TNX（『LOUD』出身）とTEMPEST（『I-LAND』ハンビンも）が『KCON 2022 JAPAN』に出演、男性新人賞候補

2022年10月18日

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・『LOUD』出身精鋭のTNXがTREASURE『I LOVE YOU』カバーも披露
・TEMPESTの溌剌ステージで、『I-LAND』のハンビンの笑顔に会えた

2022年デビューのK-POPガールズグループは大豊作で、10月14～16日に東京・有明アリーナで開催された「KCON 2022 JAPAN」でも、新人の域を超えて主要部門賞候補でいいのではと言われる爆売れのIVE（STARSHIPエンターテインメント所属）をはじめ、New Jeans（HYBE/ ADOR所属）、LE SSERAFIM（HYBE/ SOURCE MUSIC所属）、Kep1er（WAKEONE所属）、NMIXX（JYPエンターテインメント所属）が、豪華絢爛の競演祭りだった。

一方で、2022年にデビューしたK-POPボーイズグループが今一つ盛り上がりに欠けたと言われているが、筆者個人的には、これは大手事務所からのデビューがなかったからだと思っている。大手だったらガンガン売り出すし、世間の注目度も高く、絶対的に有利だ。

なお、IVEは大手事務所ではないが、元IZ*ONEのチャン・ウォニョンという天性のスターがいて、全員センター級の美少女で実力もあるから、アイドルを超えた大衆人気まで獲得、という異例の展開になった。

そんな中で、オーディション番組で見ていた懐かしい顔たちが、「KCON 2022 JAPAN」に出演した。ボーイズグループのTNXとTEMPESTだ。

TNXは2021年のSBSのオーディション番組「LOUD」で誕生した2組のボーイズグループの１つで、PSYが代表を務めるP NATIONに所属している。

P NATIONと言えば、2022年は大ボスのPSYがBTSのシュガとコラボで「That That (prod. & feat. SUGA of BTS)」を大ヒットさせ、最近ではラッパーのCrushがやはりBTSのJ-HOPEとコラボした「Rush Hour (Feat. j-hope of BTS」が話題になった。彼らに比べれば、新人ボーイズグループ・TNXは知名度が足りないが、それでも2022年の男性新人賞の筆頭候補になった。

一方、YUE HUAエンターテインメント所属のTEMPESTには、2020年のENHYPENが誕生したオーディション「I-LAND」で後半まで残っていたベトナム出身のハンビンがいる。

『LOUD』出身精鋭のTNXがTREASURE『I LOVE YOU』カバーも披露

オーディション「LOUD」で誕生したP NATION所属のボーイズグループ・TNXは、「KCON 2022 JAPAN」のDay1・10月14日（金）に出演した。

彼らの大ボスのPSYほど並外れた強烈な個性でないから、PSYに比べれば小粒で控えめに見えてしまうかもしれないが、サバイバル・オーディションを勝ち抜いた、実力とビジュアルを備えた精鋭たちだ。

「LOUD」では日本人コウキもデビュー組7人に選ばれていたが、その後コウキはデビュー準備期間がもっと必要という判断になって練習生としてとどまることになり、6人組グループとして2022年5月17日発売の1stミニアルバム「WAY UP」でデビューした。事務所が大手で日本人コウキもいたら、今頃日本で大人気だっただろうに、と余計なことを考えてしまった。

レッドカーペットでは、TNXの6人が白の上下の衣装で登場し、リーダーのチェ・テフンが日本語でグループ名について「TNX（The New Six）は一緒に成長していく新しい6人という意味です」と説明した。

オーディション中はやんちゃなイメージもあったオ・ソンジュンは、KCONのために準備したことについて「毎日振付練習したり、毎日日本語の勉強をしたりしました」と述べた。

テフンが「僕たちの今日のために練習頑張りましたから、沢山応援してください」と呼びかけ、最後に全員で「カムサハムニダ」と言って、ハケて行った。

SHOW（ライブ本編）でのTNXのステージは、TO1とINIによるオープニングステージのすぐ次だった。白衣装で登場し、1曲目はデビュー曲のパワフルなヒップホップの「MOVE」だった。エネルギッシュなステージで、ダンスブレイクではアクロバティックな動きも見せた。

オーディション当時からエース的存在だったテフンやチョン・ジュニョクは、やはり要所で目立っていた。一方で、オーディション当時からイケメンぶりが話題だったウ・ギョンジュンのアップは、やはりインパクトがあった。

MCでは、チェ・テフンが日本語で「こんにちは、私はリーダーのテフンです」と自己紹介した。ダンスが得意なチャン・ヒョンスは、マイクトラブルに見舞われた。イケメンのウ・ギョンジュンは韓国語で話してから、日本語で「応援してください」と言った。ジュニョクは日本語で「よろしくお願いします」、オ・ソンジュンは「TNXの末っ子ソンジュンです。よろしくお願いします」と言った。

楽曲制作ができるウン・フィが日本語で「僕はTNXのウン・フィです。よろしくお願いします」と挨拶した。ウン・フィは控えめキャラに見えるが、あか抜けていた。

ジュニョクが日本語で「みなさん、準備できたら拍手をお願いします」、オ・ソンジュンが「メンバーのウン・フィが思いを込めて作った曲です」と曲紹介し、全員で韓国語で「TNXでした！カムサハムニダ」と言って締めくくった。

2曲目の「Your Favorite Melody」は、ガラッと変わってポップな明るい曲だった。イケメンのウ・ギョンジュンが歌い出しを担当した。サビは抜群の安定感のジュニョクが歌った。ウンフィはラップと担当した。オ・ソンジュンやヒョンスは、ヘッドセットのマイクを指で口に近づけながら歌っていた。生配信の映像と音声が微妙にずれていたのが残念だった。最後は集まってカメラに向かって手を振った。

TNXはカバーステージで再度登場し、TREASUREの「I LOVE YOU」のカバー・パフォーマンスを披露した。紺地に白線のブレザーみたいなジャケットを着ていて、ボトムスは白だった。TREASUREの半分の人数の6人でのパフォーマンスだったが、人数が少なくても負けないエネルギッシュなステージだった。

TEMPESTの溌剌ステージで、『I-LAND』のハンビンの笑顔に会えた

「KCON 2022 JAPAN」のDay3・10月16日（日）には、「I-LAND」に参加して後半まで残っていたベトナム・出身のハンビンがいる、7人組ボーイズグループ・TEMPESTが出演した。

メンバーはカラフルなカジュアル衣装で登場した。「I-LAND」では、ハンビンはプロデューサー陣から「浮いている」とひどいことを言われて脱落しただけに、TEMPESTとして2022年3月2日にミニアルバム「It’s ME, It’s WE」でデビューした時は、「I-LAND」視聴者たちが祝福した。明るい笑顔が魅力のハンビンは、今やすっかりあか抜けた金髪のK-POPアイドルだ。

「SHINING UP Intro Perf.」の、いきなりパワフルなダンスショーが始まった。それから、8月29日発売の2ndミニアルバム「 SHINING UP 」のタイトル曲「Can’t Stop Shining」を披露した。床に寝っ転がって始まり、直ぐに立ち上がった。溌剌として若さ・躍動感のあるパフォーマンスだった。ハンビンがいい笑顔で、ダンスの中心にいた。

MCでは、メンバーによって韓国語だったり日本語だったりの、簡単な挨拶をした。ハンビンは「皆さん今日は、テンペストのサンフラワー、ハンビンです！」と言って、頭上に両手で大きなマルを作った。

次の曲は「Bad News」と告げて、締めくくった。デビューミニアルバム「It’s ME, It’s WE 」のタイトル曲「Bad News」は、パワフルでポップなダンスチューンだった。笑顔が多く、明るく元気なグループという感じだった。

ハンビン、頑張ってね！

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TNX 商品情報

*2021年のサバイバル・オーディション「LOUD」を経てPSYが代表を務めるP NATIONから初のボーイズグループとしてデビューした6人組TNX（The New Sixの意味がある）の1stミニアルバム「WAY UP」は、タイトル曲のパワフルなヒップホップ・ダンスナンバーの「Move」をはじめとする全5曲を収録。メンバーのウンフィが「WE ON」「小さな歌」の作詞・作曲・編曲に参加し、ウ・ギョンジュンとチョン・ジュンヒョクも作詞に参加。

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デジタルミュージック配信
Apple Music/ iTunes: WAY UP - EP (TNX) 2022/5/17

Apple Music

*2021年6月5日～9月11日に韓国SBSが放送（日本ではdTVが配信）したJ.Y.Park（パク・ジニョン）とPSYがプロデューサーを務めたボーイズグループ・サバイバル・オーディション番組「LOUD」でデビューが決まったJYPエンターテインメント所属の5人（日本人アマル、ケイジュを含む）とP NATION所属の7人（日本人コウキを含む）の最終ラウンドのステージ・パフォーマンスの楽曲を中心に収録したCDアルバム「LOUD -JAPAN EDITION-」が2021年12月15日（水）に日本で発売。

CDアルバム「LOUD -JAPAN EDITION-」は、完全生産限定フォトブック盤Team JYP Ver.[1CD]、完全生産限定フォトブック盤Team P NATION Ver.[1CD]、限定2CD+DVD盤、通常盤[1CD]の4形態で販売される。フォトブック盤はA4サイズの80P歌詞対訳付きフォトブック付き。全形態共通の収録曲は、Team JYP歌唱の5曲、Team P NATION歌唱の6曲、両チームが歌唱した「Walk Your Walk」の全12曲。さらに、限定2CD+DVD盤の2枚目のCDにはMission Round Discとして、デビュー組に入れなかった参加者の披露曲を含む全25曲を収録し、DVDにはデビュー組に入れなかった参加者の披露曲を含む6曲のステージ・パフォーマンス（日本人参加者のパフォーマンス映像なし）と、デビューが決まったTeam JYPの5人（日本人アマル、ケイジュを含む）とTeam P NATIONの7人（日本人コウキを含む）の短いソロ・ビハインド映像を収録。