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『日曜日の初耳学』YOASOBI大特集-松任谷由実とコラボ作業中/ グラミー賞への思い/ Ayaseと中島健人は友人

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YOASOBI『アイドル』が日本語詞で初の米ビルボードのグローバル・チャート1位獲得の快挙
Ayaseが作るボカロ曲を人間が歌いこなすのは至難の業→ikuraのものすごい努力の成果
松任谷由実がikuraの努力、日本語でグローバル・チャート1位を称賛/『中央フリーウェイ』でYOASOBIとコラボ
米グラミー賞への思い―一生懸命1つ1つあった先にそれがあったら一番嬉しい
余談: グラミー賞は対策が必要?―BTSと彼らのPDは主催団体の(賞の投票権を持つ)会員に認定されている
アイドル・中島健人(Sexy Zone)はYOASOBIのAyaseと友人
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2023年のJ-POPシーンのトップに立ち、海外活動も展開しているAyaseとikuraの音楽ユニット・YOASOBIが、2023年10月8日のTBS系「日曜日の初耳学」2時間SPで、1時間以上にわたって大特集された。

林修によるインタビューの形式だったが、YOASOBIの海外ライブやレコーディングの映像、コラボが決まった松任谷由実や(YOASOBIの大ファンの)神木隆之介のVTR出演、Ayaseの友人・中島健人の発言など、盛りだくさんだった。

ものすごく観応えがあった。日本語歌詞でも海外のオーディエンス(聴衆)を感動させられるのは、素晴らしい音楽を生み出し表現できる才能の賜物だが、成功の裏にある挫折やたゆまない努力にも、心が打たれた。

欧米以外のアーティストには厳しいと言われる米グラミー賞を、K-POPのトップ・アーティストが狙っているのだから、J-POPのトップ・アーティストであるYOASOBIも狙って当然だ。それくらい高い志を持ってほしい。ただ、現実的には、BTSのように、まずはアカデミー賞を主催する団体の会員になることから始めるなどの、対策も必要かもしれない。

YOASOBI『アイドル』が日本語詞で初の米ビルボードのグローバル・チャート1位獲得の快挙

番組冒頭のYOASOBIの紹介の中で、「アメリカのビルボードのグローバル・チャートで1位」とあった。これは、2023年6月10日付の米ビルボードのGlobal Excl. U.S.(米国を除くグローバル)でYOASOBIの「アイドル」(英語表記は「Idol」)が1位を獲得し、そこから計3週1位だったことを指している(ちなみに米国を含むBillboard Global 200でのYOASOBI「Idol」の最高順位は2023年7月1日付チャートでの7位)。

このチャートには最大の市場の米国が含まれておらず、日本で爆売れすれば上位ランクインが可能、とケチをつける人はいるだろう。それでも、このグローバル・チャートで日本語歌詞の楽曲が1位を獲得したのが初の快挙だったことは、注目に値する。松任谷由実もその点を称賛していた(下記参照)

このグローバル・チャートでの1位についての所感を問われると、Ayaseは笑顔で「ご挨拶に来てくださる方の数もそうだし、ワンステージ上がった」「『夜に駆ける』で終わったわけじゃないぞ、俺たちはっていうのを見せれて、ほっとしてる」と述べた。

Ayaseが作るボカロ曲を人間が歌いこなすのは至難の業→ikuraのものすごい努力の成果

大ヒット曲「アイドル」は、歌いこなすには非常に難しい曲だ。ボーカルのikuraは「『アイドル』は一番練習したかもしれないですね。どうやって歌うのが正解なんだろうってことを、レコーディングの現場でめちゃくちゃすり合わせながら」「10時間ぐらいレコーディングしました」と振り返った。

Ayaseは、自分が作曲した「アイドル」を歌いこなすのは至難の業と認識していて、「アイとikuraにしか歌えない曲として存在してれば、それでいいやと思ってた」と明かした。

他にも、Ayaseの最近の直木賞作家作品の楽曲制作でも、歌うのが非常に困難な曲があった。そのレコーディングの映像が流れたが、ikuraが苦戦し、「音が激しいです、音の幅が。あとは、息継ぎするところがあんまりなかったりとか、難しいです」「どうしたらいいですか? 練習してもしても、息継ぎがない」と訴えていた。

それでも超高難度の曲を一発勝負のライブでも歌えるように、ikuraは努力を重ねていた。ボイストレーニングを受けたり、体力作りのためにジョギングをしたりしている映像もあった。一方、Ayaseもかつてはバンドの解散で苦悩した時期もあったし、今も書きあげた曲に納得できなければ、妥協せず書き直す。

松任谷由実がikuraの努力、日本語でグローバル・チャート1位を称賛/『中央フリーウェイ』でYOASOBIとコラボ

日本を代表する大御所シンガーソングライターの松任谷由実がVTRで登場し、当初はYOASOBIの小説に基づく楽曲制作に厳しい見方をしていたと明かした。しかし、人間が歌うのは至難の業の楽曲をikuraが見事に表現力豊かに歌いこなし、日本語の壁を超えて世界で評価されていることを、今は称賛している。主な発言は以下の通り。

「最初はYOASOBIの、小説を元に作られるって聞いた時に、違和感を持ったんですよ。私は短編小説をつくるような気持ちで歌を作ってきたから、そこの元から作るのがアーティストじゃないかと思って。ひょっとしたら、薄いんじゃないかと思いました」

「でも、聴いていくうちに、なるほどなって思った。ikuraちゃんが本来ボカロでやるようなラインを、たぶんものすごい練習して、習得して、人間の声でやっている。機械では出せない切なさがちゃんと出てるから、言葉を超えて伝わる」

「ビルボードNo.1獲ったりしたことのすごい意義は、日本語で出て行ったってことが、素晴らしいと思います。50年くらい前に、『もし海外に出て行くのなら、Carpentersぐらいの美しいネイティブな英語で歌わないと絶対無理』って言われた。日本語で出て行ったっていうのは、すごい意義があることだと思います」

実は現在、松任谷由実とYOASOBIのコラボ作業が進行中だという。松任谷由実の往年の名曲「中央フリーウェイ」をAyaseが解体し、ikuraの声も入れて再構築している。完成したコラボ曲「中央フリーウェイ/ YOASOBI cheers 松任谷由実」は、2023年11月29日発売の「ユーミン乾杯!!~松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム」に収録予定だ。

松任谷由実とYOASOBIのコラボによる「中央フリーウェイ」が、今年の大晦日の「NHK紅白歌合戦」の目玉の1つになりそうな予感がするのは、筆者だけだろうか?

米グラミー賞への思い―一生懸命1つ1つあった先にそれがあったら一番嬉しい

世界最高峰の音楽賞とされる米グラミー賞の話題も出た。林修からグラミー賞への思いを尋ねられると、ikuraは「一生懸命1つ1つやった先に、それがあったら、それが一番嬉しい事です」と述べた。Ayaseは「そりゃ獲りたいし、狙っとるわい」「公言するよりも、獲ってから言う」と笑っていた。

米グラミー賞は、欧米以外のアーティスト、特にアジア系のアーティストには厳しいとみられている。K-POPのトップ・アーティストのBTSが3回連続でノミネートしたが、受賞は逃している。

筆者個人的には、K-POPのトップ・アーティストがグラミー賞を狙っているのだから、J-POPのトップ・アーティストも狙って当然だと思っている。それくらい高い志を持つべきだとも思っている。

余談: グラミー賞は対策が必要?―BTSと彼らのPDは主催団体の(賞の投票権を持つ)会員に認定されている

ただ、余談だが、グラミー賞は、主催するNational Academy of Recording Arts & Scienceが認定した現在1万6,000人超とみられるアカデミー会員(ソングライターやプロデューサーなど)による投票で決定され、売上よりも作品の芸術性重視と言われている。BTSのメンバーと所属事務所のパン・シヒョク・プロデューサーは、このアカデミー会員に認定されている。

YOASOBIも、本気でグラミー賞を狙うのであれば、このアカデミーの会員に認定されて、投票権を得る、という対策を考えると有利になるかもしれない(ただし受賞できる保証はない)。会員は2つのタイプがあり、1つは総括プロデューサー、ジャーナリスト、レーベル関係者、音楽大学教授から成るprofessional memberで、もう1つはアメリカで販売されたレコードや音源のあるミュージシャンから成るvoting memberだ。YOASOBIは後者の範疇だ。

アイドル・中島健人(Sexy Zone)はYOASOBIのAyaseと友人

一方、YOASOBIのインタビュー映像をスタジオで見守っていたアイドル・中島健人(Sexy Zone)は、実はAyaseと友人だった。Ayaseは「おととい朝まで2人で家で一緒に飲んでたんです」と明かした。

中島も「出会って5秒で、この人仲良くなれるなって思ったんです。お互いの作った新曲とかを、聞かせ合ってたら、6時とかになって」と述べた。また、「『俺とikura、マジで何もないから。ケンティ、言いふらしてくれ』」とAyaseに頼まれたという。



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*イベント情報

12/1(金) 香港音楽フェス「Clockenfla」
12/3(日) 台湾音楽フェス「2023 Simple Life」
12/16(土) 「YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024」@韓国・ソウル(ソウルの高麗大学ファジョン体育館(KOREA UNIV. TIGER DOME))
2024年
1/11(木) 「YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024」@シンガポール
1/14(日) 「YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024」@マレーシア・クアラルンプール
1/21(日) 「YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024」@台湾・台北

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*YOASOBIの2023年10月4日(水)発売の第3弾EPパッケージ「THE BOOK3」は、完全生産限定の豪華バインダー仕様。TVアニメ「葬送のフリーレン」オープニングテーマ曲「勇者」、TVアニメ「推しの子」オープニングテーマ曲「アイドル」、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」オープニングテーマ曲「祝福」など、全10曲を収録。

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*YOASOBIの2023年4月12日(水)リリースのデジタルシングル「アイドル」はTVアニメ「推しの子」のオープニングテーマ曲。

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レコチョク: アイドル (YOASOBI) 2023/4/12

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