BE:FIRST弟分MAZZELデビューシングル『Vivid』ビルボード2日間売上が3.6万枚で1位

2023年5月19日

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・1位だが、知名度抜群の兄グループBE:FIRSTのデビュー作の売上に比べるとかなり少ない
・MAZZELのCD初週売上は同期のDXTENより多いが、＆TEAMやLIL LEAGUEには届かない見込み
・SKY-HIはCD売上よりもBillboard JAPAN HOT 100を重視
・商品情報

SKY-HIが率いるBMSGのBE:FIRSTの弟グループ・MAZZEL（マーゼル）の2023年5月17日（水）発売のデビューシングル「Vivid」は、ビルボード・ジャパンの2023年5月15日（月）～17日（水）のシングル・セールス速報（【先ヨミ】）で、3万6,683枚の売上で1位だった。実質的にはフラゲ日・16日（火）と発売日・17日（水）の2日間の売上だ。

オリコンでの売上はフラゲ日・16日（火）が2万6,065枚、2日目の17日（水）が4,931枚で、両日ともオリコン・デイリーシングルランキングで1位だった。2日間の累計売上は3万996枚に達した。オリコンでは非ジャニーズ系ボーイズグループを中心に、「積み」の間引きが行われており、オリコンでの売上がビルボード・ジャパンの数字を下回ることはよくある。

まずは、デイリー1位、おめでとございます。正直、初日の3万台というのは、ものすごく多いというわけではないので、同日発売の強力なライバルが現れなかったというのは、ある意味、MAZZELが「持っている」ことを示していると言えそうだ。

1位だが、知名度抜群の兄グループBE:FIRSTのデビュー作の売上に比べるとかなり少ない

ちなみに、兄グループのBE:FIRSTの2021年11月3日発売のデビューシングル「Gifted.」の売上は、ビルボード・ジャパンのシングル・セールス速報（【先ヨミ】）では実質火曜日と水曜日の2日間で17万754枚、オリコンではフラゲ日（火）が12万7,282枚で、初日から2日間の累計では15万7,065枚だった。

つまり、MAZZEL「Vivid」の初日から2日間の売上は、めでたく1位とはいえ、BE:FIRSTの約2割程度にとどまった。これは仕方がない。BE:FIRSTの場合は、オーディション番組「THE FIRST」が地上波日本テレビの「スッキリ」で頻繁に紹介されていて、デビュー前から知名度が抜群でファン数も多かった。

しかし、MAZZELは、デビューに至る過程がYouTubeでドキュメンタリーとして紹介されるにとどまったため、知名度不足で、デビュー前のファン数がBE:FIRSTよりもかなり少なくなってしまったのは、致し方ない。

SKY-HI社長がMAZZELのCD売上をどの程度だと予想していたのかは分からないが、BE:FIRSTのファンのほとんどが買ってくれるはずと楽観していて、BE:FIRSTのデビュー当時ほどMAZZELの売り込みに心血を注いでいなかったのであれば、甘かったかもしれない。

MAZZELのCD初週売上は同期のDXTENより多いが、＆TEAMやLIL LEAGUEには届かない見込み

ちなみに、MAZZELの1週間前の5月10日（水）にデビューした、LAPONEエンタテインメントのJO1・INIの弟グループのDXTEENのデビューシングル「Brand New Day」のCDの初週売上は、ビルボード・ジャパンで2万9,092枚（週間5位）、オリコンで2万3,357枚（週間5位）だった。つまり、MAZZELは初日から2日の時点で、DXTEENの初週売上を抜いた。

しかし、2022年10月以降デビューの“同期”ボーイズグループのデビュー作のビルボード・ジャパンでのCD初週売上を比較すると、MAZZELが1番多くはない。

HYBE LABELS JAPANの＆TEAMの12月発売のデビューEP「First Howling: ME」の16万5,431枚や、LDHのLIL LEAGUE from EXILE TRIBEの1月発売のデビューシングル「Hunter」の8万2,577枚（同）を、MAZZEL「Vivid」が上回ることは、困難とみられる。

図表1　2022年10月以降デビューの主要ボーイズグループのデビューCDの初週売上（ビルボード・ジャパン）

・＆TEAM 1st EP「First Howling: ME」　16万5,431枚
・LIL LEAGUE 1stシングル「Hunter」8万2,577枚
・MAZZEL 1stシングル「Vivid」？（水曜までで3万6,683枚）
・DXTEEN 1stシングル「Brand New Day」2万9,092枚

SKY-HIはCD売上よりもBillboard JAPAN HOT 100を重視

もっとも、BMSGのSKY-HI社長は、CD売上よりもBillboard JAPAN HOT 100での1位または上位を重視する方針だ。BE:FIRSTはCD発売週にデビュー曲「Gifted.」で1位を獲った。一方、同期ボーイズグループでは、CDありのデビュー曲としては、今のところLIL LEAGUE「Hunter」の2位が最高となっている。

ちなみに、MAZZELの3月31日配信リリースのプレデビュー曲「MISSION」はCDなしで、4月3～9日の週にぎりぎり100位にチャートインした。ぎりぎりチャートインできたとは、やっぱりMAZZELは「持っている」のかもしれない。

図表2　2022年10月以降デビューの主要ボーイズグループのデビュー曲のBillboard JAPAN HOT 100最高順位

・LIL LEAGUE 「Hunter」　2位
・Travis Japan「JUST DANCE!」　4位（デジタルシングルなのでCDなし）
・DXTEEN「Brand New Day」　40位
・＆TEAM「Under the skin」　49位（EPなのでCD売上を含まない）
・MAZZEL「MISSION」　100位（プレデビュー曲、デジタルシングルなのでCDなし）

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*MAZZEL イベント情報

5/7(日) デビューシングル「Vivid」予約特典オンライントークイベント
6/1(木) デビューシングル「Vivid」発売記念SHOWCASE（都内）
8/19(土) 「SUMMER SONIC 2023」TOKYO （MOUNTAIN STAGEのOpening Act）
8/20(日) 「SUMMER SONIC 2023」OSAKA （MOUNTAIN STAGEのOpening Act）

商品情報

*SKY-HI（日高光啓）が率いるBMSGの2つ目のボーイズグループ・MAZZEL（マーゼル）の2023年5月17日（水）発売のデビューシングル「Vivid」は、リード曲「Vivid」をはじめとする3曲を収録。レーベルはBMSGとUNIVERSALが共同出資で立ち上げたBE-U。

CDシングルは、32Pフォトブック付き初回盤、DVD付きDELUXE A、DVD付きDELUXE B、CDのみの通常盤、DVD付きのUNIVERSAL MUSIC STORE限定盤の計5形態で販売。全形態共通のカップリング曲は「CAME TO DANCE」で、DELUXE A・BとUNIVERSAL MUSIC STORE盤には「Fantasy」も追加収録。DELUXE AのDVDには「Vivid」のミュージックビデオ（MV）およびダンス・パフォーマンス・ビデオを収録。DELUXE BのDVDには「Vivid」のビハインド映像を収録。UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤のDVDには「Vivid」のミュージックビデオ（MV）、ダンス・パフォーマンス・ビデオ、ビハインド映像、写真撮影メイキング映像を収録。

全形態で、トレーディングカード（全形態共通絵柄のソロ8種・集合1種の全9種から1枚ランダム）と、シリアルナンバー入り応募抽選券を封入。シリアルナンバーを用いて、都内で6月1日（木）に開催のSHOWCASE、東京・大阪・愛知で開催予定のオフラインイベントの抽選に応募できる。また、UNIVERSAL MUSIC STOREでの予約限定で（全形態が対象）、5月7日（日）のメンバーとのオンライントークイベントへの抽選招待特典がある。

*書籍
Amazon: 日経エンタテインメント！ 2023年6月号 (表紙巻頭: MAZZEL, DXTEEN) 2023/5/2
楽天ブックス: 日経エンタテインメント！ 2023年6月号 (表紙巻頭: MAZZEL, DXTEEN) 2023/5/2

*SKY-HI（日高光啓）が率いるBMSGの2つ目のボーイズグループ・MAZZEL（マーゼル）の2023年3月31日（金）リリースのプレデビュー・デジタルシングル「MISSION」は、同日公開の映画「ダンジョンズ＆ドラゴンズ/ アウトローたちの誇り」日本公開版テーマソング。レーベルはBMSGとUNIVERSALが共同出資で立ち上げたBE-U。

Amazon: MISSION [デジタルシングル] (MAZZEL) 2023/3/31
Apple Music/ iTunes: MISSION (MAZZEL) 2023/3/31
レコチョク: MISSION (MAZZEL) 2023/3/31

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