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・メンバーに『少年ファンタジー』ハ・ソクヒ＆ハヤト、日プ2参加後BLANK2Yでデビューしたマイキー（森崎大祐）も
・所属事務所は日本のBirdman―7ORDERのライブやK-POPフェス・KROSSを運営
K-POPのベテランボーイズグループ・SUPER JUNIORのウニョクがプロデューサーの日本拠点K-POPボーイズグループのメンバー7人が、2024年2月14日に公開された（PR TIMESの2024年2月14日17時配信の「SUPER JUNIOR ウニョク氏をプロデューサーに迎えた、K-POPボーイズグループプロジェクトのグループメンバーを一挙発表！」を参照）。
なお、デビューメンバーを選ぶ「K-POP BOYS PROJECT」では、「BOYS PLANET」に出演していたユン・ジョンウ（現ボーイズグループ・ONE PACTメンバー）も、審査する側に加わった。
メンバーに『少年ファンタジー』ハ・ソクヒ＆ハヤト、日プ2参加後BLANK2Yでデビューしたマイキー（森崎大祐）も
デビューメンバーの7人の中には、2023年3～6月に韓国地上波MBCと日本のABEMAで放送されたサバイバル・オーディション番組「少年ファンタジー」のファイナリストだったハ・ソクヒ（HA SEOKHEE、23）と、セミファイナリストだった日本人・兼村隼人（かねむらはやと、19）がいる。
ハ・ソクヒは、「少年ファンタジー」で歌が上手な参加者として注目されていただけあって、今回デビューするグループでメインボーカルを務めることになる。
ハヤトこと兼村隼人は、「少年ファンタジー」ではハヤトとして出演していた。ダンスが得意で、「2022 MAMA」のステージで、Kep1erやStray Kidsなどのバックダンサーを務めた経験もある。また、ABEMAの恋愛リアリティー番組に出演したこともある。
デビューメンバーのもう1人の日本人の森崎大祐（もりさきだいすけ、22）は、INIが誕生した2021年の「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」（日プ2）に参加したが、コロナ禍での放送開始前のオンライン映像審査の「オンタクト審査」段階で、特に目立たないまま脱落した。
その後森崎大祐は、2022年5月24日に韓国KEYSTONEエンターテインメントから、Mikey（マイキー）という芸名で、9人組ボーイズグループ・BLANK2Y（ブランキー）としてデビューした。日プ2の時と違って、別人のようにあか抜けていて、筆者は驚いた記憶がある。
しかし、BLANK2Y はデビュー後1年足らずで全員退所・分裂となった。2023年2月に1人のメンバーが脱退し、同年6月には残りのメンバー全員が所属事務所・KEYSTONEエンターテインメントとの専属契約を解除した。メンバーのうち5人は別の事務所に移籍して現在もグループ活動を続けているが、森崎は健康上の理由ということで、移籍組に合流せず、グループを脱退した。なお、森崎は作詞作曲もできる。
他のメンバーは、韓国有名事務所の元練習生3人（ソ・ジュニョク、ボン・セジン、ユ・スンヒョン）と元モデル（パク・ミヌク）だ。
所属事務所は日本のBirdman―7ORDER活動支援やK-POPフェス・KROSS運営を手掛ける
なお、プロデューサーのウニョクは韓国大手SMエンターテインメントの所属だが、今回デビューする7人組新人ボーイズグループの所属事務所はSMではなく、日本の会社であるBirdman（株式会社Birdman）だ。
株式会社Birdmanの名前は、アイドルファンなら聞いたことがあるかもしれない。Birdmanはたとえば、元ジャニーズJr.のLove-tuneだったボーイズグループ・7ORDERと提携していて、彼らのライブ活動などを運営している。また、ジャニーズ退所後の手越祐也が出演したアパレルブランド・RadyのCMにも携わっている。辞めジャニ支援会社？？
K-POPファンなら、HYBEの人気ボーイズグループも出演している大規模フェス・KROSSを運営している会社、と言えばピンとくるだろう。2024年1月2日にはENHYPENや＆TEAMも出演した「K-Pop Masterz × KROSS vol.3」をバンテリンドームナゴヤで開催した。KROSSには7ORDERも出演しており、今回デビューが決まったボーイズグループも、今後のKROSSに出演するとみられる。
株式会社Birdmanは得体のしれない中小企業などではなく、東京証券所グロース（東証グロース）に上場している、れっきとした株式公開会社だ。会社設立は2012年で、当初はイベントプロモーション運用サービス中心のセールスプロモーションサービスの会社だったが、現在は企業のブランディングなどのコンサルティングやエンタメ関連の事業などを、幅広く行っている。2023年末の資本金は約4億円だ（上記PR TIMESの発表文を参照）。
2023年6月までの1年間の有価証券報告書によると、売上高は約45億円、経常利益は4200万円だった。売上高のうち、顧客企業の企業および商品サービスのブランド価値を高めるなどのソリューション提供などのMX事業が約18億円、エンターテインメント関連のEX事業が約27億円だった。
ただ、所属事務所が株式上場（公開）会社で、ライブイベント運営を手掛ける会社でもあり、プロデューサーが人気K-POPアーティストであっても、デビューするボーイズグループが日本でどれだけ売れるかは、分からない。
今のところ「ウニョク プロデュース」という言葉だけは広まっているが、デビューするグループはまだ知名度がないので、今後日本の地上波テレビの番組などの主要メディアにどれだけ露出できるか次第でもある。とりわけ、日本の主要音楽番組への出演は、リレーションや実績のない事務所には非常に難しい。
密着取材をしてくれたフジテレビ「K-POP HOUSE」の2月15日深夜放送回では紹介してもらえたが（Tverで2月25日0:25まで無料見逃し配信中）、それ以外の番組にも出演、できればパフォーマンス出演ができるかどうかが大事だろう。
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