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・ボーカル審査前半―Melissaが圧倒的歌唱力、KGも才能あり、KendallはK-POPアイドルデビューに近そう
JYPの米国拠点のガールズグループ発掘のためのオーディション番組「A2K」の第7話（ep.7）「Vocal Evaluation Starts」（ボーカル評価が始まる）が、2023年8月4日に、YouTubeのJYP Entertainmentチャンネルに公開された。
・YouTubeのJYP Entertainmentチャンネルに2023年8月4日に公開されたA2K ep.7 "Vocal Evaluation Starts"（32分16秒）
今回はロサンゼルス合宿の2つ目のミッションの個人別ボーカル審査の前半だった。さすがアメリカというべきか、他のK-POPオーディションではなかなか見られない、圧倒的な歌唱力の参加者がいる。
11人の参加者のうち、今回歌唱披露したのは4人だったが、圧倒的歌唱力でJ.Y.Park（パク・ジニョン）に大絶賛されたのがMelissaで、KGも癖の修正に成功し、J.Y.Parkに「ボーカルメンバーになれる資質がある」と褒められた。
卓越した歌唱力の子たちは、このオーディションを勝ち抜けば、K-POPガールズグループのメインボーカルとして歌唱力を発揮できる。だが、たとえこのオーディションでデビューできなくても、将来アメリカで大物歌手として活躍できそうだ。
正直、A2Kから誕生するアメリカ中心のガールズグループが、大物アーティストがひしめくアメリカの音楽界で、どこまで売れるのか、筆者には予想がつかない。それでも、このオーディションには将来アメリカで大物歌手として成功できそうな金の卵も参加していると思えるから、興味が尽きない。
ボーカル審査前半―Melissaが圧倒的歌唱力、KGも才能あり、KendallはK-POPアイドルデビューに近そう
J.Y.Parkがボーカル審査の冒頭で評価ポイントを述べた。「歌うことは、音を付けて話すことです。聴衆と前にいる僕に、まるで話すように歌わなければなりません。基本的に、ストーリーを伝えることです。自分のソウル（魂）を自由にすると、素晴らしいパフォーマンスになります。」
KG（15）
音楽活動の経験が豊富で、美しくパワフルな歌声の持ち主だが、予選の際に余計な鼻声が混じる癖をJ.Y.Parkに指摘され、修正を求められていた。長い金髪をツインテールにしていて、Adeleのバラード「Easy On Me」の歌唱を披露。美しい歌声で感情を込めて上手に歌った。
J.Y.Parkは「素晴らしかった。沢山努力して癖をなくしたことがよく分かった。ボーカルメンバーになれる資質があると思う。声がすごく素晴らしく、それは僕が教えられるものではない。感動しました」と絶賛し、呼び寄せてキューブを授与した。
Kendall（ケンダル、16）
K-POPアイドルのキュートな風貌のKendallは、ダンスも歌も上手で、J.Y.Parkがパフォーマンスを楽しみにしていたので、デビューに近い存在と思われる。しかし、アレルギーで喉が枯れやすい時期で、ボーカル評価当日に喉に違和感を覚え、歌う前は不安と緊張で硬い表情だった。
Whitney Houstonの「I Have Nothing」の歌唱を披露。可愛く美しい歌声で気持ちを込めて歌った。高音で一瞬ぐらつき、焦ったのか、その後も音程がやや不安定になる場面もあったが、それでも概ね上手に歌いきった。
J.Y.Parkは「今日は緊張しているように見えた。音程がちょっと不安定だった。心地良く歌っているように見えなかった。でも、自分を表現するのが素晴らしかった。まるでミュージカルみたいだった。30年近くこの仕事をしているが、そういう才能は特別だ。それが歌うということだ」と褒め、呼び寄せてキューブを授与した。Kendallは緊張がほぐれて泣き出した。
Kaylee（ケイリー、12）
最年少12歳。韓国系アメリカ人か。Adeleの「Hello」の歌唱披露を披露る前に、J.Y.Parkから難解な歌詞のその歌をどう解釈したのか、説明を求められた。J.Y.Parkは「昨日のダンスでは、君とKendallが最も感情表現が豊かだった。今日はほとんど感情が伝わってこなかった。それに、君の歌はビートよりも先走っていた。じっと突っ立ったまま歌っていた。今日は緊張しているように見えた」と、厳しかった。すると、Keyleeは泣き出し、涙が止まらず、しゃがみこんだ。
J.Y.Parkは「みなさんがここにいるのは、みなさんが特別だからです。まだ12歳だから、完璧さを期待しているわけではありません」「最終チームミッションで、素晴らしいボーカル・パフォーマンスを期待しています」と述べ、キューブなしだった。
Melissa（メリサ、17）
カナダ出身。浅黒い肌で長いカーリーな黒髪。明るく開放的な感じ。ミュージカル女優、シンガーソングライターの経験あり。シカゴ地区予選でのJ.Y.Parkのボーカル評価は「感情表現が気に入ったが、歌は素晴らしくはない。息を無駄にしている」と厳しかった。ダンス評価ではキューブがもらえなかったが、本人は明るく笑顔で「昨日は昨日、今日は今日」「素晴らしいパフォーマンスをすると決めました」と、気持ちを切り替えたと話した。
Keyshia Coleの「Love」の歌唱を披露。最初は椅子に座って、情感豊かに上手に歌い始めた。途中で立ち上がり、歩いたりしゃがんだりしながら、熱唱した。素晴らしい、圧倒的な歌唱力だった。
J.Y.Parkは「君を見つけた！ 素晴らしかった。これが歌うということだ」と絶賛。「メロディーを沢山変えたね」と言われ、Melissaは「そのアーティストのように聞こえるのでなく、自分らしく聞こえるようにしたかったんです」と述べた。J.Y.Parkは「昨日（のダンス評価で）は心配したけど、今日は衝撃的でびっくりしました。君がすごく誇らしいです。ステージが狭く感じられました」と褒めた。Melissaは涙ぐんだ。合格し、キューブを獲得。
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