ジェジュンReunion最終日公演に城田優ゲスト出演、ホールツアー発表

2018年8月6日

韓国出身の人気アーティストのジェジュンの、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナでのライブイベント「The Reunion in Memory」アンコール公演の2018年8月5日の最終日に行って来た。素晴らしかった。10月頃の新曲予定と秋のホールツアーも発表された。

ジェジュンは終盤のMCで、今回のライブイベントについて、「もともとこれ、ファンミ（ファンミーティング）だったんですけど、勝手にライブにして。ライブはもっと曲いっぱいあるし、ちょっと違うんです」と笑って愚痴っていた。それでも「初めてこんな感じのイベントやりましたけど、良かったと思います」と満足していた。

この最終公演で最高に盛り上がったのは、サプライズ・ゲストの城田優とジェジュンがディズニーの「美女と野獣」主題歌「Beauty and Beast」と徳永英明の「レイニーブルー」をデュエットした時だった。大迫力の圧巻の歌唱だった。歌が終わると、ジェジュンが城田に飛びついて抱きかかえられた場面もあった。

ファンと一緒に合唱した曲もあった。開演前にスタッフから観客に、「『守ってあげる』という曲のサビの2回目で暗転しますので、携帯（電話）を上げてフラッシュライトをつけてください」との指示があった。

著者撮影。©ランダムビューアソート

観客のほとんどは女性で、年齢は幅広い

武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナの客席数はスポーツイベントで1万人だそうだが、アリーナ席も設置されていたから、実際にはもっと入っていただろう。

筆者が見た限り、ほとんどが女性客で、年齢は20代から50・60代までまんべんなくいたと思う。特に、価格の高い席のエリアには、年齢の高そうなマダムたちがかなりいた。スタンディングで疲れて途中で席に座っていたりした。

ジェジュンが男性客を4人ほど無作為に指名してインタビューしようとしたら、その中にケイダッシュ関係者がいて思わずかしこまってしまったという、笑える場面もあった。

ジェジュンが観客に質問して挙手を求めたところ、2日連続で来たファンもかなりいたが、この日が初めてという観客も相当数いた。

実は筆者もジェジュンのイベントは初めてで、今年になって初めてジェジュンの存在を知ったくらいだから、この日歌われた曲のタイトルを全て完璧に言える自信はない。それでも、ほとんどは当たっていると思うので本文最後に一応セットリストを書いてみた。間違いが判明したら後日修正する。

発表：新曲リリースとホールツアー

また、MCでジェジュンは前日にも言及した新曲について「10月ぐらいに発表する予定です」と述べ、10年ぶりぐらいのタイアップになりそうとの見通しも明かした。テレビ出演やファンイベントなどがない日は、レコーディングをはじめ新曲発表の準備活動をしているそうだ。

さらに、アンコール（といっても歌わず客席を回った）で、9月17日～11月2日にホールツアー「JAEJOONG Hall Live Tour 2018 ～SECRET ROAD～」を開催すると、スクリーンで発表された。数千人規模のホールで開催となると大都市でのチケット入手は困難になるが、ジェジュンたっての希望で、「近い距離でみなさんに逢いに行く」そうだ。開催日と場所は以下の通り。

　9/17･18　宮城県・仙台サンプラザ
　9/20･21　青森県・八戸市公会堂
　9/23･24　北海道・苫小牧市民会館
　9/27･28　千葉県松戸市・森のホール21 大ホール
　10/3･4　神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホール
　10/9･10　広島県福山市・ふくやま芸術文化ホール
　10/12･13　滋賀芸術劇場びわ湖ホール
　10/21･22　京都国際会館イベントホール
　10/24･25　石川県金沢市・本多の森ホール
　10/30･31　大阪市・オリックス劇場
　11.2　福岡サンパレス

3時間半超のソロ公演MCの驚異的日本語力

オーラス公演は午後5時頃にスタートし、ライブイベント本編（アンコール前）の終了時点で既に8時25分頃だった。その後アンコールで戻って来て、歌わずにMCと客席回りのファンサービスだったが、喋りの全てが日本語だった。ソロ公演だから、相当の日本語力だった。

もっともジェジュン本人は、「日本でライブしていて、こんなに長く話すのは僕だけかと思ったら、KinKi Kidsのみなさんも結構長いって聞いたんですけど。約1時間ぐらい。1時間ずっと喋れないです、僕は。何年後には日本語レベル上げて喋れるようにしたい」と、さらなる日本語力向上を誓った。

というのも、ジェジュンは7月30日のフジテレビ系「痛快TVスカッとジャパン」の再現ドラマに出演して寿司職人を演じた時に単語ごとに尻上がりにアクセントを付けて「これは、すだち！」と言ったことを「子供っぽいですよね、喋り方」「小学生たちになめられちゃうんですよ」と反省していた。

さらに、友達と日本語で喧嘩したのに、自分のカワイらしい日本語の喋り方のせいで「友達が笑ってるの」というエピソードを話した。「今は24、5歳なんですけど、初めて会った時20歳だったんですけど。『ジェジュンはほんとカワイイねっ』って。今も『ジェジュンは相変わらずカワイイ』　山田ナントカっていう」

これに会場のファンたちが「誰～？」と大きな声で、ステージのジェジュンに尋ねた。以前SNSに、パーティーのようなお食事会の席で、ジェジュンの隣に顔を隠した金髪の若い男性が写っていた写真がアップされていて、その男性が山田涼介ではないかと話題になっていた。

ジェジュンは少しためらっていたが、結局「（山田は）ちょっとちっちゃいじゃないですか。『ジェジュンはほんと、カワイイわ』って、ふざけてる。しかも、その隣にいる知念ってやつが、『ほんとにジェジュンはカワイイですね』って」と言って、相手がジャニーズのHey! Say! JUMPの山田涼介と知念侑李だと認めた。「山田くんが『カワイイね』って言うんです。いつも負けるじゃん。喧嘩にならない」

楽屋での着替え場面の実況中継、大量のパンツのプレゼント

「Your Love」を歌った後に、ジェジュンは着替えのために一旦ステージからハケて、楽屋に向かったが、バックステージのジェジュンをカメラが追跡した。

広い楽屋の机の上に、ファンから届いたプレゼントが多数置いてあった。ジェジュンは「みなさんから、こんなに沢山プレゼントを頂きました。今日のプレゼントも、半分以上はパンツです。5年以上はいても大丈夫です。もう100枚ぐらい、電子レンジに（笑）」と述べた。

ジェジュンは7月14日放送のフジテレビ系「KinKi Kidsのブンブブーン」で、洗濯したパンツを早く乾かそうと電子レンジに入れて、火事を起こしそうになったことがあると話していた。

ちなみに、はいていたパンツの上部を少し見せて、「パンツが赤」と、この日のパンツの色が赤であることを明かしていた。その後、IKKOのモノマネを「どんだけ～？」を皮切りに幾つか披露した。

細身の上半身の腹筋を見せてくれたが（右の胸のタンクトップに隠れるあたりと背中にタトゥーらしきものもちらっと見えた）、「下は映しちゃダメだよ」と言って、IKKOのモノマネで「スケベ～！」などと言って、暗転してカメラがオフになった。

サプライズ・ゲストの城田優と圧巻のデュエット

ジェジュンは序盤のMCで、7月25日のフジテレビ系「FNSうたの夏まつり」でサラ・オレインとデュエットしたディズニーの「美女と野獣」の主題歌「Beauty and Beast」を後で歌うと予告していた。しかし、その時点では誰と一緒に歌うかは明かさず、「すごい歌の上手いミュージシャン」とだけ語っていた。

楽屋での着替えが終わってみると、「FNSうたの夏まつり」の時と同じ鮮やかな濃いブルに金モール入りのジャケットの王子姿だったが、ジェジュンは「恥ずかしい。この花（胸のコサージュ）が恥ずかしい」と照れていた。ちなみに、「FNSうたの夏まつり」ではもっと派手な「10数年前のジャニーズのみんなが着ていたキラキラした」衣装を着るプランもあったそうだが、ジェジュンが嫌がったらしい。

いよいよ「Beauty and Beast」の曲が始まったが、登場したのは女性ではなく男性で、「FNSうたの夏まつり」のエンディングで仲良さそうにしていた城田優だと分かると、観客が大興奮で大歓声を上げた。もちろん、ミュージカル俳優としても活躍中の城田とジェジュンのデュエットだから、とても素晴らしかった。歌い終わると、ジェジュンがジャンプして城田に飛びつき、城田に高く抱き上げられた。

ちなみに、この「Beauty and Beast」のパフォーマンスの映像は、翌日・8月6日のフジテレビ系「ノンストップ!」で紹介されていた。SNSで付いた2人のユニット名「J & U」にも言及があった。

次に2人で徳永英明の「レイニーブルー」をデュエットした。これも圧巻の歌唱で、凄すぎた。歌い終わるとハグしていた。城田は「めっちゃ緊張したわ」「あんな盛り上げ方、ハードル上げ過ぎ」と語り、事前にジェジュンに「すごい歌の上手い」と予告されてプレッシャーを感じていたことを示唆した。

城田は観客に「男が出て来ると思わなかったでしょ？」と悪戯っぽく尋ねた。するとジェジュンが、「原キー、そのまま」と明かした。つまり、女性のキーのまま城田が歌ったということで、観客から一斉に拍手が起きた。城田は「今日はジェジュンのライブなんで、ジェジュンが歌いやすいほうに合わせるって」と決めたことを明かした。

ジェジュンは城田の連絡先を失っていたそうで、「しばらく連絡とれなかったんですよ。FNSで会って、こちらのほうから誘って」今回のゲスト出演をオファーしたとのこと。城田は撮影の合間に、ちょうどこの日だけスケジュールが空いていたそうで、ゲスト出演でのデュエットが実現できた。

2人で「J and U」と言って、「JU」ポーズを幾つか試みたが、城田が「ダサい」とダメ出しして、2人でIKKOのマネで「どんだけ～！」と言ったりしていた。

ジェジュンが着替えに退出し、城田だけがステージに残って「ジェジュンの歌っている中で一番好きな」ということで、アカペラで「Stand by U」を歌ってくれた。

最後の締めくくりに城田は、「10年来の友達なんです。最近テレビを点けるとジェジュンが出ていて、すごく嬉しいです。カッコいい、男気のある男です。今後ともウチのジェジュンをよろしくお願いします」と述べた。2人の友情の絆に心を打たれた。

セットリスト

「The Reunion in Memory」アンコール公演2018年8月5日セットリスト（一部不正確な可能性あり）

1. Just another girl
MC
2. All that glitters
3. Run Away
4. 中島みゆき/ 化粧（中島みゆきの曲カバー）
MC
5. Your Love
6．Beauty and Beast (城田優とデュエット)
7. 徳永英明/ レイニーブルー（城田優とデュエット）
城田優がアカペラで「Stand by U」を歌う
8. 東方神起メドレー
-- どうして君を好きになってしまったんだろう？
-- Begin
-- 明日は来るから
-- Stand by U （ファンがコーラスで入る）
-- Lovin’ you
INTER（バンドセッション、スクリーンにメンバー紹介）
9. HYDE作曲・中島美嘉/ GLAMOROUS SKY
10. Good Morning Night
11. 中島美嘉/ 僕が死のうと思ったのは
12. Sign
13. 守ってあげる

テレビ出演予定

8月27日にAbemaTVでスタートした恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」第11弾（毎週月曜22時、全5回）にジェジュンがレギュラー出演中。

9月8日（土）の23時から日テレプラスで、7月21日に放送された「ぜんぶ！ジェジュン～日テレプラス版～」が再放送される。日テレプラスは、スカパー！、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりＴＶ、auひかりのうちのいずれかと契約すると視聴できる。

9月28日（金）の22時からNHK BSプレミアムのカバー曲主体の音楽番組「The Covers」にジェジュンがゲスト出演する。

番組情報一覧

5/12より、オンライン動画配信サービスのHuluで「ぜんぶ！ジェジュン」配信中
9/8(土) 23:00～日テレプラス「ぜんぶ！ジェジュン～日テレプラス版」再放送
9/10(月) 22:00～AbemaTV恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」第11弾第3回（毎週月曜全5回）
9/13(木) 19:00～20:00 MBS/TBS系「プレバト!!」
9/28(金) 22:00～22:59 NHK BSプレミアム「The Covers」

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*キム・ジェジュン（Kim Jae Joong）の2016年2月12日発売のセカンド・フル・アルバム「No.X」（輸入盤）。ブリット・ポップ、ブルース、ポスト・グランジ、ハードロック、ポップ・パンク、バラードなど多彩なジャンルの12曲が収録されており、リードトラックは「Love you more」。ジェジュンは自作曲2曲を含む計9曲の作詞に参加。

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