『A2K』ファイナルで米国拠点6人組VCHA誕生/ プレデビューシングル『SeVit (NEW LIGHT)』リリース

VCHAとしてデビューする6人はLexus、KG、Camila、Savanna、Kaylee、Kendall

ガールズグループ・VCHAとしてデビューが決定したのは、最終順位が高い順に、レクサス（Lexus）、KG、カミラ（Camila）、サヴァンナ（Savanna）、ケイリー（Kaylee）、ケンダル（Kendall）の6人だった。

図表1デビューメンバー6人と最終順位

1位　レクサス（Lexus、17）―バレエ経験者、ダンスが得意
2位　KG（15）―歌が上手、作詞作曲、ギター演奏もできる
3位　カミラ（Camila、17）―歌が上手、中米系アメリカ人でスペイン語堪能、最年長
4位　サヴァンナ（Savanna、16）―ダンスが得意、元体操選手
5位　ケイリー（Kaylee、13）―韓国系アメリカ人とみられる、歌が上手、最年少
6位　ケンダル（Kendall、16）―キュートなアイドルキャラ
脱落: クリスティーナ（Cristina、17）、ジナ（Gina、13）

2日間にわたって配信されたファイナルでは、課題曲のチーム・パフォーマンスに対して、最後まで評価コメントがあり、J.Y.Park（パク・ジニョン）の他に、課題曲の振付師と歌手のソンミ（SUNMI、元Wonder Girlsメンバー）も特別審査員として加わった。

オーディションはこれまで、「Nizi Project」とほぼ同じ方式で行われてきたが、今回はファイナルなのに細かく審査されて個人別にダメ出しされていたことに驚いた。他の人気オーディション番組だと、ファイナルのパフォーマンスはお祭りみたいなもので、本格的に審査されることはあまりないからだ。

その後、J.Y.Parkは特別審査員やスタッフらと共にデビューメンバー決定会議を行い、8人のファイナリストの順位と上位6人のデビューを決定した。

パフォーマンスのスキルに加え、トレーナー、スタッフ、参加者相互の投票による「姿勢（態度）」評価の結果も、デビュー評価に反映された。これはいかにもJYPらしい。「姿勢」評価のTOP4はレクサス（Lexus）、サヴァンナ（Savanna）、カミラ（Camila）、ケンダル（Kendall）で、この4人は全員デビューできた。

脱落した2人は、才能がないわけではなく、まだデビューできる段階に達していない、との判断だった。J.Y.Parkはこの2人が今後も努力を続けるなら、JYPエンターテインメントとコンタクトしていいと示唆した。

筆者個人的には、ジナ（Gina）はファイナルの課題曲の歌割・歌唱指導の段階で、J.Y.Parkに感情表現ができていないと再びダメ出しされていたので、デビューは難しいかも、という予感はあった。一方、クリスティーナ（Cristina）は韓国合宿のチーム評価でようやく才能が開花し始めたと高評価だったので、脱落して若干意外だった。

米国の名門レコード会社・Republic Recordsと組んでいるから、米国市場でのプロモーションは万全と思われるし、プレデビュー・シングルにはBTS「Dynamite」のプロデューサーだったDavid Stewartらの実績ある制作陣が参加している。元々アイドル文化のない米国市場でどこまで売れるか分からないが、新ガールズグループ・VCHAを応援して行きたい。

[追記]
脱落したジナ（Gina）は、2023年9月22日10時の「A2K」のファイナル公開を待っていたかのように、同日の正午に自作曲「FEEDOM」のミュージックビデオ（MV）をYouTubeのGina De Bosschereチャンネルに公開した。ソロ音楽活動をしているようだ。

・YouTubeのGina De Bosschereチャンネルに2023年9月22日に公開されたGina De Bosschere - FREEDOM (Official MV)（3分31秒）

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商品情報

*JYPエンターテインメントの米国拠点ガールズグループ発掘オーディション「A2K」で誕生した6人組ガールズグループ・VCHA（ヴィチャ）のプレデビュー・デジタルシングル「SeVit (NEW LIGHT)」はオーディションのファイナル課題曲だった「Y.O.Universe」「Go Getter」「Know Me Like That」を収録。

Apple Music/ iTunes: SeVit (NEW LIGHT) - Single (VCHA) 2023/9/22