『君の花になる』#10 最終回―驚きのハッピーエンド、8LOOM解散回避、『始まりのハグ』は謎

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・8LOOMは解散を回避、佐神弾（高橋文哉）とあす花（本田翼）もハッピーエンドに
・よく分からない点も―『始まりのハグ』とは？
・超イケメン・高橋文哉は大ブレイク間違いなし、8LOOMのアーティスト活動も成功した
・INIが演じたCHANEYのシーンは癒しの時間、ライブシーンでINIの新曲披露も

TBS系火曜ドラマ「君の花になる」の最終回（第10話）が、2022年12月20日にオンエアされた。驚きのハッピーエンドとなった。

前回に、メンバーの総意で8LOOM（ブルーム）解散を決定し、最終日に発表することになったが、土壇場で高橋文哉演じる佐神弾も他のメンバーも、解散したくないと翻意し、各メンバーが望むソロ活動から戻って来る場所として8LOOMを守るとの決意を固めた。

8LOOMが3年後に完全体での活動を再開し、テレビで新曲「君の花になる」を披露しているのを、あす花（本田翼）が涙ぐみながら観ていたら、あす花が働いているフリースクールの寮に佐神弾（高橋文哉）が現れて、互いの掌に花マルを指で描き、佐神弾（高橋文哉）が「始まりのハグ」と言って、あす花（本田翼）が佐神弾（高橋文哉）の胸に飛び込む、という終わり方だった。

8LOOMは解散を回避、佐神弾（高橋文哉）とあす花（本田翼）もハッピーエンドに

筆者としては、元々アイドルと寮母という禁断の恋が実ってはいけないと思っていた。しかし、第9話で黙って去って行ったあす花（本田翼）に、佐神弾（高橋文哉）が会いたい気持ちを抑えきれなくなって、会いに行ったものの声がかけられずに帰り、雨の中で泣いたシーンが可哀想すぎたので、恋が実る結末にしてほしいな、という気持ちに転じていた。

結果的に、8LOOMが解散を回避し（3年間は佐神弾と古町有起哉の2人で継続）、佐神弾（高橋文哉）とあす花（本田翼）との関係も、悲恋に終わることにならず、ハッピーエンドを示唆する終わり方だった。素直に良かったと思う。

よく分からない点も―『始まりのハグ』とは？

時間がなかったせいか、よく分からないところがあった。第一に、あす花が働いているフリースクールの寮のリビングみたいな部屋に、何故か佐神弾（高橋文哉）が突然現れたのが解せなかった。佐神弾（高橋文哉）はフリースクールの寮に自由に入れるのか？こういうところが、脚本の力不足を感じさせた。

第二に、この3年間に佐神弾（高橋文哉）とあす花（本田翼）がどういう関係だったのかが不明だった。親しそうに話していて、久々の再会の感動が感じられなかったから、おそらくつかず離れずの関係か、既に付き合い始めていたかのどちらかだろう。

第三に、佐神弾（高橋文哉）が「始まりのハグ」と言ったのは、何の始まりなのだろう？ 2人が正式に付き合い始めることか？あす花（本田翼）が佐神弾（高橋文哉）の胸に飛び込んだから、ハッピーエンドの恋になったことは間違いないだろう。

もし続編とかスピンオフが制作してもらえるなら、この3年間に佐神弾（高橋文哉）とあす花（本田翼）に何があったのか、明らかにしてもらいたい。

超イケメン・高橋文哉は大ブレイク間違いなし、8LOOMのアーティスト活動も成功した

当初から視聴者層が限られそうなドラマではあったが、ハマる人には深くハマるドラマだった。終わってしまって、とても寂しい。

準主役の高橋文哉は、雑誌ViViの「2021年下半期国宝級イケメンランキング NEXT部門」で1位に輝いたイケメンだったが、「国宝級イケメン」2022年下半期NOW部門で4位にランクインし、「俳優の枠を超えていく令和の革命的スター」と絶賛された。2023年に大ブレイク間違いないだろう。

高橋文哉は断トツだが、8LOOMの他のメンバーも知名度がアップしたから、今後ドラマなどで活躍すると思われる。

8LOOMは現実世界でもアーティスト活動を順調に展開し、国内アイドルグループとしては、トップクラスと言ってもいいほど好調なストリーミング・チャート成績を残すことができたし、ライブも好評だった。

2022年12月12～18日の週のビルボード・ジャパンのストリーミング・チャート“Streaming Songs”で、8LOOMの「Melody」は27位（チャートイン6週目）、「Forever or Never」は32位（チャートイン2週目）、、「Come Again」は50位（チャートイン8週目）、「君の花になる」は70位（チャートイン8週目）、「HIKARI」は88位（チャートイン4週目）だった。5曲全部チャートインは、なかなかない快挙だ。

また、2022年12月12～18日の週の総合ソングチャート・Billboard JAPAN HOT 100では、8LOOMの「Melody」は39位（チャートイン6週目）、「Forever or Never」は45位（チャートイン2週目）、「Come Again」は69位（チャートイン8週目）、「君の花になる」は95位（チャートイン8週目）だった。

NOA、森愁斗、宮世琉弥、八村倫太郎は歌唱力が高く、山下幸輝はダンスの達人で、8LOOMはちゃんとした実力派グループだった。単なるイケメンでなく、実力もあったから支持された。UTAが制作した楽曲もとてもよかった。

INIが演じたCHANEYのシーンは癒しの時間、ライブシーンでINIの新曲披露も

INIの5人が演じた8LOOMのライバル役のCHANEY（チェイニー）は、元々筆者はファンだったが、このドラマでは登場シーンは少ないながらも、癒しを提供してくれた。幼馴染でライバルの一之瀬栄治（八村倫太郎）とユズ（髙塚大夢）の関係性はとてもよかった。

最終話の有観客ライブでの収録では、CHANEYの5人がステージで、INIの「Dramatic」のパフォーマンスを披露していた。CHANEYもステージに立つとは一切予告されていなかったので、INIファンが殺到しなくて済んだ。INIの5人には良い経験を積むことができたドラマだった。

*イベント情報

10/14日(金)～16日(日) 「KCON 2022 JAPAN」＠東京・有明アリーナ屋外展示ブース出展
10/15(土)「KCON 2022 JAPAN」＠東京・有明アリーナ PRE-SHOWに8LOOMが出演（生配信なし）
11/2(水) 18:30「君の花になる"Let’s 8LOOM" TOUR ～FIRST and LAST～」@東京・恵比寿リキッドルーム（11/26(土) 20:00～22:00 TBSチャンネル1で独占放送）
11/9(水) 18:30「君の花になる"Let’s 8LOOM" TOUR ～FIRST and LAST～」@大阪・Zepp Namba (OSAKA)
11/10(木) 18:30「君の花になる"Let’s 8LOOM" TOUR ～FIRST and LAST～」@大阪・Zepp Namba (OSAKA)
11/15(火) 18:30「君の花になる"Let’s 8LOOM" TOUR ～FIRST and LAST～」@福岡・Zepp Fukuoka
12/2(金) 17:30「君の花になる”Let's 8LOOM" TOUR ～THE FINAL～: ドラマ収録」＠東京ガーデンシアター（詳細はこちら）
12/3(土) 14;00 & 19;00 「君の花になる”Let's 8LOOM" TOUR ～THE FINAL～」＠東京ガーデンシアター（詳細はこちら）
12/4(日) 14:00 「君の花になる”Let's 8LOOM" TOUR ～THE FINAL～」＠東京ガーデンシアター（配信ライブあり）（詳細はこちら）
12/21(水)～12/27(火)「君の花になる "Thank You 8LOOMY" FAN MEETING」＠IHIステージアラウンド東京（詳細はこちら）

*番組情報

12/24(土) 19:00～21:30 TBSチャンネル1「君の花になるLet’s 8LOOM “TOUR～FIRST and LAST～完全版」