菅田将暉の「3年A組－今から皆さんは、人質です－」での迫真の演技が凄い

2019年1月6日に放送開始した菅田将暉主演の日本テレビ系日曜ドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」は、日曜夜にこんな重いテーマ、と思いきや、その固唾をのむハラハラドキドキの展開に圧倒されてしまった。

初回視聴率の10.2%（ビデオリサーチ、関東地区）、つまりギリギリの2ケタというのが、まさに日曜夜の重いテーマはキツイと思いながらも、それでも最後まで観ずにはいられなかったという視聴者の相反する気持ちを如実に表している気がした。[追記] 第2話の視聴率は10.6%に小幅上昇。

重いテーマだから、視聴率が下がることもあるかもしれないが、それでも主演の菅田の演技力の素晴らしさと息をのむストーリー展開で、最後の結末まで見届けたいと思う。

菅田将暉の演技力の凄さを思い知る

このドラマはサプライズだった。そもそも最初、年末近くに「3年A組」で始まるタイトルの新ドラマの存在を知った時には、往年の人気ドラマ「3年B組 金八先生」のパロディーかと思っていた。

ちょうど主演の菅田が番宣のために出演したバラエティー番組で「教師役をやりたかった」というたっての希望がようやく実現したことを笑顔で喜んでいたから、普通の学園ドラマだろうと漠然と思っていた。まさか高校生を人質に立てこもる美術教師役だとは思いもよらなかった。

実際放送が始まってみると、女子高生の自殺の原因究明と、クラスメートたちへの猛省を促したいという動機からの立てこもり、という極めて重いテーマのドラマだった。

それを逃げずに最後まで見届けたいと思わせたのは、何と言っても菅田の素晴らしい演技力だ。もしこの主演の教師役を演技力のない俳優が務めていたら、多くの視聴者は直ぐに観る気を失って、離脱していただろう。やっぱり凄いな菅田将暉、タダモノじゃない。

第2話に関しては、女子高生役の川栄李奈の号泣演技もとてもよかった。涙だけでなく鼻水も見えたから、本当に泣いていたんだと分かった。

菅田がかつても恋人に心の傷を負わせてしまったという伏線がどのように回収されて行くのか、まだまだ見どころがある。

このドラマの最新話は日テレオンデマンドで無料配信されており、それ以前の放送回の分はオンライン動画サービスのHuluで配信中だ（2019年1月14日現在。動画配信の最新情報はサイトで確認されたい）。

なお、若手俳優のトップを走っている菅田は、音楽アーティストとしても大活躍だ。「さよならエレジー」はLINE MUSIC 2018年間ランキングで1位を獲得した。また、菅田はスペースシャワーTVが主催する「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019」の「BEST MALE ARTIST」にノミネートされている。

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