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XY/ YOSHIKIオーディション

YOSHIKIプロデュース・手越祐也加入XYの第3のグループは予想通り、成功のカギは2つ

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XY内第3グループはボーカルユニット―予想通り。成功のカギは番組での魅力PRと楽曲
この番組でのXYの使命は、新規ファンを獲得すること
第5回の感想―ボーカルメンバーの歌声披露は良かった/ 手越の魅力が伝わったが、JAYの魅力は伝わらなかった
全9回の番組の残り4回―XYメンバーの魅力を伝え、YOSHIKI制作のボーカルグループの曲を披露すべき

「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X SEASON2」の第5回が2024年11月25日(火)深夜に地上波日本テレビ(関東ローカル)で放送され、XY内の第3のグループが手越祐也を含む5人のボーカルユニットであることが明かされた後、手越主導で5人が集まって歌声を披露するなどの、新たな活動が動き出した。

XY内第3グループはボーカルユニット―予想通り。成功のカギは番組での魅力PRと楽曲

XY内の第3のグループが、5人のボーカルユニットと判明したことは、筆者の予想通りだった。

第3のグループをわざわざ作るからには、これまで以上に売れなければ、やる意味がない。売れないグループに時間をかけるくらいなら、既存のグループを強化すべきだからだ。

成功のカギは、番組でXYもしくはボーカルグループの魅力を十分PR出来るか否かと、ボーカルグループの楽曲だ。

ボーカルグループのメンバーは、手越祐也、XYのメインボーカルのJAYのほか、HAYATO、RAIA、KANJIの5人から成る。すべてYOSHIKIが選抜した。歌う楽曲については、既にYOSHIKIが制作中だという。

YOSHIKIはどういう基準でこの5人を選抜したかは明かさなかったが、ダンス&ボーカルグループから、歌唱力の高いメンバーとビジュアルが良いKANJIが選ばれたのだろう、と筆者は勝手に推測している。

この番組でのXYの使命は、新規ファンを獲得すること

以前の記事に書いたが、XYはオーディション番組に投じられたとみられる膨大なお金との見合いで考えると、売れていない。それは、チャート成績を見れば明らかだ。

筆者の個人的な勘だが、バンドのほうは、良い楽曲が作れさえすれば、成功できるだろうと思っている。

問題は、ダンス&ボーカルのほうだ。ボーイズグループの熾烈な戦国時代にあって、YOSHIKIの後ろ盾がなければ、活動休止に追い込まれかねないところだっただろう。

手越祐也加入前のXYのファンは、オーディション番組を観てファンになった層と、YOSHKIのファンに2分されると思う。

このうち、YOSHIKIのファンは、YOSHIKIが何をするかに興味があるわけで、必ずしもXYにお金を落としてくれるわけではない。特に、ダンス&ボーカルグループのためにお金を落としてくれる人は、極めて少ないだろう。

オーディション番組を観てファンになった人たちに関しては、オーディション番組自体はあまり盛り上がらなかったので、お金を落とす課金ファンの人数は多くない。

売れていると言い難いXYが、再び地上波の1クールレギュラーの番組に出演できたのは、ひとえにYOSHIKIの力のおかげであり、YOSHIKIがいなければ、ありえなかった。

だからこそ、XYはこの番組という、またとない機会を利用して、自分たちの魅力をPRして、新規ファンを増やさなければならない。

番組が10月30日に開始して、1カ月が過ぎたが、XYのオフィシャルYouTubeチャンネルの登録者数は、10月30日19時時点の6万4,700万人から、12月1日20時時点には6万7,300人に増えた。

登録者が増えたこと自体は嬉しい。だが、1カ月で2,600人増加、というペースでいいのか。できれば、もっと沢山増えてほしかった。

第5回の感想―ボーカルメンバーの歌声披露は良かった/ 手越の魅力が伝わったが、JAYの魅力は伝わらなかった

前回までの放送では、手越祐也の歌唱力などの魅力が、上手く伝えられていたと思う。手越とXYのバンド楽器隊との相性の良さも伝わった。

第5回放送では、XYのボーカル選抜メンバーのそれぞれの歌声の魅力は、伝わったと思う。手越が主導する形で、ボーカルグループのメンバーが、それぞれ好きな曲を歌唱披露したのは良かった。

後半のJAY中心のセクションでは、JAYが手越のソロライブを見学し、手越の体力確保のためのトレーニングを体験したが、結果的に、再び手越の魅力が伝わったが、JAYに関しては、上手く魅力が伝わらず、少し残念だった。

JAYは歌がとても上手で、ナレーションの声も素敵だ。だが、見た目がとても地味で、こういうバラエティー番組に長尺で登場すると、損をしがちだ。筆者はJAYは30歳くらいかと思っていたら、後でまだ24歳だと知って驚いた。

バラエティー番組的には、たとえばJAYが「全然平気」と強がったり、逆に「もう無理」などと弱音を吐いたりして、手越がツッコミを入れられたら、良かったのだろう。

だが、JAYはひたすら寡黙に過酷なメニューに耐え続け、結局JAYにとって、きつすぎたのか、まだ余裕があったのかも、分からなかった。

SNSを見渡すと、いずれJAYはトレーニング継続で挫折するだろうと予感した人もいたようだ。

全9回の番組の残り4回―XYメンバーの魅力を伝え、YOSHIKI制作のボーカルグループの曲を披露すべき

この番組は全9回で、既に5回までが終わったので、あと4回だ。

番組終了までに、XYのメンバーたちの魅力をしっかり伝え、新曲のパフォーマンス披露もして、視聴者に好印象を与えて、ファンを増やす必要がある。

それができてこそ、YOSHIKIの力で日テレ系の音楽番組にXYをねじ込んでもらって、さらに効果を上げる、という道が開けると思われる。

つまり、成功のカギは2つある。1つは、番組で上手くXYの魅力を伝えられるかだ。

もう1つは、YOSHIKIが書いているという、XYのボーカルグループの楽曲だ。これが好評かどうかが大事になってくる。

YOSHIKIは、ボーカルグループのイメージとして、2011年頃が最盛期だったBackstreet Boysや、2000年頃が最盛期だった’N Sync(イン・シンク)を挙げていた。Backstreet Boysはともかく、イン・シンクは古くて、今どきの若者は知らないのでは?

ちなみに、まだ5人体制だった時の旧ジャニーズのKing & Princeは、短いアメリカ武者修行の機会があった際に、模範とするアーティストについて「One Directionさん」と述べていた。

日本では、avexが日米ハーフの4人組ボーイズグループ・INTERSECTIONを、日本語詞の洋楽サウンドのボーカルグループとして2019年頃に売り出したが、ほとんど売れなかった(その後一部メンバーが中国版PRODUCE 101「創造営2021」を勝ち抜いて期間限定中国アイドルグループ・TO1として中国でデビューした)。

最近では、LDHのオーディション番組ICONZから誕生したボーカル・グループ・WOLF HOWL HARMONYが、そこそこ売れている。

XYのボーカル・グループは、曲のジャンルにもよるが、このWOLF HOW HARMONYと比較される可能性がある。

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