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・ボーカル『Hero』チーム―安藤佑唯、海老原鼓、飯田栞月の歌唱力が凄い
・ダンス『RUN RUN』チーム―ダンスカリスマは荒牧深愛、田中優希、アクロバットの北爪さくら
・ボーカル『Shine A Light』チーム―メインボーカル・櫻井美羽が、チーム内1位を髙橋妃那に奪われる
・ダンス『WA DA DA』チーム―スキルはあるのだが・・・
サバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(日プ女子、日プガールズ)の第5話が、2023年11月2日(木)にLeminoで無料配信され、ポジションバトルの前半の模様が描かれた。
今回は4チームの練習から本番までの様子が取り上げられたが、脚光を浴びることになったのは、ボーカルの安室奈美恵「Hero」チーム4人のうちの卓越した歌唱力の安藤佑唯(ゆい)、海老原鼓(つづみ)、飯田栞月(しづく)と、ダンスの「RUN RUN」チーム7人のうちダンスにおける高度なスキルとカリスマ性を見せた荒牧深愛(じょあ)、田中優希、北爪さくら、だったと思う。
一方で、櫻井美羽は絶対的スターになれるチャンスを逃したが、人柄の良さは伝わったので、高い人気は維持できると思われる。
ボーカル『Hero』チーム―安藤佑唯、海老原鼓、飯田栞月の歌唱力が凄い
「Hero」チームの本番での歌唱パフォーマンスは素晴らしかった。これまでは海老原鼓と高見文寧の2人がこのオーディションでの卓越した歌唱力のボーカリストと認知されていたが、今回そこに、安藤佑唯と飯田栞月が加わった。
また、練習の過程で、メインボーカルは安藤佑唯に決定したのに、番組側がある種の“えこひいき”を企てて、アレンジャーの韓国音楽プロデューサー・デュオ・LASが海老原鼓にメインボーカル以上に目立つ高難度のアドリブを2カ所追加した際に、海老原鼓が「佑唯ちゃんに申し訳ない」と泣いたことも、彼女の人柄の良さが伝わって、とても良かったと思う。
音大で声楽を学んだ飯田栞月が、ポップスに似合わないクラシック唱法の癖を失くすことに成功したのも、良いドラマだったと思う。
チーム内での順位は、1位が安藤佑唯、2位が海老原鼓、3位が飯田栞月だった。
・YouTubeのPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSチャンネルに2023年11月10日に公開された#6 ハイライト┊安室奈美恵 ♫ Hero [ポジションバトル](3分46秒)
ダンス『RUN RUN』チーム―ダンスカリスマは荒牧深愛、田中優希、アクロバットの北爪さくら
ダンスのPROWDMON, LAS「RUN RUN」チームは、LASが制作した、日本では馴染の薄い曲で、プロダンサーたちが高難度で舞台芸術のようなステージを繰り広げる内容で、ダブルミッションとして、ベネフィットが2倍になる、という特典があった。もちろん、この曲を選択したのは、ダンススキルに自信のある練習生たちだったが、振付も自分たちで考案しなければならず、なかなか振りが思いつかず、悪戦苦闘した。
それでも、才能のある彼女たちは、凄みのある素晴らしい作品に仕上げて本番に臨み、ステージでの勝負強さも証明した。結果、チーム内での1位はセンターを務め、カリスマ性を見せた荒牧深愛、2位は田中優希、3位はアクロバットを採り入れた北爪さくらだった。
・YouTubeのPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSチャンネルに2023年11月10日に公開された#6 ハイライト┊PROWDMON, LAS ♫ RUN RUN [ポジションバトル](3分51秒)
ボーカル『Shine A Light』チーム―メインボーカル・櫻井美羽が、チーム内1位を髙橋妃那に奪われる
一方、ボーカルのJO1「Shine A Light」チームでは、本番でミスしたメンバーが散見されたことも残念だったが、それ以上に残念だったのが、センター(メインボーカル)で途中からチーム・リーダーも務めた櫻井美羽が、チーム内1位を獲れず2位に終わり、名実ともにこの番組の顔になれるチャンスを逃した感があることだ。1位になったのは、意外と高音が上手に出せていた髙橋妃那(ひな)だった。
圧倒的知名度の櫻井美羽が、今回メインボーカルとしてのパフォーマンスという大チャンスで1位が獲れなかったことは、過去の大型オーディション番組で惜しくもデビューを逃したのと、同じような理由のためではないか、と思わせた。
櫻井美羽は、ビジュアルも歌・ダンスのスキルも優れているのだが、ステージでのカリスマ性が足りないのだ。それは、抜群の知名度とテーマ曲のセンターを務めた実績のおかげで、観客が彼女に要求するレベルが上がったことも、影響しているかもしれない。
それでも、櫻井美羽は今回、自分の時間を割いてチームの他のメンバーの支援に尽力した人間性の良さが好感されたので、人気とデビュー圏の地位は維持できるだろう。
・YouTubeのPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSチャンネルに2023年11月10日に公開された#6 ハイライト┊JO1 ♫ Shine A Light [ポジションバトル](3分22秒)
ダンス『WA DA DA』チーム―スキルはあるのだが・・・
ダンスのKep1er「WA DA DA」チームは、誰もこの曲を選択しなかった“残り物”チームになってしまったのが、モチベーションの面で最初から不利だったのが、ちょっと可哀想だった。
また、高いダンススキルを持つメンバーがいても、本番ステージで魅力を発揮して観客を感動させるには、スター性のような、別の特殊能力が必要なんだな、と思わせた。1位は川畑蘭華だった。
・YouTubeのPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSチャンネルに2023年11月10日に公開された#6 ハイライト┊Kep1er ♫ WA DA DA -Japanese Ver. [ポジションバトル](3分29秒)
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