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手越祐也のバンドT.N.Tがギタリスト加入で4人体制に/ T.N.T結成経緯が初めて明かされた―kyoheiの熱意

2025年12月28日

（目次）・TOP
・T.N.TにギタリストRyu.が正式加入して4人体制に
・T.N.Tはなぜ結成されたのかが初めて語られた―kyoheiが強い想いで手越を口説いた
・T.N.T結成秘話の感想―XY Bandの一部ファンには酷な話だが、妥協の余地はなかった
・イベント情報　・番組情報　・商品情報＋最近の記事リスト

手越祐也がボーカルを務めるロックバンド・T.N.Tに、新メンバーとしてギター担当のRyu.が正式加入し、バンドが4人体制となった。

T.N.T.のkyohei、Furutatsu、手越の3人による北海道4日間ドライブ旅行のバラエティー番組「T.N.Tの旅と仲間と食べ物と」（日本テレビ、Hulu）の2025年12月22日深夜の最終回で、なぜT.N.Tが結成されたのか、経緯が初めて明かされた。

具体的には、リーダーのkyoheiがなぜ手越にボーカルとして新バンドに加入してくれるよう懇願したのか、手越はなぜ引き受ける気になったのかが、初めて明かされた。

T.N.TにギタリストRyu.が正式加入して4人体制に

YOSHIKIが発掘したXYから独立したロックバンド・T.N.Tは、2025年2月28日深夜の日本テレビ「バズリズム02」で初お披露目された際には手越祐也とJAYのツインボーカルを含む5人体制だった。

しかし、2025年6月13日にT.N.TがXYから分離独立することが発表された際には、T.N.Tはリーダーでドラム担当のkyohei、ベース担当のFurutatsu、ボーカルの手越祐也の3人体制で、ギターはサポート・ギタリストを招へいすることになった。

そして、2025年12月22日（月）深夜の日本テレビ「T.N.Tの旅と仲間と食べ物と」最終回の終盤に、旅先の北海道の宗谷岬で、サプライズでサポート・ギタリストだったRyu.がその場に登場し、kyoheiが「Ryu.君を今回正式にメンバーとして迎え入れようかなと思っているんですよ」と述べ、Ryu.の加入を発表した。

もちろん、Ryu.を正式メンバーにするかについては、既にkyohei、手越、Furutatsuで時間をかけて話し合っていたとのことで、合意はしていたようだった。

kyoheiが「Ryu.君を今回正式にメンバーとして迎え入れようかなと思っているんですよ」と述べた。Ryu.は「このお三方に追いつけ追い越せはもちろん、僕も人生かけてぶち抜いて行くんで、よろしくお願いいたします」との意気込みを述べた。

YouTubeのskreamjapanチャンネルのインタビューで、kyoheiは2026年の抱負について、「4人になったんで、また1つバンドとしてレベルを上げて、もっとカッコいい存在になっていくことができたらいいなと思っております」と述べた。ちなみに、手越出演のドラマの主題歌に起用された「I Don’t Care」の作詞はkyoheiが担当している。

・YouTubeのskreamjapanチャンネルに2025年12月23日に公開されたT.N.T、"4人になってバンドとしてレベルを上げて、多くの人にT.N.Tの音楽を届けていきたい" 初シングルCD『未来へ/I Don't Care』リリース（3分19秒）

T.N.Tはなぜ結成されたのかが初めて語られた―kyoheiが強い想いで手越を口説いた

「T.N.Tの旅と仲間と食べ物と」の最終回では、前半はお互いにおみやげを買って交換するなど、楽しい雰囲気だった。おみやげ交換は、以下の通りだ。

・Furutatsuからkyoheiには毛ガニ
・kyoheiから手越には「しゃけばたばたギミック」（スイッチを押すとしっぽを振る）
・手越からFurutatsuには冷凍タコの頭

最後の夕食で、超豪華なカニ料理やお酒を楽しみながら、3人はT.N.T結成秘話を初めて語った。途中でkyoheiとFurutatsuが泣きだす場面もあった。以下は主な発言だ。

kyohei「手越君と初めてセッションをした時に、景色が見えた。そう思わせてくれる存在ってなかなかいない」「僕は手越君の歌声と才能にほれ込んだし、あと人柄」「追いかけたいタイプなんで、僕めちゃくちゃ口説き落としに行ったんですよ、手越君。何回も」

Furutatsu「僕は大好きな人たちと一緒に音楽をやれてるだけで結構幸せなんですよ。それにいろんなお仕事が突入してきたりして、さらに本気でのめり込んで行くっていうのが、今たまらなく楽しいですね」

手越「俺は性格的に、やりたくない奴と仕事は絶対しないし、やりたくないジャンルも絶対できない。プロに歴と年齢関係ない。年齢関係なく満足させるっていうのは最低ライン。2人の演奏を見たりして心置きなく歌えるものがあるかっていうのが一番大事だと思っている」（注: kyoheiは手越より10歳年下で、Furutatsuは15歳年下）

「それぞれが曲を書けるし、それぞれがお互いの音を尊重し合って歌ったり演奏できるっていうのが、最初の演奏プラス、『DayDay. SUPER LIVE』とか『黒フェス』とかフェスに立たせてもらったけど、すげえ可能性あるなって純粋に感じた。今回旅で、人間性の部分でも楽しいなって思うから。」

「T.N.Tにここまで本気になると思わなかった、最初は。XYというプロジェクトにお声掛け頂いた時もそうだけど、実際にグループに入って、音楽を一緒にやらないと、こいつがどこまで音楽に対して、自分を含めてね、本気なのか分からないし。グループとかバンドって、志がある程度一緒じゃなきゃダメと思ってる。1人でもやる気がなかったりしたら、それが絶対マイナストリガーになるし」

「Furutatsuもkyoheiも真剣にTN.Tに向き合っているし、このバンドに対して本気なんだなって思った瞬間がいろいろあって」「番組の企画があって最初に演奏したじゃん。2人の本気も分からないし、番組側の俺らをサポートしてくれてる人が本気かも分からない。全員が本気じゃないとこのエンタメで勝てないから」「本気でやる価値があるなと思ってからは、楽しくなった」

XY時代のバンドの“天才ボーカル”だったYOSHI（バイク事故で19歳で急逝）について、手越が「彼の存在がでかい」と語った際に、kyoheiとFurutatsuが泣きだした。

手越は「彼は日本の音楽シーンに必要だったボーカリストだった」「こんなすげえボーカリストいたんだ、と俺は思った」「彼が生きていれば表現したかったものを、表現したいなっていうのも、結構大きいの」と述べた。

kyohei「手越君に対して、YOSHIと比べてみたりで、何か失礼になっちゃうんじゃないかなと思って、あんまりYOSHIの話をしないほうがいいんのかなっと思ってた。でも、忘れたことなんて1日もないし。僕が彼と出会ったのは25歳の時。25年間生きてきて、こいつやったら命預けれると思った初めての存在だった」

「そのモヤモヤが続いてた。ずっとやるせない気持ちがあった。結構限界を迎えそうだった時に、手越君が入ってきたんですよ」

「話してることとか、想いとか聞いているうちに、僕が人生を預けたいとか、一緒に夢を掴み取りたいと思う人ってこういう人なんだなっていうのを感じた」「だから、セッションをしたいってなって、よかったらYOSHIの曲1曲歌ってみませんかって」

「（手越がYOSHIの曲を歌うのを聴いて）あの瞬間、これじゃんって。ていうか、これしかねえ。これを僕はやりたかった。だからどうしてもT.N.Tやりたかったんですよ」

T.N.T結成秘話の感想―XY Bandの一部ファンには酷な話だが、妥協の余地はなかった

このT.N.T結成秘話は、XY BandのkyoheiとFurutatsu以外のメンバーのファンだった人には、酷な話でもあった。ただ、アマチュアながらバンドの結成と解散を繰り返してきた筆者には、バンドで食べていき、絶対成功してやる、と決意したミュージシャンに妥協の余地などないことも、よく分かる。

バンドマスターのkyoheiは、ボーカリスト・YOSHIの才能にほれ込み、YOSHIとのバンドに人生をかけていたが（YOSHIはバイクでkyoheiの家を訪問した帰りに事故死した）、YOSHIの急逝後にYOSHIKIがXY Bandのツインボーカルに起用した2人に対しては、同じ気持ちになれていなかった。つまり、XY Bandはkyoheiの望んだバンドとは違ったものになっていた。

しかし、手越がXYに加入し、一緒にセッションをしてYOSHIの曲を歌ってもらった時に、kyoheiは手越がボーカルの新たなバンドをやりたい、と熱望するようになり、その実現に向けて手越を口説き落とした。手越もkyoheiとFurutatsuなら一緒にやれそうと判断してくれた。XYの番組関係者の中にサポートしてくれる人もいて、T.N.Tが結成できた。

T.N.Tの結成と楽曲制作はXYのプロデューサーのYOSHIKIの関与なしに進められたため、事後的にT.N.Tの活動を知ったYOSHIKIは、T.N.TをXYから分離独立させた。

YOSHIKIには、T.N.TをXYの派生ユニットとして維持して、メンバーを掛け持ちさせる、という考えはなかったようだ。それだけ頭にきていたのかもしれないが、T.N.Tメンバーとしても、XYに未練はなかったのだろう。

T.N.Tで手越と一緒にツインボーカルを務めていたJAYは、YOSHIKIプロデュースのXY Dance Vocalの、メインボーカルとして残ることを選んだ。

XY Bandのギタリストで結成時のT.N.TのギタリストだったKAIRIが、なぜT.N.Tを離れたのかは不明で、kyoheiがKAIRIを引き留めたのか否かも分からない。

一般的に考えられる離脱理由としては、スキルに不満、やりたい音楽の方向性の不一致、やりたい活動の不一致、性格的に合わない・嫌い、他のメンバーに迷惑なことをした、などが考えられる。自主的に集まったバンドではなく、YOSHIKIが結成したバンドだから、一緒にやってみて合わないと思うこともあっただろう。

2024年6月28日の公演をもって、XY BandはKAIRIとツインボーカルの1人だったKARMAの契約満了、kyohei、Furutatsu、手越のT.N.Tとして分離独立により、事実上解散した。

XYとT.N.TのギタリストだったKAIRIは、T.N.Tを離れた後、ひと足先にXY Bandから脱退していたGai（ボーカル＆ラップ）とユニットを組んだ。つまり、2人はやりたい音楽の方向性が一致していた。一方、XYのツインボーカルだったKARMAはソロ活動を始めた。

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イベント情報

2025年
4/11(金) 18:00「DayDay. SUPER LIVE 2025」Day1@神奈川・ぴあアリーナMM
6/14(土)「八王子魂Festival&Carnival 2025」@東京・八王子エスフォルタアリーナ
9/6(土) 16:00「黒フェス」@東京・豊洲PIT
9/13(土)「TOMAKOMAI MIRAI FEST 2025」とまチョップステージ@北海道・苫小牧・キラキラ公園
11/1(土)「バズリズム LIVE 2025」@神奈川・横浜アリーナ
11/23(日)「GFEST. 2025」@群馬・Gメッセ群馬
2026年
1/11(日) 18:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@東京・日本青年館ホール
1/12(月) 試合開始は14:05「第104回全国高校サッカー選手権大会　決勝戦」@東京・国立競技場（T.N.Tは『未来へ』をライブ披露）
1/12(月) 18:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@東京・日本青年館ホール
1/17(土) 18:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@宮城・長町RIPPLE
1/31(土) 18:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@愛知・CLUB QUATTRO
2/2(月) 19:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@福岡・BEAT STATION
2/10(火) 19:00「T.N.T 1st LIVE TOUR 『THE NEXT TRIGGER』」@大阪・BIG CAT

番組情報

*T.N.T初の冠番組「T.N.Tの旅と仲間と食べ物と」が2025年11月17日（月）24:59より日本テレビ（関東ローカル）で放送開始（毎週月曜日夜、全6回）。TVer、Hulu、日テレTADAで見逃し配信あり。

12/29(月) 17:30～22:54 日本テレビ系「発表！今年イチバン聴いた歌年間ミュージックアワード 2025」

商品情報

*T.N.Tの2025年12月10日（水）発売の初のCDシングル「未来へ/ I Don’t Care」のW表題曲の「未来へ」は手越祐也（Vo.）が作詞を担当した仲間との絆を表現したメッセージソングで、「第104回全国高校サッカー選手権大会」の応援歌。もう１つのW表題曲「I Don’t Care」はライブで観客と合唱で盛り上がる楽曲で、日本テレビドラマ「僕たちん家」のHuluオリジナルストーリーの主題歌でkyoheiが作詞を担当。シングルにはこの2曲とそれぞれのインスト・バージョンが収録される。

CDパッケージは撮り下ろしメンバー・フォト・ブックレット付きの初回限定盤（税込定価2,970円）とCDのみの通常盤（税込定価1,650円）の2形態で販売される。

* XYから独立した手越祐也（Vo.）、KYOHEI（Dr.）、Furutatsu (Ba.) から成るバンドT.N.Tが、独立前の5人体制（ツインボーカル）時の2025年4月6日（日）0時に配信リリースした初のデジタルEP「ZERO」をリミックス・再録して2025年9月6日（土）に配信リリース。収録曲は全4曲で、「Leap Of Faith」と「My Beautiful Moment」はKYOHEI（共作）、SwallowtailはFURUTATSUとT.N.Tが制作に携わった。

Amazon: ZERO (T.N.T) 2025/9/6
レコチョク: ZERO (T.N.T) 2025/9/6
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*XYから独立したT.N.T（The Next Triggerの略称で、現行音楽シーンの新たな起爆剤になるという思いが込められている）の2025年6月25日（水）0時デジタルリリースの1stシングル「Starting Over」表題曲はKYOHEIが作詞を担当。焦らずに信じる道を一歩ずつ歩いて行こうという気持ちが込められている。ギターはサポートギタリストのRyu.が担当。

Amazon: Starting Over (T.N.T) 2025/6/25
Apple Music/ iTunes: Starting Over (T.N.T) 2025/6/25
レコチョク: Starting Over (T.N.T) 2025/6/25
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