Da-iCEは実力派ダンス＆ボーカルG、ボーイズグループ競争激化の2020年初めにアリーナクラス4公演

2019年11月8日

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・2020年に国内ボーイズグループの競争が激化、大手国内事務所も参入
・ Da-iCEは難度の高いダンスが売り、アリーナクラスを満たせるまでファンが増加
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2019年11月6日深夜のテレビ朝日系「Break Out」に5人組ダンス＆ボーカルグループのDa-iCEが出演し、自分たちだけの座談会のようなトークを展開した。

Da-iCEの結成は2011年1月、メジャーデビューは2014年1月だ。洗練された高難度のダンスと確かな歌唱力の実力派で、ビジュアル的にもイケメンだ。

メンバーはボーカルが大野雄大、花村想太、パフォーマーが岩田徹、和田颯、工藤大輝だが、ボーカルの2人もダンスをする。所属事務所はエイベックス・マネジメントで、レーベルはエイベックスだ（2020年6月にユニバーサルシグマから移籍）。

こういうイケメン実力派グループがなかなか知名度を上げられずにいた一因は、若い男性が歌って踊るボーイズグループ（広義の男性アイドルグループ）のテレビ出演が、ジャニーズやLDH以外だとテレビ局の忖度などで難しかったからだろう。

2020年に国内ボーイズグループの競争が激化、大手国内事務所も参入

しかし、来年にかけて、ボーイズグループの競争が激化し、もしかしたら業界の地図が塗り替わる可能性もある。ジャニーズやLDH（EXILE系）以外のボーイズグループにとって、大きなチャンスとなるかもしれない。

ここ数年、難度の高いダンスと歌唱力が売りのK-POP勢が日本のファンを増やし、ジャニーズやLDH以外でも、実力とネット活用で日本のファンを獲得できることを証明した。しかし、日韓関係の悪化でK-POP勢は地上波テレビ露出が限られるようになった。

2019年になると、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長が死去し、ジャニーズ事務所が公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで注意を受けた。これにより、テレビ局の忖度という、新興勢力への障壁が、以前より減る可能性がある。

ジャニーズ、LDH、K-POP以外の国内ボーイズグループは、これまで大雑把に見て、ローカルアイドル（BOYS AND MEN、祭nine.、MAG!C PRINCEなど）、スターダストプロモーションのEBiDAN（超特急、DISH//、M!LK、SUPER★DRAGON、ONE N’ ONLYなど）、その他Da-iCEなどのダンス＆ボーカルグループがあった。

そこに、国内芸能事務所の中に、新たにボーイズグループ分野に進出するところが出てきた。

2019年後半には、吉本興業が関与するオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」が始まった（ソニー・ミュージックやアミューズもMCIPホールディングスを通じて関わっている）。

また、ホリプロもボーイズグループに進出し、2020年に6人組ダンス＆ボーカルグループ・WATWING（ワトウィン）をデビューさせる。

新興勢力に追い抜かれるわけにはいかないEBiDANのグループもドラマ主題歌獲得など、勢いを増しつつある（2019年10月28日付「ONE N’ ONLYが2作連続オリコン週間1位、兄貴分・超特急はドラマ主題歌、ボーイズグループ勢力図が変わる？」を参照）。

もちろん、メジャーデビューから6年のキャリアのあるDa-iCEも、乗り遅れるわけにはいかないだろう。