ORβIT『Enchant』オリコン週間2位、売上は減少/ OWV『Get Away』2021年7月28日発売決定

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・ビルボード・ジャパンでは週間5位、売上は前作比減
・ OWVは4thシングル『Get Away』を7月28日（水）に発売
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2019年のサバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN」（日プ1）の元練習生7人で結成した日韓ボーイズグループORβIT（オルビット、通称およびハングル読みはオルビ）の2021年4月21日発売の1stミニアルバム「Enchant」のオリコン調べの初週売上は1万7,880枚で、オリコン週間アルバムランキングで初登場2位を獲得した。1位はBTSの2020年11月発売の「BE」の2万1,714枚だった。

ORβITの2020年11月11日発売のデビューアルバム「00」（オーツー）は、発売初週に推定売上2万9,945枚でオリコン週間アルバムランキング3位だったので、今作「Enchant」は売上こそ前作比で4割減となったものの、ランキング順位は上がった。

ビルボード・ジャパンでは週間5位、売上は前作比減

一方、ビルボード・ジャパンの集計では、ORβITの「Enchant」は初週（4月19～25日）に1万1,282枚を売り上げて、週間アルバム・セールス・チャートで5位だった。

ORβITのデビューアルバム「00」は、ビルボード・ジャパンの週間アルバム・セールス・チャートでは1万9,219枚の売上で5位だったので、こちらの順位は前回と同じだ。売上は4割強の減少となった。

ORβIT「Enchant」のオリコン推定の初週売上は1万7,880枚で、ビルボード・ジャパンの初週売上の1万1,282枚を上回った。

ビルボード・ジャパンの売上集計は、サウンドスキャンジャパンのPOSバーコード読み取りデータに基づいていて、一般CDショップ、コンビニ等店舗、ECサイト（ネットショップ）の9割以上をカバーしているが、特殊なところでの売上（アーティストのサイトのショップやイベント会場のPOSレジを通さない販売）は含まない。

オリコンの推定売上は、調査協力店の売上実績に基づいて日本全体の売上を推定したものだが、特殊なところでの売上は、オリコンに把握されている場合とされていない場合がある。

ORβITの公式ショップSPACESHIPはオリコン調査協力店のリストにない。しかし、「00」発売前にオリコンのアルバムリリース情報に「00」が掲載されていなかったのを憂慮した一部ファンがオリコンに、「00」と公式ショップSPACESHIPの存在を知らせたようなので、オリコンの推定売上にはSPACESHIPの分も加味されている可能性がある。

ORβIT「Enchant」の初週売上がオリコンでもビルボード・ジャパンでも前作比で減少しているのは、ファン数の減少によるところが大きいとみられる。分かりやすい指標で言うと、ORβITの公式ツイッターのフォロワー数は、2020年11月2日時点の16.8万人から、2021年4月28日午後4時時点の15.8万人に減った。

販売形態数も「00」の2形態から「Enchant」は1形態に減ったが、「00」は2形態とも収録曲は同じで、フォトブックが付くか付かないかの差だった。「Enchant」は1形態売りだが、販売のほとんどを占めるHMV・Loppiで、期間を4つに区切って異なる特典が付いたため、複数の特典を入手したければ複数枚買わなければならず、多形態売りと同じ効果があった。

ORβIT「Enchant」の収録曲は良い曲が揃っているので、新規ファン獲得は十分可能だろう。コロナ禍での渡航制限がいつ解除になるか分からないので、日本にいる4人は、韓国組の3人に遠慮せずに、もっと積極的に露出して知名度を上げ、新規ファン獲得につなげるべきだ。

ORβITの稼ぎが減ると、同じ事務所の日台ボーイズグループ・BUGVELのデビューに際してのMV制作などのプロモーションの資金にも悪影響となりかねない。