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・4人の追加脱落者投票―日本人のニキが脱落者として自分を慕う後輩・タキに投票
・課題曲評価でI-LANDから新たな脱落者が出れば、『グラウンド』組から復活できる
・日本人のダンスの達人・ニキがセンターを務めることになったが、歌に厳しい評価
・審査員が決めたのは脱落者の人数まで、誰を脱落させるかは『I-LAND』組自身が決める
BTSを擁するビッグヒットエンターテインメントとMnet放送局のCJ ENMとの超大型ボーイズグループ・オーディション・プロジェクトの「I-LAND」の第2回が、2020年7月3日（金）の23時からMnetで日韓同時放送され、無料インターネットテレビのABEMA TVのABEMA SPECIALチャンネルでも放送された。
筆者は最初Mnetで観たが、韓国語がほとんど分からなかったので、結局翌日夕方からABEMA TVで配信された日本語字幕版を待った。
このオーディション番組の特徴は、23人の練習生自身が脱落者を投票で選ぶという残酷さと、練習生たちのビジュアルとダンスのレベルの高さだ（歌唱力はそれほど凄くもない者もいるようだ）。
また、日本人が3人含まれているから、彼らの動向が気になる。おそらく、日本人が全くいないオーディションよりも、日本の視聴者の関心が高くなっていると思われる。
4人の追加脱落者投票―日本人のニキが脱落者として自分を慕う後輩・タキに投票
第1回では、23人の練習生が1人ずつステージ・パフォーマンスを披露して、彼ら自身による投票で、「I-LAND」の定員である12人を選ぶことになっていたが、定員を4人上回る16人が残った状態で終わっていた。
第2回は、追加脱落者の4人を選ぶところから始まった。2時間ほど自由時間で一緒に過ごした後、端末画面を使った投票が行われた。
日本人練習生で最年少のタキは、ダンスの上手な日本人の先輩・ニキを「頼りになる」「ずっと一緒にいたい」と慕っていた。だが、ドライなニキは、何とタキを脱落メンバーに選んだ。結果的にタキは、4人の追加脱落者に含まれてしまった。
タキの脱落が判明すると、ニキはタキをハグして「大丈夫や。絶対戻って来い！」と激励した。見ていて何とも言えない複雑な気分だった。
課題曲評価でI-LANDから新たな脱落者が出れば、『グラウンド』組から復活できる
脱落者たちは、超豪華施設の「I-LAND」を出て、隣接する簡素な練習場の「グラウンド」に移動させられ、練習しながら復活のチャンスをうかがうことになった。ただし、「I-LAND」組から新たに脱落者が出た場合のみ、補充メンバーとして復活できる、というシステムだ。
超豪華施設に残った「I-LAND」組12人は、最初のオリジナル課題曲としてのシグナルソング「Into the I-LAND」の歌とダンスの本番パフォーマンスを、7日後に行うことになった。
今度の審査は、プロデューサーや専門家が別室でモニターを見ながら行い、「I-LAND」組からの脱落者の人数を決定する。
「I-LAND」組12人の個人の点数の平均値がチームの点数となり、チームの点数が96点以上なら脱落者0人、91～95点なら脱落者1人、86～90点なら脱落者2人……というふうに区分があり、70点以下なら脱落者6人、と定められていた。
練習生たちは、トレーナーなしで、プロのお手本の動画を見て、自分たちだけで振付と歌を覚えなければならなかった。
パート決めは、自薦・他薦、話し合い、コンテストで決定した。希望がかぶれば、実際に歌を披露したりして、チーム内投票で決定したパートもあった。必然的に、不満な者やいじける者も出る。
日本人のダンスの達人・ニキがセンターを務めることになったが、歌に厳しい評価
ニキは最初からセンター・1番志望だったが、最初は叶わずヒスンが務めた。だが、ヒスンがみんなをまとめきれなくなって、不満の声が上がり、途中からニキがセンター・1番を務めることになった。
本番2日前に、プロデューサーのRAIN氏がレベルチェックにやって来た。全員のダンスを見て、休ませることなく、1人ずつ歌わせて、さらに踊りながら歌わせた。かなりキツかったはずだ。
RAIN氏はセンター・1番の重責を担うニキについて、以下の厳しい講評を述べた。
「ニキ、音程の練習をもっとはっきりしたほうがいいと思う。（パートが）1番だよ。1番に対するプレッシャーは、君が一生懸命頑張らなければならない。他の国の言葉で歌うのは簡単なことではない。でも、それぐらいだから、練習する必要がある」
「ニキの歌声について、心配するところがあったんですが、ダンスは本当に上手だったんですよ。でも、音程がずれたり、そういうところが少し問題でした」
ニキの歌への厳しい意見に、チーム内でセンターをヒスンに戻すべきではとの提案も出た。落ち込むニキ。慰めたのは、もう1人の日本人メンバーのケイだった。チーム内で意見が分かれたが、結局ニキがセンター・1番を続けることになった。
「グラウンド」組11人は同じ課題曲で練習し、1人ずつパフォーマンスする様子を撮影して、プロデューサーらが映像を見て審査した。突然カメラが動き出して撮影が始まり、歌詞を覚えきれていなかったり、上手にできなかったりした練習生が、泣いていた。
本番パフォーマンスは、I-LAND内の超豪華なステージ、しかも慣れない動く（移動）ステージで行われた。審査員の中には、BTSの振付師として有名なソン・ソンドゥク氏もいた。
本番をモニターで見ていた「グラウンド」組のタキが、自分を脱落させたニキのパフォーマンスを見て、笑顔で「本当にカッコいい！ニキ！」と言っていた。
・YouTubeのMnet K-POPチャンネルに2020年7月4日に公開された[ENG] [I-LAND/EP.2] ♬Into the I-LAND 200703 EP.2（本番パフォーマンスおよび審査員や「グラウンド」組の様子を含む）映像（英語字幕入り、6分1秒）
・YouTubeのMnet K-POPチャンネルに2020年7月4日に公開されたI-LAND [Full Ver.] Into the I-LAND 200703 EP.2（本番パフォーマンス）映像（4分23秒）
しかし、別室の「無慈悲な」審査員たちの話し合いでは、センター・1番のニキに、かなり辛辣な意見が出ていた。
審査員が決めたのは脱落者の人数まで、誰を脱落させるかは『I-LAND』組自身が決める
審査員たちによる結果発表では、個人名が示されず、個人の点数だけが順不同で表示された。40点から75点のばらつきがあった。平均点は59点。つまり、12人中6人が脱落することになった。これにニキは、自分のせいだと暗くなっていた。
その後、「I-LAND」組12人による、脱落者投票が行われることになった。一方、「グラウンド」組からは、名前を呼ばれた6人が「アイランド組」に昇格する。誰がどうなったかは、次回に判明する。
審査員が脱落者を決めずに人数だけ決め、またしてもチーム内投票で自分たちで決めるんだ、と知って愕然とした。
最終的に日本人メンバーが残れるかどうかで、日本の視聴者の注目度も違ってきそうな気がする。
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* BTSを輩出したBig HitエンターテインメントとMnetのCJ ENMが共催したサバイバル・オーディション「I-LAND」で誕生し、両社の合弁会社BELIFT LABに所属する7人組多国籍ボーイズグループのENHYPEN（エンハイフン）が、2020年11月30日（月）18時に韓国で1stミニアルバム「BORDER: DAY ONE」を発売しデビュー。タイトル曲は「Given-Taken」。CDミニアルバムは外装と封入物が異なるDAWNとDUSKの2形態で販売。日本では輸入盤となり、2形態が選べずランダム・バージョンとなるストアもある。ENHYPEN Weverse Shop JapanまたはUNIVERSAL MUSIC STOREで11月上旬より予約受付開始となるイベント抽選応募対象商品を購入すると、購入者対象メンバー参加オンラインイベントの抽選に申し込める。
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