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『創造営2021』ファイナル―中国からデビューの11人組『INTO1』に日本人3人

2021年4月25日 2024年8月25日

（目次）・TOP
・超豪華ファイナル（GOT7のジャクソンもゲスト出演）、感動の卒業式
・デビュー組―最終順位の上位11人の顔ぶれ
・デビューが決まった11人の発表直後のスピーチ

中国の動画配信サービスのテンセントビデオ傘下のWeTV（https://wetv.vip/ja）が制作・配信しているグローバル・ボーイズグループ・サバイバル・オーディション番組「創造営 2021」（英語タイトルは「CHUANG 2021」）のファイナル（EP10）が、2021年4月24日に生配信された。

ゲストアーティスト（GOT7のジャクソンを含む）や脱落した練習生らも出演した長丁場で超豪華なファイナルの終盤に、感動の「卒業式」を経て、生放送中に締め切られたグローバル（といってもアジアの放送圏）視聴者投票に基づく最終順位の上位11人がデビュー・メンバーとして発表され、デビューするグループの名前が「INTO1」であると明かされた。

デビューする上位11人には、3人の日本人と、2人のタイ人メンバーが含まれた。日本人の3人は、2位のSanta（賛多）、3位のRikimaru（力丸）、4位の日米ハーフのMika（橋爪ミカ）で、全員がavex（エイベックス）の所属だ。

SantaとRikimaruはavexのダンス＆ボーカルユニット・WARPs-UPの所属で、2人ともダンスの達人だ。卓越した歌唱力のMikaは、avexの男性ボーカルグループ・INTERSECTIONの所属だ。

1位でデビュー曲のセンターを務めることになったLiu Yu（刘宇、20）は、中国舞踊歴17年で、「創造営2021」では過去3回の順位発表式で2回1位となり、番組テーマ曲パフォーマンスでもセンターを務めていた。デビュー組に入った5人の中国人メンバーは、いずれも既に芸能事務所に所属して芸能活動を行っている。

新グループ・INTO1は期間2年の期間限定のグローバル・ボーイズグループだが、早くも20のブランドと広告契約を獲得したそうで、中国での活躍のみならず、広くアジアで人気を得られそうだ。

日本人メンバーがいて、「創造営2021」を観ていた日本の視聴者・ファンも結構いるから、INTO1の日本デビューも可能だろう。日本人メンバー3人はavex所属だから、日本デビューするなら、レーベルはavexになるのではないか。

なお、デビュー組に入れたMikaが共にデビューを切望した、INTERSECTIONメンバーのケーレン（Caelen, モリアティー慶怜）は12位で、惜しくもデビューを逃してしまった。Hirotoこと井汲大翔とAmuこと羽生田挙武（元ジャニーズJr.）も、デビュー組に入れなかった。

超豪華ファイナル（GOT7のジャクソンもゲスト出演）、感動の卒業式

これまでの「創造営 2021」は収録・編集済みの動画の日本語字幕付き配信だったが、今回はファイナルということで、4時間超にわたって生配信された。このため、日本語字幕はなく、日本のスタジオにいる通訳者の音声が加わる、という方法がとられた。

しかし、通訳者の音声が聞こえるところまでたどり着くのに、筆者は1時間近くかかってしまった上、生配信の視聴者が600万人超まで膨れ上がったため、途中で画面がフリーズすることも何度かあった。

それでも、見応え十分の超豪華な音楽祭みたいなファイナルだった。投票締切り前に、ファイナリストのグループでのステージ・パフォーマンスだけでなく、各自のソロでのパフォーマンスもあった。デビューは逃してしまったが、Hirotoこと井汲大翔のソロでのダンス・ステージや、Amuこと羽生田挙武の歌・ダンスのソロステージは、カッコよかった。

また、脱落した練習生も一緒に制服で練習生全員がテーマ曲のパフォーマンスをしたり、プロ歌手のメンター陣がそれぞれパフォーマンスを披露したり、GOT7のジャクソンを含むゲスト・アーティストが圧巻のパフォーマンスを披露したりと、盛りだくさんだった。

ファイナリスト1人1人のオーディション応募時のダンスや面接の映像が流れ、みんな恥ずかしがっていた。Mikaはこのオーディション中に「キウイ」というニックネームが付いた、と明かしていた。

投票締め切り直前にファイナリストが1人ずつ挨拶し、脱落した練習生たちが、ファイナリスト1人1人に応援コメントをした。Amuこと羽生田挙武は、「来年僕の妹がこの番組に来てもいいでしょうか？」と、プロのメンター陣に尋ね、「僕の妹を応援してください！」と叫んでいた。

オーディション期間中のさまざまな写真がスクリーンに映る中、卒業式の合唱のような、脱落者も含めた練習生全員とプロ歌手のメンターの歌披露があり、歌いながら泣きだす練習生が続出した。歌い終わると、脱落者も含めた練習生全員とプロのメンター陣とで記念撮影をし、感動的な「卒業式」となった。

デビューメンバー発表の後（下記参照）、新グループの名前は「INTO1」と発表された。前シリーズで誕生したボーイズグループの名前が「R1SE」（ライズ）となっているように「1」を入れ、Internet時代に国際的に活動するInternationalなグループだからINTの文字を入れたようだ。

最後に、デビューする11人が、紙吹雪の中で、「♪We are INTO1」というフレーズが出て来る楽曲「INTO1」を歌って踊るパフォーマンスをした。おそらく、ファイナリスト25人は全員、事前にこの歌とダンスの練習をしていたのだろう。

・YouTubeの创造营 CHUANG2021チャンネルに2021年4月25日に公開された【INTO1 FIRST STAGE PERFORMANCE】NEW Group Song 'INTO1'! We are INTO1! 成团曲首秀！ | 创造营 CHUANG2021の動画（3分28秒）

最後に、INTO1が早くも、20ものブランドのイメージキャラクターを務めることが発表された。

デビュー組―最終順位の上位11人の顔ぶれ

デビューメンバーの発表は、10位から始まり、だんだん上に上がって行き、3位まで発表すると、次はボーダーの11位で、最後に1位と2位が発表された。発表者は、番組期間中ずっと練習生に寄り添っていたプロのメンター陣が中心だったが、なぜかゲストのGOT7のジャクソンも3位を発表した。

INTO1としてデビューが決定した最終順位上位11人

1位 Liu Yu（刘宇[劉宇]、リュウ・ユ、20）
2位 Santa（宇野賛多、23、日本人、avexのWARPs-UPメンバー）
3位 Rikimaru（近田力丸、27、日本人、avexのWARPs-UPメンバー）
4位 Mika（橋爪ミカ、21、日米ハーフ、avexのIntersectionメンバー）
5位 Nine（高卿尘[高卿塵]、ナイン／ガオ・チンチェン、21、タイ出身）
6位 Lin Mo（林墨､リン・モー、19）
7位 Bo Yuan（伯远[伯遠]、ボー・ユエン、28）
8位 Zhang Jiayuan（張嘉元、ジャン・ジャーユエン、18）
9位 Patrick（尹浩宇、パトリック／イー・ハオユー、17、タイ出身）
10位 Zhou Keyu（周柯宇､ジョウ・クーユー、18）
11位 Liu Zhang（刘彰[劉彰]、AK／リュウ・ジャン、21）

デビューが決まった11人の発表直後のスピーチ

10位のZhou Keyu（周柯宇）:
「テンセント動画と私の事務所に感謝。仲間のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございます。応援してくれたファンのみなさんに感謝したいです。いろんなことを体験しました。これまでの18年間の人生があまりにも順調すぎたためか、ここでは1人でこの世界に立ち向かって行くような気分になりました。想像していたのとは違いました。でも、ここに立つことができました。成長できたことに感謝しています。今後も諦めずに努力を続けます」

9位のPatrick（尹浩宇）:
Patrickは名前を呼ばれて泣いた（同じくタイ出身のNineも泣いていた）。「また泣きました。すみません。すべてのファンのみなさんに感謝したいと思います。パパ・ママにも感謝したいと思います。僕の決意を信じてくれて感謝しています。普通の人生を送りたいと思っていなかったんです。平凡な人生を送りたくありません。僕は1人で旅する人間だと思っていたんです。孤独な旅人だと思っていました。でも今日、皆さんがこの旅を共にしてくれました。『創造営』に感謝します。大変でしたが、私には一番素晴らしい経験になりました」

8位のZhang Jiayuan（張嘉元）:
「ありがとうございます。一番感謝したいのは、私の会社の社長です。前回はファイナルで勝ち抜くことはできませんでしたが、今回は選ばれて嬉しいです。私は欠点があると分かっていますが、これからも精進して行きたいと思います。まさか自分が選ばれるとは思いませんでした。この島に来て、自分の家にいるような感じで快適に過ごしました。この舞台を与えてくださって、感謝します。『創造営』に感謝します。グループで頑張りたいと思います」

7位のBo Yuan（伯远）:
「ありがとうございます。人生の中でいろんな選択を迫られると思います。他人に優しく自分に厳しくしてきました。応援してくれたみなさん、本当にありがとうございます」

「両親に方言で話をさせて頂きます。お父さん、お母さん、見ていますね。本当はごめんなさいと言うべきです。僕はもう20代なのに、毎日心配する両親から電話をもらう、そんな人生を過ごしていることを申し訳なく思います。今日デビューすることができたので、もう心配はいらないと思います。お父さん、あの日喧嘩して、ごめんなさい。次の日、何の説明もせずに家を飛び出して、本当にごめんなさい。デビューしたら忙しくて家に帰れないと言われましたが、絶対に時間を作って家に帰って、僕の手料理をふるまいます」

「事務所に申し上げたいです。この5年間、会社では共に喜んだことも、ぎくしゃくしたこともありました。この前の番組とここで、分かったことがあります。いろんな感情を経験して初めてここに立つことができると。会社が育ててくれたことに感謝したいと思います。これからはその期待に応えて行きたいと思います。最後にこの番組のみなさんに感謝したいと思います。僕は年上だから年下の面倒をみようと思っていましたが、僕が面倒をみられました」

6位のLin Mo（林墨）:
「TOP3に入れなかったことは、別に気にしていません。2年間このグループにいることができて、とても嬉しく思っています。みんなが応援してくれたから、より多くの人が僕に気づいてくれて、僕の本当の姿を見せることができました。感謝します。僕の先生もたぶんこの番組を観ていると思います。ありがとうございます。会社にも感謝します。僕たちの会社から出た人たちは心の強い人たちです。両親に、生んでくれたことを感謝します」

「会社の仲間、後輩のみなさんにも感謝します。彼らのことを考えると泣きたくなります。デビューしたら会社に戻る頻度が減ることを、寂しく思っています。会社の仲間と会えなくなって、会うと昔と全然変わってしまうことが心配です。ファンのみなさん、ありがとうございます」

5位のNine（高卿尘）:
「このようなすごく大きな重要な機会を与えてくださり、感謝します。ファンのみなさんのおかげで、自分のお城を作ることができ、その上に立っています。中国語を勉強し始めた最初の頃、ダンスのレッスンやボーカルのレッスンもあり、ダイエットにも挑戦しました。ダイエットは大嫌いなんです。でもしなければいけないんです。太っていたんですから。中国人の友達と一緒にいて中国語を学びました。今ようやく言葉が分かるようになってきました。完璧でないと思っている人も、僕を見て、夢を諦めてはいけないと信念を持ってください。ありがとうございます」

4位のMika:
Mikaはニックネームの「キウイ」も添えて呼ばれた。ケーレンがハグした。
「まず、みなさんの応援に感謝します。諦めた時、みなさんが応援してくれたことを、思い出しました。みなさんも幸せにしたいという気持ちで、頑張りました。心配しています。弟（ケーレン）がまだそこにいます。もちろんチャンスはあると思います。一緒にデビューできるように望んでいます。ここは終わりではありません。私たちの中国におけるスタートです。ファンのみなさん、感謝いたします」

3位のRikimaru:
(ゲストのGOT7・ジャクソンが3位を発表)
「ファンのみなさん、ありがとうございます。ここまでサポートしてくださったことに感謝します。テレビで観てくれていますね。90歳のおばあちゃんにも約束しました。もしデビューできましたら、おばあちゃんも必ず僕のことをしょっちゅう観れるようになると。デビューできて本当に嬉しいです。プレッシャーを感じたりもしましたが、みなさんの応援でプレッシャーが消えました。本当にありがとうございました。（英語と日本語で）ありがとう」Santaが泣いていた。

11位のLiu Zhang（刘彰）:
「いきなりのことで、何を言えばいいか分かりません。これまでデビュー圏内に入ったことは1度もありませんでした。ファンのみなさん、僕の所属レーベル、会社の社長、同僚、本当にありがとうございます。音楽を自分の言葉の代わりにして、前進して行きたいと思います」

2位のSanta:
「ストリートダンサーのSantaです。今はボーイズグループのSantaです。みなさんとお会いできて、非常に嬉しく思います。僕には夢があります。本当にびっくりしています。Liu Yuはベストなセンターです。3位にRikimaruがいて嬉しく思っています。今日ここに僕が立っていることで、全世界のダンサーに自信を与えることになっていると思います」

「ここでは何回も、みなさんにとってサンタクロースのような存在になりたいと言ってきました。毎日みんなが僕にいろんなものを与えてくれました。家族、友人のみなさん、I Love You!　僕にとってみなさんがサンタクロースのような存在です。皆さんを愛しています。ありがとうございます」笑顔だったが涙ぐんでいた。

1位でセンターのLiu Yu（刘宇）:
「ファンのみなさんに感謝します。両親にも感謝します。20年間いろんなことを教えてくれて。WeTV、『創造営』に感謝します。メンターのみなさん、ありがとうございます。僕を信じて支えてくれた仲間の皆さん、ありがとうございます。僕の会社にも感謝します。最後に、自分自身に感謝したいです。才能も大事ですが、何としても望む意志が大事なのです。僕はもっと優秀な人になって、世界的なグループになりたいです。努力をしたいと思います。このグループはそれほど長い期間継続するものではありませんので」

創造営 2021（CHUANG 2021）の記事:

2021年3月4日付　『創造営(CHUANG)2021』-日プ出身井汲大翔がダンス上達していた! Aクラス日本人はSantaとRikimaru
2021年2月26日付　『創造営(CHUANG)2021』で日本人大活躍―プロダンサーRikimaruとSanta、元ジャニーズJr. Amuなど

*JO1の2021年4月28日（水）発売の3rdシングル（EP）「CHALLENGER」のコンセプトは未知の世界へ踏み出す。CDシングルはDVD付き初回限定盤A、フォトブック付き初回限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。全形態共通で、タイトル曲「Born To Be Wild」、「Design」および先行配信したネスレ日本キットカットCMソング「伝えられるなら」を収録し、もう1曲のカップリング曲は形態ごとに異なる。初回限定盤AのDVDには「JO1 CHALLENGE」の映像を収録。

全形態の初回プレス分に、応募抽選券（シリアルナンバー）1枚、トレーディングカード1枚（形態ごとに異なるバージョンの11種から1枚ランダム）、およびソロアザージャケット1枚（形態ごとに異なるバージョンの11種から1枚ランダム）を封入。

3形態セット購入でストアごとに異なる先着外付け特典があり、タワーレコードとHMVはオリジナルステッカー2枚セット、TSUTAYA（オンラインは予約分のみ）と楽天ブックスはクリアファイル、forTUNE musicは各メンバーソロカットデザインCD収納BOX、その他一般店では告知ポスターがプレゼントされる。Amazon.co.jpは各形態ごとにメガジャケ、Sony Music Shopは各形態ごとにL判集合生写真が付く。

タワーレコードのオンライン（クレジットカードのみ）または店舗（クレジットカードまたは現金）で視聴権付き2枚セット（初回限定盤AもしくはB＋通常盤通常プレス）を予約し応募した人全員を2021年4月17日（土）開催の 3rdシングル「CHALLENGER」リリース記念オンラインショーケースイベントに招待。楽天ブックスで2月21日正午～4月2日23:59に対象商品を予約した人から抽選で、2021年4月18日（日）開催の3rdシングル「CHALLENGER」リリース記念オンライントークイベント（生配信）に招待。

-INTO1/創造営2021
-CHUANG2021, INTO1 メンバー, INTO1 日本人, Mika, Rikimaru, Santa, 中国版プデュ, 創造営2021, 創造営2021 最終回

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