ジェジュン「J-JUN MONDAY NIGHT」レポート―凄すぎる歌唱力、4/10ソロアルバム発売発表にファン大興奮

韓国出身の人気アーティストのジェジュンの2019年1月28日開催のファンイベント「J-JUN MONDAY NIGHT」（千葉・幕張メッセイベントホール）に行って来た。

前半は楽しいトークショーとファンによるジェジュンの33歳の誕生祝、後半はジェジュンの圧巻のライブで、計3時間だった（ジェジュンのInstagram画像）。

ライブではアンコールも含め、計11曲を熱唱した。凄すぎる歌唱力で、まるで歌声で人を感動させるために生まれてきたとしか思えないほど、感動的だった。最後の「守ってあげる」はアカペラも含め、サビの部分をファンと交互に何度も歌った。

ライブ終盤のMCで、ジェジュンは2019年4月10日に日本で初のソロアルバム「Flawless Love」を発売する、と発表した。全曲日本語詞のオリジナルアルバムで、ファンの熱望に応えてダンスナンバーも何曲か入れた。

このため、4月10日～5月29日に6都市12公演開催のアリーナツアー「JAEJOONG ARENA TOUR 2019～Flawless Love～」では、ダンサーも出演する（日程はこちら）。

前半トークショーの中でジェジュンの33歳の誕生日をファンがお祝い

このファンイベントは、1月26日に33歳の誕生日を迎えたジェジュンの誕生祝会も含んでいた。事前にファンによる花の設置も許可されており（ただし当日中の撤去手配などの条件付き）、当日はファンからジェジュンへのプレゼントも受け付けていた（BOX設置）。

前半のトークショーの進行役を務めたMCの古家正亨氏（ラジオDJ・K-POP評論家）が、開演前に登場して、ジェジュンへのサプライズについてファンに説明し、ファンと一緒にバースデーソング歌唱や掛け声の練習をした。ケーキは4段で苺が載っていて、プレートには深紅のバラの花びらが飾ってあった。

ジェジュンはファン宛ての、ファンが泣きそうになるほど真摯で心がこもった感謝の手紙を書いて来ていて、それを読み上げた。

フォトセッションでは、短時間ながら、ファンが自分のスマホでジェジュンのいるステージを撮影することが許可された。

6,000～7,000人収容可能な幕張メッセイベントホールは満席で当日立見券の人もいたが、月曜の午後5時開演ということもあり、観客の99％以上は女性だった。20～30代が多いようだったが、40～60代とみられる女性も多数いた。みんな総立ちで、ロックナンバーではジェジュンに指示されるままジャンプし、最後のバラードは一緒に歌った。

ジェジュンのファンは姉御肌で積極的

アーティストによってファンのタイプは異なるが、ジェジュンのファンはジェジュンの歌唱力に惹かれているだけあって、ファンだけの合唱の歌唱力レベルも高かった。

また、ジェジュンの年齢（33歳）に比較的近い女性ファンの中には、姉御肌で遠慮なくリクエストを出す人が結構いるようだ。全部日本語だったMCの中で、ジェジュンはファンが「キビシイ」とこぼす場面もあった。

たとえば、ジェジュンが韓国の自宅に戻ると、日本のファンがジェジュンが韓国にいる期間が長い、と不満を言ったそうだ。ジェジュンは自分の家は韓国にあるんだけど、と当惑気味だった。

また、2018年12月24日のジェジュンのハイタッチ会の映像が流れたが、シングル「Defiance」に封入されていたハイタッチ券を70枚以上集めたファンの女性は、枚数と同じ回数だけハイタッチができるため、ハイタッチの時間を活用してジェジュンを、「去年の年収は？」「付き合ってた女優は誰？」など、質問攻めにしていた（女優の質問は、バラエティー番組でジェジュンがかつて日本の女優に二股掛けられたと打ち明けていたためとみられる）

ちなみに、このハイタッチ会では、ジェジュンはハンドクリームを塗って、椅子に座ったまま、5時間で約1万2,000人のファンとハイタッチをした。

ジェジュンが4月10日発売のニューアルバムについて、「曲がメチャクチャいい！」と自信を示すと、多くのファンが即座に「歌って～！」と叫び、本来は解禁前なのに、ジェジュンはついついアカペラでほんの少し歌う、というサービス精神を発揮していた。アンコールで「何か歌って～！」と叫ぶファンに、ジェジュンが「テキトーな」と戸惑っていた。

ジェジュンの金髪と愛されMC

この日登場したジェジュンは金髪になっていた。薄い茶色に近い金髪だった。

最初のトークショーでは、白のTシャツにグレージャケット、ブルージーンズの組み合わせだった。ライブになると、茶色っぽいベージュのチェックのシャツに黒の革ジャケットで登場したが、1曲終わったところで「暑い」と言ってジャケットを脱いだ。アンコールでは白のシャツで、胸元にミュージシャンらしき顔がプリントしてあった。

ジェジュンが凄すぎる歌唱力でファンを虜にしているのは間違いないが、全編日本語だったジェジュンのMCにも、いろいろとファンウケする内容があった。

トークショーで、ファンから予め募った質問に答える場面では、「お風呂派」か「シャワー派」かとの問いにジェジュンが「シャワー派」と答えた後、体のどこから洗うかとの質問に、ジェジュンがまず「お腹」と答えて、それから「大事なところ」と言いかけて、一人で赤面して絶句する場面があった。

ジェジュンは以前は何を食べても太らなかったのに、最近は「5キロ太って69とか70キロ」になったと打ち明け、「昨日ケンタッキーを8ピース頼んで」と話して、MCの古家氏を仰天させていた。

ジェジュンが昨年、女性から「5回ぐらい告白されたんですよ」と自慢すると、ファンが「え～っ！」と叫び、ジェジュンが「でも全部断りました」と付け加えると、ファンが盛大に拍手した。

ちなみに、その告白5件とは別に、ジェジュンは「ファンのみなさんからも狙われてるんです」「写真見たらめっちゃ可愛い」と明かし、ファンを当惑させていた。

ジェジュンがファンに向けて書き、読み上げた手紙の内容は、誠実で感動的だった。全部は書ききれないが、「みなさんのおかげで、僕の人生は恵まれています」「（自分が）ファンのみなさんが辛い時に、力になってあげられる、そんな存在になったら、嬉しいです」「これからも一生懸命努力し、みなさんに愛してもらえるようになります。愛しています」というくだりなどは、ファンの胸を打っていた。

ライブのMCでは、「バンドのメンバー」を「バンドのミンバー」と言い間違えた場面があり、その後わざと「バンドのミンバー」と、ことあるごとに繰り返した。

念願の日本での1stソロアルバム発売決定にファンも大興奮

ジェジュンが昨夏の段階から抱負として述べていた、日本での初のソロアルバムの発売がようやく決定したと発表した際、ファンもジェジュンのソロアルバムへの想いをよく知っていただけに、大反響だった。一語一句正確に記憶しているわけではないが、大体こんな感じだった。

ジェジュン「新しいお知らせの時間。緊張するね。日本で初めてのソロアルバム！」
ファン「ワァ～！」
ジェジュン「4月10日、発表することになりました！　僕にとっては凄いことなんですよ。全曲日本語になってます」
ファン「ワァ～！」
ジェジュン「次の4月からのツアーで、新しくできるものもたっぷり。みなさんがずっと願っていたダンス曲が、何曲か入ってます」
ファン「（一段と大声で）ウワァ～！！！」
ジェジュン「（カバー曲でなく）すべて僕の曲で。本当に仕方なく！　踊るしかない！　踊りたいから入れたわけじゃない！」
ファン「ええ～？」
ジェジュン「次のツアーで僕のダンス！」
ファン「ワァ～！」
ジェジュン「バラード！」
ファン「ワァ～！」
ジェジュン「ロック！」
ファン「ワァ～！」
ジェジュン「4月10日です！」
ここでスクリーンに『1st Album 「Flawless Love」』とのタイトルが映る。
ジェジュン「全て作業は終わっています」
ファン「ありがとう！」
ジェジュン「次のツアー、ダンサーのみなさんもいるからね！」
ファン「おお！」
ジェジュン「僕の口から言うのも何だけど、曲がめちゃくちゃいい！」
ファン「歌って～！」「踊って～！」
ジェジュン（解禁前で戸惑いながら）「ちょっとね」（アカペラでさわりだけ歌ってみせる）
ジェジュン「タイトルが2曲になります。バラードはほんとにヤバイ。キュンキュンする。心臓に悪い曲。」

セットリスト

2019年1月28日の「J-JUN MONDAY NIGHT」公演のセットリストは以下の通り。凄すぎる歌唱力だった。音程の正確さはもちろん、声量も表現力も豊かで、ジェジュンは歌声で人を感動させるために生まれてきたんだとしか思えないほど、感動的だった。

1.Just Another Girl (日本語)
MC　（「暑いので」革ジャンを脱ぐ）
2. LAVENDER
3. 化粧/ 中島みゆき
4. 糸/ 中島みゆき
5. 歌うたいのバラッド/ 斉藤和義
6. 1/3の純情な感情/ SIAM SHADE
7. Good Morning Night(日本語)
（途中で曲を止めてMC、ファンのジャンプが少ないので「やる気がでない」などとファンに絡んで、演奏再開）
MC　（ソロアルバム発売を発表）
8.Defiance
9.Sign
ENCORE
10.Forget-me-not/ 尾崎豊
11.守ってあげる（日本語）
（途中で曲を止めて、サビの部分をファンとジェジュンとアカペラで交互に歌う。ファンの歌い方が明るすぎると難癖を付けるが、ファンがジェジュンの誕生日だからと反論し、ジェジュンは引き下がる。バンドマスター（「社長」）であるベーシストにも無理やり歌わせる。最後にジェジュンが続きを歌って終演。笑顔で名残惜しそうにお礼を言ってハケた）