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・同期の新人ボーイズG・xikersの初動を上回るも“どんぐりの背比べ”、HYBE先輩ガールズGに遠く及ばず
・2023年男性新人賞レース―本命はBOYNEXTDOORやxikersではなく、ZB1、SMソンタロ+ルキズ、JYP LOUD組
・BOYNEXTDOOR商品情報
2020年にK-POPのHYBE傘下入りしたKOZエンターテインメントの新人・6人組ボーイズグループ・BOYNEXTDOORが、2023年5月30日(火)に韓国で発売したデビュー作・1stシングル・アルバム「WHO!」(3曲収録)の韓国ハント(HANTEO)チャート加盟店(日本の一部ストアも含まれる)での発売日から1週間の初動売上は11万0,442枚だった。
同期の新人ボーイズG・xikersの初動を上回るも“どんぐりの背比べ”、HYBE先輩ガールズGに遠く及ばず
他に最近デビューした有力新人ボーイズグループと比べるとすれば、KQエンターテインメントのATEEZの弟分の10人組xikers(サイカーズ)だろう。xikersの2023年3月30日発売のデビュー作・1stミニアルバム「HOUSE OF TRICKY: Doorbell Ringing」の、ハント(HANTEO)チャート加盟店での1週間初動売上は10万3,318枚だった。
つまり、BOYNEXTDOOR「WHO!」はハント初動ではxikersのデビュー作を7,124枚上回ったが、大差をつけたわけではなく、いい勝負と言えそうだ。
しかし、BOYNEXTDOORが所属するKOZエンターテインメント(代表は元ボーイズグループBlock Bのリーダーでラッパーで音楽プロデューサーのZICO)は、“外様”とはいえ、天下のHYBEの一員なのだ。
率直に言って、HYBEからこの1年以内にデビューした韓国拠点のガールズグループのLE SSERAFIM(ル セラフィム)やNewJeansに比べると、BOYNEXTDOORのデビュー作の初動はかなり少なかった。
HYBEのSOURCE MUSICから2022年5月2日にデビューしたガールズグループ・LE SSERAFIM(ル セラフィム)のデビューミニアルバム「FEARLESS」の1週間初動売上は30万7,450枚だった。
また、HYBEのADORから2022年8月8日にデビューしたガールズグループ・NewJeansのデビューEP(ミニアルバム)「New Jeans」の1週間初動売上は31万1,271枚だった。
LE SSERAFIMは元IZ*ONE人気メンバーが2人いるから、純粋な新人ではなく、既にファンが世界中にいる状態からの恵まれたデビューだった。
しかし、NewJeansは、オーディション番組出身でなく、メンバーも無名だったにもかかわらず、SMエンターテインメントから移籍してきたミン・ヒジン女史のプロデュース手腕と、K-POPの新たな局面の到来と言われた新鮮な音楽性で、いきなり若手ガールズグループのトップに躍り出た。
BOYNEXTDOORは、コンセプトとしてはNewJeans同様、10代の自然体の少年たちの日常を表現しており、メンバーはHYBE的イケメンだ。しかし、筆者個人的には、メンバーが無名だったことに加え、音楽面でのアピールが、ちょっと弱かったような気がしている。
ZICOが書いたポップなヒップホップの「One and Only」を前面に出せばよかったのに、最初に公開した「But I Like You」とリリース日にMV公開した「Serenade」は、メンバー3人が楽曲制作参加したのが売りとはいえ、レトロな感じの“普通の”曲に思えたのが、少し残念だった。
もちろん、大手事務所のHYBEファミリーだから、BOYNEXTDOORは早速巻き返しに動いており、手始めにLE SSERAFIMとのTikTokダンスコラボ動画を公開した。音楽プロデュースではKOZの独自性を強調するつもりのようだが、プロモーションでは遠慮なく、「HYBE」ファミリーであるメリットを活用するようだ。
これは正しい。大手事務所の強みは、デビュー作の売上が大したことがなくても、2作目、3作目とプロモーションにお金をかけて、ファン数と売上の増加につなげられることだ。
2023年男性新人賞レース―本命はBOYNEXTDOORやxikersではなく、ZB1、SMソンタロ+ルキズ、JYP LOUD組
ところで、2023年のK-POPの男性新人賞レースの展望を考えると、今のところのツートップのxikersとBOYNEXTDOORは、はっきり言って“どんぐりの背比べ”の領域と言わざるをえないようだ。
次の注目新人ボーイズグループは、Mnetのサバイバル・オーディション「BOYS PLANET」(ボイプラ)で誕生した9人組ZEROBASEONE(ZB1、ゼベワン)だ。ボイプラが日本を筆頭に世界中で大人気だったため、現時点で既にxikersやBOYNEXTDOORよりも多くのファンを確保しているとみられる。
7月中旬(7月10日説あり)にデビューするとみられるZB1のデビュー作のハント1週間初動売上の目標は、2019年のMnetのサバイバル・オーディション「PRODUCE X 101」で誕生した11人組X1の2019年8月27日発売の1stミニアルバム「飛翔: QUANTUM LEAP」の1週間初動売上の52万4,007枚だ(初日売上は26万8,000枚超)。
これは容易ではない。それでも、少なくとも「Girls Planet」で誕生した9人組ガールズグループ・Kep1erのデビュー作の2022年1月3日発売の1stミニアルバム「FIRST IMPACT」の1週間初動売上の20万6,569枚(初日は15万0,153枚)は、是非とも超えたいところだ。
サバイバル・オーディション番組で誕生したグループは、オーディション・バブルが弾けた2作目以降に売上を増やすか減らすかが、生命線となる。しかし、ZB1の場合は2023年中にカムバックはないと思われるので、とにかく今年はデビュー作で勝負することになる。
なお、MBCのサバイバル・オーディション番組「少年ファンタジー」で2023年6月8日に誕生する12人組ボーイズグループは、番組の視聴者が「BOYS PLANET」ほど多くないとみられるので、ZB1のデビュー作売上にどこまで近づけるかが目標となる。
では、2023年のK-POP男性新人賞の本命がZB1かというと、そうとも言いきれない。むしろ、大本命は、SMエンターテインメントから年後半にデビューする見込みの、NCTではない新人ボーイズグループの可能性が高い。
何しろこのグループには、大人気グループ・NCTを脱退させられた日本人ショウタロウと韓国人ソンチャン(“ソンタロ”コンビ)、それに既に知名度のあるSMROOKIES(ルキズ)の韓国人ウンソクおよびスンハンがいる。実力・ビジュアルを備えたサラブレッドたちだ。世界中のNCTファンが応援してくれるのであれば、最初から膨大なファンがいることになる。
一方、JYPエンターテインメントからも、今年後半に2021年のSBSのサバイバル・オーディション「LOUD」で誕生した5人組ボーイズグループのデビューが予想されている。このグループには日本人のダンスの達人・ケイジュとボーカルの達人・アマル、それに楽曲制作ができる韓国人メンバーがいる。
このJYPのLOUD組には、オーディション当時から、セルフプロデュース・ボーイズグループになることが期待されているが、それが逆に難しさにもつながる可能性もある。だが、同じJYPで今爆売れしているセルフプロデュース・ボーイズグループのStray Kids(スキズ)のバンチャンら3RACHAが楽曲制作で支援してくれるなら、かなりのアップサイドが期待できる。
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BOYNEXTDOORイベント情報
2023年
5/30(火) 21:30デビューショー「BOYNEXTDOOR TONIGHT」@Mnet & YouTube M2チャンネル
6/14(水) 「BOYNEXTDOOR 1st Single『WHO!』シリアルナンバー特典 “メンバー個別オンラインサイン会”」
商品情報
*HYBE傘下のKOZエンターテインメントの6人組ボーイズグループ・BOYNEXTDOORの2023年5月30日(火)韓国発売のデビューシングル「WHO!」は「But I Like You」「One and Only」「Serenade」の3曲を収録し、トリプルタイトル曲としている。CDパッケージは外装・封入物の異なる2形態(WHO ver./ Crunch ver.)で販売。日本では輸入盤となり、形態の選べないストアもある。BOYNEXTDOOR Weverse Shop JAPANとUNIVERSAL MUSIC STOREでは、シリアルナンバー特典付きの日本国内仕様輸入盤を2023年5月31日(水)に発売する(日本お届け日)。シリアルナンバーを用いて6月14日(水)開催のメンバー個別オンラインサイン会イベントの抽選招待に応募できる。
UNIVERSAL MUSIC STORE: 1stシングル WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/5/31
Amazon: 1stシングル WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/5/31以降
Amazon: WHO! ランダムカバーバージョン (BOYNEXTDOOR) 2023/6/9
楽天市場: WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/5/31以降
楽天ブックス: 【輸入盤】1STシングル:’フー!’ (BOYNEXTDOOR) 2023/5/31以降
TOWER RECORDS: WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/6/4
TOWER RECORDS: WHO!: 1st Single (WHO ver.) (BOYNEXTDOOR) 2023/6/4
TOWER RECORDS: WHO!: 1st Single (Crunch ver.) (BOYNEXTDOOR) 2023/6/4
TOWER RECORDS: WHO!: 1st Single ランダムバージョン (BOYNEXTDOOR) 2023/6/4
HMV&BOOKS: 1st Single: WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/6/6
Neowing: WHO! (1st Single) [輸入盤] (BOYNEXTDOOIR) 2023/6/7
Qoo10: WHO! ラインナップ (BOYNEXTDOOR) 2023/5/31以降
デジタルミュージック配信
Amazon: WHO! [デジタルアルバム] (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30
Apple Music/ iTunes: WHO! - Single (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30
レコチョク: WHO! (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30
Apple Music
BOYNEXTDOORの記事:
2023年5月31日付 BOYNEXTDOORが1stシングル・アルバム『WHO!』でデビュー、ハント初日売上3万3,930枚
2023年5月27日付 BOYNEXTDOORが2曲目『One and Only』MV公開―ZICO自ら書いた明るく軽快なヒップホップ曲
2023年5月24日付 BOYNEXTDOORデビューシングルから『But I Like You』MV公開、これはNewJeans男版と言える?― 感想
2023年5月17日付 HYBE/ KOZ のBOYNEXTDOORデビューシングル『WHO!』5月30日発売決定、日本同日入手可・ヨントンも