSKY-HI自ら語っていた。オーディションにはSKY-HIが私財1億円を投じ、審査会場もライブハウスみたいなところで、豪華という感じには程遠かった。

なお、「&AUDITION」の場合は、お金が余っている天下のHYBEが実施したから超豪華だったが、「スッキリ」が「Nizi Project」や「THE FIRST」ほど積極的に取り扱ったわけではなく、特集した回数はたった3回だった。未確認だが、ネット情報によると、HYBE自ら日テレ/Huluに依頼し、もしかしたらお金も払って、「スッキリ」で取り扱ってもらったのではないか、とみられている。

驚くほど豪華な著名人たちがゲスト審査員として番組を盛り上げ、視聴率アップに貢献する見込み

第二に、このオーディションには、驚くほど豪華な著名人たちが、ゲスト審査員として出演することだ。資金が潤沢なだけでなく、YOSHIKI個人のネットワークも最大限活用されている。18人全員の名前や顔写真は公式サイトに掲載されているが、筆者個人的には、特に以下の顔ぶれに興味を覚えた。

HYDE(ロックバンドL’Arc~en~Cielのボーカリスト)
ジーン・シモンズ(Gene Simmons、アメリカの伝説のロックバンドKISSのボーカリスト&ベーシスト)
サラ・ブライトマン(Sarah Brightman、英国の歌手、女優)
マーティ・フリードマン(Martin Friedman、ギタリスト/ミュージシャン)
りょんりょん(ボーカルトレーナー。「THE FIRST」「Who Is Princess?」にトレーナーとして出演)
仲宗根梨乃(ダンスエンターテイナー、K-POPなどの振付師。「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」にトレーナーとして出演)
TAKAHIRO(ダンサー、振付師)
kazuki(s**tkingzのメンバー、ダンサー、振付師)
トラヴィス・ペイン(ダンサー、振付師)

このような豪華なゲスト審査員は、単なる視聴率かさ上げのための客寄せパンダではなく、その道のプロ中のプロだ。彼らが参加者にどうコメントするか、彼らが才能を認める参加者が現れるかどうかに興味を感じて、このオーディション番組を観る気になる視聴者もいるだろう。

ただ、注意したいのは、HYDEのファンだからと言って、HYDEが絶賛する歌唱力の参加者のファンになるとは限らないことだ。音楽ファンはジャンルへのこだわりもある。

デビューするのはボーイズグループ(ダンス&ボーカル)とバンド

第三に、このオーディションから誕生するグループが、ボーイズグループとバンドの2つであることだ。もちろん、米国LA在住のYOSHIKIが手掛けるだけあって、世界で活躍するグループになることは、大前提だ。

YOSHIKIはこの日登場したVTRの中で、このオーディションから誕生するグループについて、こう語った。

「1つじゃ物足りないと思って、2つグループを作ろうって思い始めました。1つはボーイズグループですね。ダンスあり歌ありの。もう1つがバンド。2つになります」「僕らが審査している家庭で、沢山の才能と巡り合いまして、1つの枠に納めるのは違うかなって」

もっとも、これはYOSHIKIのオーディションに関心を寄せていた者たちには、とっくに知れ渡っていた。というのも、今年3月31日のYOSHIKIチャンネルでの生配信で、YOSHIKIは「デビューするのは、“ダンス&ボーカルグループ”と“バンド”の2つになると思う」と述べていたからだ。

その後、4月7日に音楽ネットメディアなどで追加募集が報じられ、「バンドやグループ単位の複数人での応募も可能」と書かれていた。

バンドのオーディション番組というと、かなり古いが、伝説の番組「イカすバンド天国」(1989~1990)というのがあって、グランドキングが7組出た。ただ、筆者個人的には、その中でその後第一線で売れたバンドというと「NHK紅白歌合戦」に出場したBEGIN以外思いつかない。

YOSHIKIのオーディションは成功するか?―まずはオーディションでファンが付くか

では、YOSHIKIのオーディション番組は成功するだろうか?

成功の定義にもよるが、オーディション番組で誕生するグループが成功裏にデビューできるところまでを成功と言うのであれば、オーディション参加者に才能と魅力があり、オーディション番組放送中にファンが付いて、デビュー作が順調に売れる条件が整えば、成功となる。

筆者のようなオーディション番組好きにとっては、オーディション番組が多すぎてお腹がいっぱいと思うことはなく、凄い才能の持ち主が現れた時の感動は、何度でも味わいたいものだ。

この意味で、超豪華なゲスト審査員たちが、その道の第一線のプロから見ても絶賛するような参加者が現れるなら、取りあえず、このオーディション番組を最後まで観る気になるだろう。

オーディション番組と言っても、視聴者投票方式の番組なら、SNSで応援合戦になって盛り上がるし、視聴者の入れ込み具合も深まる。

しかし、おそらくYOSHIKIのオーディションは、YOSHIKIがゲスト審査員の意見を採り入れながらも、最終的にはYOSHIKI一人が唯一絶対のプロデューサーとして、デビューメンバーを決めると思われる。「Nizi Project」のJ.Y.Parkや「THE FIRST」のSKY-HIに近いパターンだ。

視聴者投票制のオーディション番組と違って、唯一絶対のプロデューサーがデビューメンバーを最終決定する場合、オーディションの早い段階からデビューさせたい有力候補者が大体決まっていることも多く、オーディション番組はその有力候補者たちをPRする場となる。つまり、オーディション番組で映る尺が長くなり、えこひいきが何となく分かる。

たとえば、「Nizi Project」では、既にJYP練習生だったマコやミイヒは最初から有力候補だった、と言われても、違和感を覚える人は少ないだろう。

オーディション番組「YOSHIKI SUPER STAR PROJECT X」が盛り上がり、SNSで人気が出てきた参加者が話題になってファンが付き、最終的なデビューメンバー発表が大盛り上がりとなれば、オーディション番組自体は成功した、と言えるだろう。

ちなみに、「Nizi Project」「THE FIRST」「&AUDITION」の「スッキリ」での紹介は森アナが担当していたが、YOSHIKIのオーディションに関しては、"WEニュース"のウエンツ瑛士が担当することになる。森アナはBE:FIRSTやNiziProject2に操を立てて、距離を置いたのだろうか。

オーディション後はデビュー曲と事務所・運営が重要

筆者個人的には、オーディション番組の成功がデビューグループの成功を保証するものではない、と思っている。

オーディション番組が終わってしまうと、デビュー曲(またはプレデビュー曲)の良しあしとともに、所属事務所の営業力・影響力や戦略の巧拙が、デビュー曲やそれ以降の売れ行きに大きく影響することになる。

デビュー曲(またはプレデビュー曲)については、デビューするボーイズグループにYOSHIKIが楽曲提供すると思われるが、それが吉と出るか凶と出るかは、まだ分からない、と思っている。

YOSHIKIがボーイズグループに楽曲提供した例としては、ジャニーズのSixTONESの2020年1月のデビュー曲「Imitation Rain」がある。当時はSnow Manと同時デビューで競争させたこともあり、売上的に大成功を収めた。しかし、音楽的には賛否があり、サウンドが古いんじゃないかというネガティブな声もあった。

あれから約3年を経て、今世界で売れているボーイズグループの楽曲の中心はヒップホップ・ダンスチューンだ。

現在56歳のYOSHIKIが、世界の若者の感性にハマるヒット曲を書けるだろうか?

ダンスの振付はTAKAHIROとかkazukiとかに依頼すればいいが、肝心の楽曲をYOSHIKIが書くとなれば心配だ。結果的にダンスミュージックでなく、SixTONES「Imitation Rain」みたいなロックバラードに落ち着くようだと、その先の見通しが曇るような気がする。

バンドのほうは、バンドであるからには、自作曲でデビューし、その後もほぼ自作曲で通すのが望ましい。これは、ボーイズグループがセルフ・プロデュース・グループになる場合も同じだ。おそらく、バンドもセルフ・プロデュース・ボーイズグループも、高い確率で、デビュー曲はYOSHKIと共作になると思われる。

デビューするグループに楽曲制作の才能のあるメンバーがいるなら、YOSHIKIの関与は少なくして若い感性を尊重するほうが望ましいし、あまりYOSHIKIカラーに染めない方がいいと思う。

デビュー曲(またはプレデビュー曲)の問題がクリアされても、デビューするグループの所属事務所の力や戦略が、何とも言えないのも気になる。

YOSHIKIがデビュー後も自分の事務所で面倒をみると考えていいのだろうか。

だが、そもそも、YOSHIKIはX JAPANのリーダーだが、X JAPANはもう何年も開店休業状態だ。X JAPANのマネジメント・運営が現状では上手く行っているとは言い難いYOSHIKIが、別の若手グループなら巧みにマネジメント・運営ができるのだろうか?

たとえば、「&AUDITION」はオーディション番組としては(最後の視聴者投票の前までは)盛り上がらなかったが、天下のHYBEだけあって、HYBEの人気グループ(ENHYPENやTOMORROW X TOGETHER)のグローバルのファンの一部を「&AUDITION」からデビューする&TEAMのファンに取り込むことに成功しているし、日本でのメディア露出もガンガン仕掛けている。

YOSHIKIはオーディションからデビューする2グループをちゃんと上手に売り出せるだろうか? お手並み拝見としか言いようがない。

上手く行けば爆売れの可能性もあるが、失敗すればデビュー(またはプレデビュー)がピークで終わりかねない。



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