EXILE弟分の世界基準グループBALLISTIK BOYZが5月22日デビュー

2019年4月1日

LDHからEXILEの弟分となる男性7人組グループのBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEが、2019年5月22日発売のアルバム「BALLISTIK BOYZ」でメジャーデビューすることが決定した。グループ名の後半の「from EXILE TRIBE」はデビュー日をもって正式に付け加えられる。

このグループは7人全員がマイクを持ち、かつダンスやアクロバットのパフォーマーを兼務するという、一族では初めてのスタイルをとる。

メンバーは実力派の精鋭で、世界進出を視野に入れている。「PROJECT TARO」でニューヨークで3年間実力を磨いたのが深堀未来（18）、奥田力也（19）、砂田将宏（18）だ。

また、「ボーカルバトルオーディション5」のボーカル部門のファイナリストが日髙竜太（23）と加納嘉将（22）で、ラップ部門のファイナリストが（ブラジル人ハーフの）海沼流星（19）と、松井利樹（19）だ。

グループの平均年齢は19.8歳だ（日刊スポーツの2019年3月31日付記事より）。ぎりぎりとはいえ、平均年齢10代という若さは重要だ。10代の女性ファンを獲得したければ、彼女たちがオジサンと考える年齢では手遅れだ。

また、ボーイズグループの市場に参入してくる10代の女の子たちが、ネット動画などを漁って本格的な歌やダンスが売りのK-POPボーイズグループなど、誰かの固定ファンになってしまう前に、しっかりPRすべきだ。

アルバム「BALLISTIK BOYZ」のリード曲となる「テンハネ -1000%-」は、4月22日スタートのフジテレビ系ドラマ「小説王」（主演はEXILE/GENERATIONSの白濱亜嵐）の主題歌に起用されている。

公開されたアルバム「BALLISTIK BOYZ」のリード曲「テンハネ -1000%-」のミュージックビデオ（MV）を視聴すると、ノリのいいヒップホップの楽曲で、ダンスやアクロバットで素晴らしい身体能力を披露している。また、K-POPに負けないぞ、という意気込みが伝わってくる。

・YouTubeに公開されたリード曲「テンハネ -1000%-」のMV

確かに実力派だ。敢えて難癖をつけるとすれば、ビジュアルというか、イケメン度がやや弱めだ。三代目JSB/EXILEの岩田剛典のように、普遍的に受け入れられるイケメンがいれば、かなりの追い風になるところなのだが……。

いっそK-POPボーイズグループ並みにメークをしてみるとか？　いや、BALLISTIK BOYZにも素材が整った顔立ちのメンバーもいるから、彼らが髪型や表情（笑顔）を工夫すれば、より普遍的な魅力を醸し出すかもしれない。

一族の状況―若手のGENERATIONSは片寄涼太が知名度アップ

LDHと言えば、再始動したEXILEの2018年7月発売のアルバム「STAR OF WISH」は、オリコン調べで初週14.5万枚、年間で18.3万枚を売り上げ、根強い人気を示した。

一方で、昨年の稼ぎ頭だった三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが2019年3月13日に発売したシングル「Yes we are」の初週売上は6万6,381枚、ダウンロードとストリーミングを加えた合算売上ポイント（CD1枚=1pt換算）でも9万3,660ptで、前作の2017年12月発売の「J.S.B. HAPINESS」の初週CD売上14万1,592枚から、勢いが落ちているようだ。

EXILEと三代目JSBを兼務している慶応大学卒の岩田剛典の人気は健在だが、ボーカリストではないためグループの顔という立ち位置ではないし、最近岩田はむしろ俳優業での活躍が注目されている（6月7日公開の映画「町田くんの世界」にも出演）。

新たな若手グループも活躍しつつある。GENERATIONS from EXILE TRIBEが2018年10月に発売したシングル「少年」の初週売上は7.2万枚、FANTASTICS from EXILE TRIBEが2018年12月に発売したシングル「OVER DRIVE」の初週売上は9.3万枚で、順調に売れてはいるが、ブレイクというほどではない。

それでも、GENERATIONSのボーカリストの片寄涼太は2019年1月クールの日本テレビ系の大人気ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」に出演して知名度と人気がいっきにアップした。その後露出が増えて、2019年3月31日の日本テレビ系「ダウンタウンプレミアムズ」では、体を張って下敷きになって頑張るはめになった場面もあった。

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