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LDH×HYBE JAPANガールズグループMOONCHILD解散決定、デビューから1年で

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実力派ガールズグループ・MOONCHILDは不運続きだった―デビュー前に2人離脱、RUAN活動休止
OMIの責任を問うのは酷、LDHに女性が成功できる環境が整っていない

LDHとHYBE LABELS JAPANの共同プロデュースでオーディション番組「iCON Z ~Dreams For Children~」で誕生したガールズグループ・MOONCHILDが、2023年5月3日のデビューからほぼ1年の、2024年4月末をもって解散することが決定した。

オーディション当時から、三代目JSBのOMIこと登坂広臣が主たるプロデューサーを務め、HYBE LABELS JAPANが主に楽曲面で協力するという共同プロデュース体制だった。

実力派ガールズグループ・MOONCHILDは不運続きだった―デビュー前に2人離脱、RUAN活動休止

同じオーディションで誕生したLDHの男性ダンス&ボーイズグループは、筆頭格のLIL LEAGUEがレコード大賞の新人賞を受賞するなど、順調に活躍しているのに、実力派ガールズグループ・MOONCHILDは、結成直後から不運が続いた。これを言っては元も子もないが、(運を)持っていなかったようだ。

オーディションではデビューメンバーとして、歌やダンスの実力者の7人が決定したのに、デビュー準備期間中に2人が体調の問題などで離脱し、MOONCHILDは5人組としてデビューすることになった。

MOONCHILDの2023年5月3日発売のデビューEP「DELICIOUS POISON」の初週売上は、ビルボ―ド・ジャパンで4,359枚(週間7位)にとどまった。かといって、デジタル成績も芳しくはなく、ビルボ―ド・ジャパンのDownload Albumsチャートで22位だった。

MOONCHILDは知名度が圧倒的に不足していたが、国内のメディア露出の機会も少なかった。知名度不足で売れていないから出演させてもらえない、という悪循環だった。LHDも、売れていないガールズグループをごり押しできるほどの力はなかったようだ。

その後MOONCIHLDは、HYBEの力で2023年6月に韓国で開催された大型フェス「 2023 Weverse Con Festival」に出演した。HYBE側の音楽プロデューサー氏がMOONCHILDのステージでの実力の高さに「この子たち、すごい」と称賛していたが、韓国活動を本格化することもなく、相変わらず日本が拠点で鳴かず飛ばずだった。

そのうち、2023年8月18日に、メインボーカルのRUANが体調不良で活動休止となった。

その直前に、RUANがスタッフにパワハラされているとの懸念がSNSで駆け巡っていて、LDHは8月25日に公式サイトで、外部指導者によるRUANに対しての「指導の範疇を超えた不適切な言動」、つまりパワハラがあったことを認めた(2023年8月26日付「LDHの明暗②-ボーイズは復調の兆し/ HYBEと共同新人ガールズMOONCHILDのRUANが活動休止」を参照)。

MOONCHILDは4人体制で2023年11月29日に2nd EP「Friends Are For」を発売したが、ビルボ―ド・ジャパンでの初週売上は2,596枚(18位)にとどまった。

そして、2024年4月24日に、LDHの公式サイトで、MOONCHILDが4月末をもってグループ活動を終了することが発表された。

203年年末より、メンバー・スタッフで何度も話し合いを重ね、メンバー5人がそれぞれ新たな道を歩んでいくことになったという。5人のうちUWAとHANAはLDHを退社することになった。

OMIの責任を問うのは酷、LDHに女性が成功できる環境が整っていない

LDHは男性グループの売り出しには長けていて、女性グループは2011~2020年に活動したE-girlsの例はあるが、今回のMOONCHILDはコケてしまった。

SNSではOMIの責任を問う声もあるようだが、OMIを責めるのは酷だ。そもそも会社が女性グループを上手く売り出せる態勢が整っているとは言えないところに、新人グループや女性アーティストのプロデュースの実績のないOMIをプロデューサーに登用し、OMI自身のアーティスト活動も継続して行わなければならなかったため、OMIができることには限界があっただろう。

LDHを離れたダンスの実力者で美人の石井蘭が「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に参加して勝ち抜き、グローバル・ガールズグループ・ME:Iとしてのデビューを勝ち取ったのを見ても、やっぱりLDHだと鳴かず飛ばずで終わるとの危機感があってやめたんだろうな、と思ってしまう。

HYBEという韓国大手事務所が絡んでいたから、解散の決断はLDH単独の場合よりもドライで早まったかもしれない。

たとえば、韓国FNCの日本事務所の2021年10月~2022年1月のオーディション番組「Who Is Princess?」で誕生した日本人ガールズグループ・PRIKILは、日本で2022年5月4日にデビューしたが売れず、エースメンバーのNANAはその後韓国SBSのサバイバル・オーディション番組「UNIVERSE TICKET」(2023年11月~2024年1月)に出演させられて、見事勝ち抜き、韓国でガールズグループ・UNISとして再デビューしている。

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