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・YOSHI名義で歌手活動をしていた19歳の男性がバイク事故で急死、バンドのボーカル合格者と同一人物だった
・バンドのボーカルの選抜はやり直さざるをえない
2022年11月5日の22:56に、朝日新聞デジタルのニュースに「歌手・俳優のYOSHIさんが事故死 バイク運転中にトラックと衝突」という見出しがあった。
「YOSHI」という名前を見て頭に浮かんだのが、X-JAPANのYOSHIKIが開催中のオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」のバンド部門でボーカルとして合格した19歳の男性も「YOSHI」という芸名だったことだ（2022年11月1日付「YOSHIKIオーディション―バンド4人が揃う、曲次第で売れそう/ ボーイズGはもっと話題にならないと」を参照）。
ただし、YOSHIKIの提案で、YOSHIは改名して新しいステージ・ネームを考えるとのことだった。
YOSHI名義で歌手活動をしていた19歳の男性がバイク事故で急死、バンドのボーカル合格者と同一人物だった
気になって記事を読むと、「5日午前0時過ぎ、川崎市多摩区堰2丁目の神奈川県道交差点で、大型バイクとトラックが衝突し、バイクを運転していた佐々木嘉純（よしずみ）さん（19）=東京都板橋区=が搬送先の病院で死亡した」「佐々木さんは『YOSHI』の名前で歌手や俳優として活動していた」とあった。
記事には2019年8月、つまり3年前に撮影された、薄いサングラスをかけた「YOSHI」少年の写真があったが、YOSHIKIのオーディションのバンドのボーカルに採用されたYOSHIと同一人物かどうかは、筆者には判断がつかなかった。それでも、YOSHIという名前の男性で、19歳で、歌手活動歴あり、となると、かなり絞られるはずだ。
実際、Yahoo！ニュースのこの記事のコメント欄には、YOSHIKIのオーディションで合格したのに、という書き込みが複数あった。書き込んだ人たちは、事故死した男性がYOSHIKIのオーディションのバンドのボーカルだと、確信していたようだった。
ウィキペディアのYOSHI（歌手）を見たら、本名が佐々木嘉純（ささきよしずみ）で、「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」でボーカルに選ばれたとの記載があった。さらに、2022年11月5日にバイクを運転中にトラックと衝突し、搬送先の病院で死去、と既に書き込まれていた。やはり同一人物のようだ。以前の歌手活動のユニバーサルのサイトへのリンクがあった。
YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT Xの公式サイトのバンドメンバーの名前を見たが、ボーカルのYOSHIの顔写真の欄には、新しいステージ・ネームがまだ決まってないので、名前は何も書かれていなかった。11月6日正午時点で、事故死したとの報告はない。
YOSHIKIおよびオーディションのスタッフはまだ、バンドのボーカルに合格したYOSHIが、11月5日に事故死したYOSHIこと佐々木嘉純と同一人物だとの確認が取れていないのかもしれないし、この事故のことを知らないのかもしれない。
[追記] オリコンの2022年11月6日7:30の記事「歌手・俳優のYOSHIさんが事故死 19歳 大型バイク運転中にトラックと衝突」で、「大型バイクを運転していた歌手・俳優のYOSHIさん（本名：佐々木嘉純さん／19）が5日午前2時15分頃に死亡」「『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』に参加していた」と、YOSHIの顔写真入りで伝えた。ついにバンドのボーカル合格者のYOSHIの事故死が確定してしまった。何てことだ。
バンドのボーカルの選抜はやり直さざるをえない
YOSHIKIのオーディションのテレビやHuluでの紹介は、かなりのタイムラグを経て世に出ていて、実際には既にバンドのオリジナル曲を作るための合宿やアメリカでの研修もあったようだ。
YOSHIは強烈な個性のボーカルで、筆者個人的には、このバンドなら曲が良ければ売れそうだと思っていた。まだ19歳の若さで、YOSHIKIが作るバンドのボーカルに採用という大きな幸運に恵まれた直後の事故死とは、衝撃すぎる。こんなことってある？ 何という運命のいたずらなんだろう。
バンドのボーカルの選抜は、やり直さざるをえない。ダンス＆ボーカル部門のボーカル候補者の中にロックバンドに向いている人がいれば、その人を起用してもいいが、そうでないならオーディションをまた開催するしかない。
バンドの人気を左右するボーカルという重要ポジションだから、YOSHIKIが示唆した年内デビューに間に合わなくなっても、人選は慎重であるべきだ。
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