DXTEEN『Snowin’』ビルボード初週売上が前作比横ばい圏no微減―ラポネファミリー売りの敗北

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・ DXTEEN『Snowin’』ビルボード初週売上は前作比で横ばい圏の微減→ラポネファミリー売りの効果なし
・DXTEEN前作の売上増加幅よりもはるかに大幅だったJO1・INIの売上減
・ DXTEENの現実的ライバルと思われるボーイズグループ
・イベント情報　・商品情報（PR）

LAPONE（ラポネ）エンタテインメントのJO1、INIの弟グループ・DXTEENの2024年1月31日（水）発売の3rdシングル「Snowin’」は、ビルボ―ド・ジャパンの2024年1月29日～2月4日の週のシングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、売上4万4,002枚で2位だった。

1位は秋元康プロデュースの女性アイドルグループ“僕が見たかった青空”の「卒業まで」で、売上は4万7,086枚だった。3位は元Kis-My-Ft2のメインボーカルで現TOBEソロアーティストのHiromitsu Kitayama（北山宏光）の1st CDシングル「乱心 -RANSHIN-/ JOKER」の3万2,130枚、4位はJO1を生んだ「PRODUCE 101 JAPAN」の元練習生7人で結成した日韓ボーイズグループ・ORβITの「Bull’s Eye」の2万0,938枚だった。

一方、オリコン週間シングルランキングでは、DXTEENの3rdシングル「Snowin’」は、推定初週売上3.5万枚で、初の週間1位を獲得した。前作の2023年9月6日発売の2ndシングル「First Flight」の2万9,302枚から増加だ。売上はJO1やINIの約1割だが、これでテレビ番組等で「オリコン1位」の肩書が使えるから、おめでたい。

なお、オリコンは恣意的な「積み」の間引きをしており、オリコン発表の非ジャニーズ系アイドルの売上は、ビルボ―ド・ジャパンより少ないことが多い。オリコンの週間2位以下は水曜日の正午頃に売上枚数が判明するが、北山宏光の所属事務所・TOBEの所属アーティストのCDは、今のところTOBE OFFICIAL STOREでのみ販売されていて、オリコン調査の対象外だ。

DXTEEN『Snowin’』ビルボード初週売上は前作比で横ばい圏の微減→ラポネファミリー売りの効果なし

筆者個人的には、国内盤の場合は、恣意的な「積み」の間引きをしないビルボード・ジャパンの売上の数字のほうが、実際の総売上に近いので、時系列比較や他のアーティストとの比較に適していると思っている。以下はビルボード・ジャパンの初週売上を用いた分析だ。

DXTEENの3rdシングル「Snowin’」のビルボード・ジャパンでの初週売上の4万4,002枚は、前作の2023年9月6日発売の2ndシングル「First Flight」の4万4,322枚（週間4位）から、横ばい圏内の320枚の微減だった。ただし、2023年5月10日発売のデビューシングル「Brand New Day」の2万9,092枚よりは多い。

今回のDXTEENの3rdシングル「Snowin’」のビルボード・ジャパンでの初週売上が、前作比で横ばい圏内の微減だったことは、ラポネのファミリー売り強化策の効果がなかったことを示している。

DXTEEN前作の売上増加幅よりもはるかに大幅だったJO1・INIの売上減

ラポネはDXTEENの2023年5月のデビューに先立って、同年初めよりJO1とINIの共同コンテンツを公開でファミリー売りを始め、同年5月30日には「LAPOSTA 2023」で3グループを共演させた。この段階ではファミリー売りがある程度奏功し、知名度不足だったDXTEENの2ndシングル「First Flight」の初週売上は、前作比で1万5,230枚（52%）の増加となった。

しかし、JO1もINIも、ファミリー売りを嫌気する熱心なファンが離脱もしくはCDの積みを減らしたため、DXTEENの2ndシングルの売上増加分よりもはるかに大幅なCD売上の減少となってしまった。

JO1のシングルの初週売上は、自己最高だった2022年10月12日発売の6thシングル「MIDNIGHT SUN」の60万2,958枚から、2023年4月5日発売の7thシングル「TROPICAL NIGHT」は41万6,473枚と、前作比18万6,485枚（▲31%）の大幅減となった。

INIのシングル初週売上も、2022年8月24日発売の3rdシングル「M」の73万7,348枚から、2023年5月24日発売の4thシングル「DORP That」は52万2,251枚への、21万5,097枚（▲29％）の大幅減となり、2023年10月11日発売の5thシングル「TAG ME」はさらに減って45万8,698枚になった。

2024年年明けにはさらにファミリー売りが強化され、1月20・21日開催の「LAPOSTA 2024」に先立って、JO1、INI、DXTEENの合同楽曲「LOVE ALL STAR」がリリースされた。

しかし、この強化策はDXTEENの3rdシングルのCD売上の前作比増加にはつながらず、既にファミリー売りの効果は2ndシングルの段階で出尽くしていたようだ。

筆者個人的には、適度なファミリー売りはいいと思う。「LAPOSTA」でのグループの垣根を超えたユニットなどの企画は、盛り上がるから良いと思う。

DXTEENはJO1やINIのファンの支援を当てにせず、独自の魅力を発揮して新規ファン獲得を目指すべきだ。

DXTEENの現実的ライバルと思われるボーイズグループ

参考までに、DXTEENの“同期”もしくは現実的ライバルとみられるボーイズグループの直近のCDシングルのビルボード・ジャパンでの初週売上は、以下の通りだ。

MAZZEL（同期）
2023年10月18日発売　2ndシングル「Carnival」: 5万2,448枚

IMP.（同期）
2023年11月8日発売 1st CDシングル「CRUISIN’/ IMP.」: 9万8,780枚

OCTPATH（日プ2派生グループ）
2023年7月5日発売 4thシングル「Sweet」: 8万6,971枚

*DXTEENイベント情報

2024年
1/20(土) 17:30 「LAPOSTA 2024」@神奈川・Kアリーナ横浜（Lemino/ Stream Pass/ FanStream(海外)で生配信）
1/21(日) 15:30 「LAPOSTA 2024」@神奈川・Kアリーナ横浜
2/3(土) 「TAGC和歌山 2024」
2/24(土) 18:00「Kstyle PARTY」@東京・有明アリーナ（この日は＆TEAM, BOYNEXTDOOR, DXTEEN, EVERGLOW, Weeklyが出演）
3/16(土) 18:00「STARLIGHT+ 2024 Powered by NTT DOCOMO Studio & Live」Day2＠千葉・幕張メッセイベントホール（この日の出演者はDXTEEN、MAZZEL、XYなど）

商品情報（PR）

*オリコンでは「積み」の間引きを行っていて1人3枚上限となっているので、確実にカウントされるために、1会計3枚以内に分けることを推奨したい。

*DXTEENの2024年1月31日（水）発売の3rdシングル「Snowin’」のコンセプトは“初雪の降ったこの街で、僕は君のひだまりになれたかな”で、”君を温める存在に僕はなりたい”との思いが込められたタイトル曲「Snowin’」と翌年の期待を膨らませる「Calendar」を含む全4曲のウィンターソングを、形態別に異なる組合せで収録。CDシングルはDVD付き初回限定盤A、DVD付き初回限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。全形態の初回プレス分にイベント抽選招待に応募できる応募抽選券（シリアルナンバー）1枚と、各形態ごとに異なるセルカトレーディングカード（JACKET Set ver.）1枚を封入（形態ごとの全6種からランダム1種）。

初回限定盤AのCDには「Snowin’」「Calendar」「Winter Land」「Winter Land （Instrumental）」を、DVDには「DXTEENの冬休み～わくわく準備編～」を収録し、セルカトレーディングカード（MV Set ver.）1枚（初回限定盤Aver.6種からランダム1種）も封入。初回限定盤BのCDには「Snowin’」「Calendar」「Stars」「Stars (Instrumental)」を、DVDには「DXTEENの冬休み～ワイワイパーティー編～」を収録し、セルカトレーディングカード（MV Set ver.）1枚（初回限定盤Bver.6種からランダム1種）も封入。通常盤には「Snowin’」「Calendar」「Snowin’ (Instrumental)」「Calendar (Instrumental)」を収録。

*2024年1月17日（水）配信リリースのJO1, INI, DXTEENによる初の合同楽曲「LOVE ALL STAR」は「LAPOSTA」テーマソング。JO1の河野純喜、金城碧海、INIの髙塚大夢、DXTEENの寺尾香信、平本健が作詞を手掛けた。

Amazon: LOVE ALL STAR (JO1, INI & DXTEEN) 2024/1/17
Apple Music/ iTunes: LOVE ALL STAR - Single (JO1+INI+DXTEEN) 2024/1/17
レコチョク: LOVE ALL STAR (JO1+INI+DXTEEN) 2024/1/17
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*DXTEENの2023年9月6日（水）発売の2ndシングル「First Flight」は、情熱・意思を感じさせるタイトル曲「First Flight」、「Firework」、夏の始まりを告げる「Dive」など全4曲とそれぞれのインストバージョンを収録。CDシングルはDVD付き初回限定盤A、DVD付き初回限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売され、各形態ごとに異なるカップリング曲を収録。全形態の初回プレス分に、個別オフラインサイン会・トーク会に応募可能な応募抽選券（シリアルカード）1枚と、トレーディングカード1枚（各形態ごとに異なる6種から1枚ランダム）を封入。

初回限定盤Aのカップリング曲は「Dive」「Firework」で、DVDには「DXTEENの夏休み～チャレンジ編～」を収録し、ビハインドフォトトレカ1枚（全6種から1枚ランダム）も封入。初回限定盤Bのカップリング曲は「Dive」「Next」で、DVDには「DXTEENの夏休み～肝試し編～」を収録し、セルカトレカ1枚（全6種から1枚ランダム）も封入。通常盤のカップリング曲は「Dive」。

タワーレコードで対象期間内に2ndシングル「First Flight」を予約すると、抽選でDXTEEN登場トークイベントに招待される。楽天ブックスにて対象期間に2ndシングル「First Flight」を予約すると、抽選でプレミアム全員サイン会に招待される。HMV＆BOOKS onlineで対象期間内に3形態セットを予約すると、メンバー全員ハイタッチ会に抽選招待される。