FANTASY BOYS/ 少年ファンタジー

『少年ファンタジー』#4―『&AUDITION』出身ジュンウォン苦境、日本人ヒカリが脚光を浴びる

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NCT U『90’s Love』チーム―ヒカルはPDに褒められたが、1位は可愛いオ・ヒョンテ
BTS『Boy In Luv』チーム―実力がないのに人気のキム・ギョレを、カン・デビョンが僅差で破って1位に
TOMORROW X TOGETHER『CROWN』チーム―ヒカリのアイドルオーラが際立つ
ATEEZ『Deja Vu』チーム―大激戦チーム1位ホン・ソンミン、2位テソン、3位ハヤト、4位ジュンウォン

韓国地上波MBCのグローバル・ボーイズグループ結成のためのサバイバル・オーディション番組「少年ファンタジー」(소년 판타지、Fantasy Boys)の第4話が、日本でABEMA SPECIALチャンネルで字幕付きで、2023年4月20日(木)22時より、日韓同時放送された(ABEMAでは第4話は放送後2週間無料)。

今回は2学期のビジュアル・ミッションの後半と2学期の順位発表のさわりの部分までが放送された。

このミッションは、チームごとに衣装コンセプトが決まっていて、ときめき(見せ場)パートが2カ所あり、1つ目の担当者はランウェイイベントでファンタジーメーカー(投票する視聴者)の投票で選ばれ、2つ目の担当者はプロデューサー陣が中間評価時に決定した。

本番ステージはチーム戦でなく個人戦で、現場ファンタジーメーカーによ投票で、各チームの1位に2,000点のベネフィットが与えらえる(1位が同点の2人の場合は各1,000点)。前回放送で、THE BOYZ「The Stealer」チームの1位はリン・チで、Stray Kids「ソリクン(Thunderous)」チームはソウルとクム・ジンホが1位タイだった。

今回は、NCT U「90’s Love」チームの1位がオ・ヒョンテ、BTS「Boy In Luv」チームの1位がカン・デビョン、TOMORROW X TOGETHER「CROWN」チームの1位が日本人・ヒカリ、ATEEZ「Deja Vu」チームの1位がホン・ソンミンだった。

初めて日本人・ヒカリがクローズアップされた。笑った感じがINIの後藤威尊に少し似ていて、アイドル・オーラに溢れるイケメンだ。ただ、なぜかプロデューサー陣がヒカリを実力に見合わないほど贔屓にしているように見えたのが、ちょっと不気味だった。

「&AUDITION」出身で自己主張が控えめのユ・ジュンウォンの、ATEEZ「Deja Vu」チームでのパート獲得戦の負け続けやチーム内順位が4位という苦境が、クローズアップされた。ジュンウォンはサバイバル・オーディションを勝ち抜けるキャラではないかもしれないが、視聴者投票での支持の高さをキープできれば大丈夫なはずではある。

番組の最後に、2学期最終順位発表式のごく一部が放送された。この発表で、42人が37人に絞られ、5人が脱落することになる。

今回小出しに明かされたのは、順位が下がった練習生で、36位のチョン・ドゥンヘソルは1学期の33位からダウン、6位のサンタは1学期の1位からの低下だった。さらに次回予告映像で、テソンが31位で、1学期の6位から大幅下落、という衝撃のシーンがあった。マジか!? グローバル視聴者投票とベネフィットによる結果なので、大変動はあり得るとはいえ、こんなに乱高下していていいのだろうか。

なお、グローバル視聴者投票が、直接デビューメンバー12人の決定につながると説明されている。ただし、100%視聴者投票のみで決まるのか、だったら4人のプロデューサー陣は決定権がないのかは不明だ。日本からも投票できる(番組の日本語公式サイト・投票方法はこちら ( https://fantasyboys.jp )。韓国票60%、それ以外の地域の票40%に換算されて、練習生の順位が決まる。

NCT U『90’s Love』チーム―ヒカルはPDに褒められたが、1位は可愛いオ・ヒョンテ

スポーティールックの衣装コンセプトのNCT U「90’s Love」チームでは、ときめき(見せ場)パートの1つ目の担当者は、現場ファンタジーメーカー投票でカン・ミンソが選ばれていた。自分たちでのパート決めは難航。ボーカル・トレーナーがヒカルを褒めた。中間評価でプロデューサー陣はときめき(見せ場)パートの2つ目の担当者にヒカルを選んだ。

本番ステージでは、パート決めでゴネていて悪編されていたソ・サンウが腹筋見せをしてPRしたが現場投票で3位、ヒカルはソヨンPDに上手と褒められたが4位で、ダンスブレイクで目立っていた可愛い感じのオ・ヒョンテが1位になった。

・YouTubeの放課後のときめきシーズン2[少年ファンタジー]チャンネルに2023年4月20日に公開されたNCT U 「90's LOVE'」full ver. _ 20230420(ヒカル、オ・ヒョンテ、カン・ミンソ、ソ・サンク、カン・ヒョンウ、ペ・ジェホ、パク・ヒョングン、3分59秒)

・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたOH HYEONTAE (オ・ヒョンテ、오현태) 「90’s LOVE」チッケム(4分29秒)
・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたHIKARU(ヒカル, 히카루) 「90’s LOVE」チッケム(4分29秒)

BTS『Boy In Luv』チーム―実力がないのに人気のキム・ギョレを、カン・デビョンが僅差で破って1位に

メンバーの実力の差が大きいチームだった。歌うたびに音程を大きく外しっぱなしで、音痴と言われても仕方のない末っ子・キム・ギュレがランウェイ・イベントの現場投票でときめき(見せ場)パート1の担当に選ばれてしまった。キム・ギュレはボーカル・トレーナーに「でたらめな音」とボロクソに言われた。また、タイの人気俳優のヤヤがダンスについて行けなかった。この2人がチームのお荷物になっていた。

中間評価でプロデューサー陣は、歌の音程が全く取れないキム・ギュレが、ときめきパート1を務めていることに当惑した。ソヨンは「チーム全体が崩れて見える」と言った。プロデューサー陣が緊急会議を行い、パート割を変更した。キム・ギュレは音程がある箇所のボーカルから外され、冒頭と中盤の音程のないラップを担当することになった。

ファン投票で全て決められてしまうと、ビジュアルが良くても実力が低レベルすぎるキム・ギュレのように放送すると番組の信頼にかかわるケースが出てきて、その場合はプロデューサー陣が対応する、という先例を作ったと言えよう。

実力の高いメンバーは、実力の低いメンバーに手を焼きつつも、忍耐強くチームのために本番まで踏ん張った。

本番ステージでは、歌唱力の高いファン・ジェミン、キム・デヒ、カン・デヒョン、ソン・ドゥヒョンがチームを牽引した。ファン・ジェミンの歌もダンスもプロデューサー陣に褒められた。カン・デヒョンの歌も褒められた。

現場投票の結果、ヤヤは最下位の7位、サンタは6位と、タイの俳優コンビが低迷した。1位はカン・デヒョン、2位はキム・ギュレで、たった2票差だった。心境を聞かれて、キム・ギョレは「悔しくはないです。僕よりも上手なお兄さんたちが僕より順位が低いので‥・」と言って、言葉に詰まって泣いた。お兄さんたちが寄って来て、キム・ギョレを優しく慰めた。

キム・ギョレは可愛くてスタイルがいいが、筆者個人的には、日本の旧来型アイドルじゃないんだから、実力主義のK-POPでこんなに歌が下手すぎる者がデビューしてはいけないと思う。伸びしろはダンスには当てはまるかもしれないが、キム・ギョレは音感が悪すぎるので、歌の伸びしろには期待できず、デビューすれば「ずっと口パク」決定だろう。デビュー組の運命にかかわるので、面白がって投票するのはやめてほしい。

・YouTubeの放課後のときめきシーズン2[少年ファンタジー]チャンネルに2023年4月20日に公開されたBTS「(상남자) Boy In Luv」full ver. _ 20230420(カン・デヒョン、ファン・ジェミン、ソン・ドゥヒョン、キム・ギュレ、キム・デヒ、サンタ、ヤヤ、3分36秒)

・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたKANG DAEHYEON(カン・デヒョン) 「Boy In Luv」チッケム

TOMORROW X TOGETHER『CROWN』チーム―ヒカリのアイドルオーラが際立つ

マリンコーデ衣装コンセプトのTOMORROW X TOGETHER「CROWN」チームは、爽やかで愛嬌のありそうなメンバーが多かった。日本人はヒカリとユウマの2人がいて、この2人は1年8カ月一緒に練習生生活を送ってきたとのことで、とても仲が良かった。

ヒカリは1学期の最終順位が日本人最高の8位で、ランウェイ・イベントでの現場投票でときめき(見せ場)パート1の担当に選ばれた人気練習生だが、今回初めてまともに映る尺の分量が沢山もらえた。首をちょっと傾げた笑顔がINIの後藤威尊に少し似ている。

そもそもTXT「CROWN」は歌うには難しい曲だが、ときめき(見せ場)パート1の箇所は特に生歌のキーが高くダンスも忙しい部分で、かなりの実力が必要だった。このため、歌に自信がないヒカリはずっと不安だった。Ciipher(「BOYS PLANET」に出ていた日本人ケイタと同じグループ)のリーダーのムン・ヒョンビンが日本語で「大丈夫?」とヒカリに尋ねていた。

中間評価でヒカリがときめき(見せ場)パート1をまともに歌えていないことが、プロデューサー陣に問題視された。プロデューサー陣は、ときめき(見せ場)パート1の箇所を変更して、歌が難しくない箇所にした。ときめき(見せ場)パート2はパート1とほぼ同じで、カン・イランが担当した。仲良しのユウマがヒカリの歌の自主練習に、スマホ持参で付き合った。

本番では冒頭でカメラがヒカリをアップで映すと、ヒカリの笑顔のビジュアルがとても良く見え、アイドルオーラを感じさせた。メインボーカルはハ・ソクヒで、安定感があった。イ・ハンビンの歌もプロデューサー陣に褒められた。プロデューサー陣は、ヒカリの実力には一切言及せず、見る者を惹きつける魅力があり、ステージでの見せ方が良かった、と評していた。

ユウマは7位だった。ハ・ソクヒは1位か2位と分かった時点で泣いた。結果は、ヒカリが1位だった。歌が苦手で簡単な箇所に変更してもらえて獲れた1位という点は引っかかるが、取りあえず1位で良かった。

ヒカリは「これからもっと頑張ります」と述べた。ヒカリとユウマが抱き合った。バックヤードで、ヒカリは「同じ会社でずっと練習してきたユウマ君」の順位が低かったことが「僕も悔しくて」泣いていた。

・YouTubeの放課後のときめきシーズン2[少年ファンタジー]チャンネルに2023年4月20日に公開されたTXT「CROWN」full ver. _ 20230420(ヒカリ、ムン・ヒョンビン、イ・ハンビン、ハ・ソクヒ、カン・イラン、ケイダン、ユウマ3分55秒)

・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開された HIKARI (ヒカリ)「CROWN」チッケム(4分5秒)

ATEEZ『Deja Vu』チーム―大激戦チーム1位ホン・ソンミン、2位テソン、3位ハヤト、4位ジュンウォン

ヴァンパイアルックの衣装コンセプトのATEEZ「Deja Vu」チームは、実力もビジュアルも兼ね備えたメンバーが多い、ハイレベルなチームだった。

筆者は「&AUDITION」当時から見ていたユ・ジュンウォンが、パート決めの話し合いの場で消極的で、なかなか希望のパートを獲得できないでいるのが気になった。ジュンウォンみたいな控えめな性格の人は、自己主張が必要なサバイバル・オーディションには向いていないのかもしれない。ボーカル・トレーナーがパート決めをした時は、ジュンウォンの歌やラップでの表現の強さが足りなくて、ライバルにパートを奪われ続けた。

意外にも、テソンは自己主張だけの人ではなく、引っ込み思案のジュンウォンが言いたくても言えないでいることに気づいていて、気を遣っていた。

このチームのステージ・パフォーマンスはとてもレベルが高く、プロデューサー陣が「デビューしたグループみたい」と絶賛していた。ときめき(見せ場)パート1・2はホン・ソンミンとテソンが担当し、一緒に踊っていて、見栄えが良かった。

このハイレベル・チームの大激戦の個人戦を制して現場投票で1位になったのは、ホン・ソンミンだった。2位はテソン、3位はハヤト、4位はユ・ジュンウォン、5位はシリュウだった。

ジュンウォンはコメントを求められ、笑顔を作っていたが、ショックと悔しさからか、何も喋れなかった。一方、3位のハヤトは驚いていて、日本語で「気を抜かず上を目指して頑張ります」と述べた。

・YouTubeの放課後のときめきシーズン2[少年ファンタジー]チャンネルに2023年4月20日に公開された

・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開された HONG SUNGMIN(ホン・ソンミン、홍성민)「Déjà vu」チッケム
・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたTAESEON(テソン、태선)「Déjà vu」チッケム
・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたHAYATO(ハヤト、하야토)「Déjà vu」チッケム
・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたYU JUNWON (ユ・ジュンウォン、유준원)「Déjà vu」チッケム
・YouTubeのMBCkpopチャンネルに2023年4月20日に公開されたSHIRYU(シリュウ、시류)「Déjà vu」チッケム



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