Stray Kids『TOP』『SLUMP』日英韓国語バージョン配信/ オーディションを振り返る

（目次）・TOP
・ Stray Kidsが誕生したサバイバル・オーディション―メンバーの絆は強い、脱落者発表は辛すぎた
・バンチャンが集めたメンバーで結成
・ガールズグループを差し置き、ボーイズグループがデビュー決定、自作曲で勝負、名前は『Stray Kids』
・実力不足の2人が脱落させられると、他のメンバーも泣き、グループの活気が失われた
・7人か9人か？　結論: Stray Kidsは9人で1つ
・イベント一覧　・番組情報　・商品情報

K-POPのJYPエンターテインメントの気鋭のセルフ・プロデュース・ボーイズグループStray Kids（ストレイ・キッズ、スキズ）は2020年6月3日に日本1stシングル「TOP -Japanese ver.-」を発売するが、既に表題曲「TOP」とカップリング曲「SLUMP」は、日本語バージョンに続き、韓国語バージョン、さらに英語バージョンも配信リリースされた。

「TOP」はTVアニメ「神之塔 -Tower of Good-」のオープニング主題歌、「SLUMP」は同アニメのエンディング主題歌だ。
iTunes:TOP -Japanese ver.- - Stray Kids(2020/4/28)

Apple Music: TOP -Japanese ver.- Stray Kids(2020/4/28)
Amazon: TOP -Japanese ver.- [デジタルミュージック配信] (Stray Kids)　2020/4/28
レコチョク: TOP -Japanese ver.- (Stray Kids)
iTunes:SLUMP -Japanese ver.- - Stray Kids(2020/5/6)

Apple Music: SLUMP -Japanese ver.- Stray Kids(2020/5/6)
Amazon: SLUMP -Japanese ver.- [デジタルミュージック配信] (Stray Kids)　2020/5/6
レコチョク: SLUMP -Japanese ver.- (Stray Kids)
英語詞デジタルシングル（「TOP」「SLUMP」収録）
iTunes:TOP -English ver.- - Single - Stray Kids(2020/5/20)

Apple Music: TOP -English ver.- - Single - Stray Kids (2020/5/20)

Amazon: TOP -English ver.-[デジタルシングル] (Stray Kids)　2020/5/20
レコチョク: TOP -English ver.- (Stray Kids)
韓国語詞デジタルシングル（「TOP」「SLUMP」収録）
iTunes:TOP - Single - Stray Kids(2020/5/13)

Apple Music: TOP - Single - Stray Kids (2020/5/13)

Amazon: TOP [デジタルシングル] (Stray Kids)　2020/5/13
レコチョク: TOP (Stray Kids)

Stray Kidsが誕生したサバイバル・オーディション―メンバーの絆は強い、脱落者発表は辛すぎた

Stray KidsのデビューにつながったJYPエンターテインメントの2017年末のサバイバル・オーディション番組「Stray Kids」の大半を、最近観ることができた。メンバーの絆の強さが伝わって来た。メンバーが泣く場面では、観ているファンも泣くしかない。

プロデューサーは、「Nizi Project」（現在Huluで配信中で日本テレビ「スッキリ」でも毎週紹介されていて、YouTube配信も決まった）で日本でも一躍有名になったJ.Y.Park（アーティスト名）ことパク・ジニョンだ。

バンチャンが集めたメンバーで結成

JYPエンタでは通常、トレーナー・スタッフが練習生を選抜してデビュー候補チームを編成するが、Stray Kidsの場合はリーダーのバンチャンが仲間を集めるという、異例の結成方式が採られた。

オーストラリア出身のバンチャンは、13歳の時にギターの弾き語りを披露してJPYエンタの練習生に合格したが、デビューできないまま7年目に入っていた。

作詞・作曲・プロデュースの才能のあるバンチャンは、自身とチャンビン、ハン・ジソンから成る3RACHAという3人組ユニットをベースに、9人組ボーイズグループを結成した。当初はグループ名がなく、プロジェクト・チームと呼ばれた。

ガールズグループを差し置き、ボーイズグループがデビュー決定、自作曲で勝負、名前は『Stray Kids』

オーディションではまず、この男子プロジェクト・チームと女子2組の計3組のショーケースでのステージ・パフォーマンスをパク・ジニョンが審査し、会社役員とも相談した上で、次にデビューすべき1組を選んだ。

個人評価では、パク・ジニョンの評価が最も高かったのは、後にガールズグループITZYのメンバーとなった女子チームのイェジとチェリョンだった。しかし、デビューするグループとしては、男子プロジェクト・チームが選ばれた。理由について、パク・ジニョンは「女子チームにもっと上手な人もいたけど、男子チームの9人は一体となって情熱を注いでいる」と述べた。

パク・ジニョンはバンチャンについて「歌、ダンス、ラップ、フィールの全てが良かった」と褒め、「ただしカリスマがなかった」と付け加えた。チャンビンについては「ラップが飛び抜けて上手い」と絶賛した。

パク・ジニョンは男子チームに、次のミッションには自作曲を用意して来ること、チーム名を考えておくこと、という課題を出した。チーム名は「Stray Kids（迷い子たち）」に決まった。

Stray Kidsがバンチャンが作った「Hellevator」という楽曲を披露したところ、パク・ジニョンは「曲は本当にいい。曲名、全体的な歌詞、編曲、メロディー、全部いい。ちょっと驚いた」と絶賛したが、一方で、キーが高すぎて上手く歌えていない、と指摘した。バンチャンが欲張って高音に挑戦したのが、やりすぎで裏目に出た。

実力不足の2人が脱落させられると、他のメンバーも泣き、グループの活気が失われた

Stray Kidsはグループとしてはデビューが決まったものの、9人全員がデビューできると決まったわけではなく、デビューにふさわしい実力がないと判定されたメンバーは脱落することになった。

オーディションの中盤になると、まずイ・ミノ（リノ）が脱落を宣告された。ずっと一緒に練習してきた他のメンバーたちはしばし呆然とし、それから泣いて、ミノにハグした。ミノは気丈に笑顔を作っていたが、他のメンバーは喪失感からなかなか立ち直れなかった。

オーディションの後半には、オーストラリア出身のフィリックスが脱落を宣告された。理由は、韓国語がまだ上手に喋れず、韓国語のラップが上手く伝わらないからだった。

パク・ジニョンは「申し訳ないが、今回は一緒にデビューできない。ボーイズグループが沢山いるこの市場では、確実に実力を証明できないと生き残れない。チームのために致し方ないと分かってくれ」と述べた。残りの7人はまたもやメンバー脱落にショックを受け、泣いた。

7人か9人か？　結論: Stray Kidsは9人で1つ

しかし、ファイナルの僅か1週間前に、パク・ジニョンは脱落したミノとフィリックスを呼び出し、「もう1度9人でのパフォーマンスを見てから決めたい」と言って、試験的に復活させた。脱落した2人は実力不足と判定されていたが、大事な仲間2人を失ったStray Kidsは、グループの表情やエネルギーをも失ってしまったかのような感があったからだ。

ファイナルのステージ・パフォーマンスは、リアルタイムで視聴者投票の対象となった。視聴者は、「9人」か「7人」かどちらでデビューすべきかを問われた。投票結果は、96％が「9人」と答えた。ただし、最終的にはパク・ジニョンが決断し、こう発表した。

「7人でのパフォーマンスのほうが弱点や不安定な部分は少なく、より正確で完璧でした。9人でのパフォーマンスでは、2人（ミノとフィリックス）が7人に比べてやや不安定な部分がありました。それでも、9人でいる時のほうが表情とエネルギーがあります。7人がミスのないロボット犬のようだとすれば、9人ではミスはしても本物の生き物のようです。おめでとうございます。Stray Kidsは9人組グループです」

このオーディション番組では、Stray Kidsのメンバーの絆の強さがよく分かった。だから、脱落者が出たことは、残ったメンバーにも辛すぎて、精神的に受け入れがたく、その後の練習が生気が失われたものになってしまった。観ていたファンも、メンバーと一緒に泣いて、心を痛めた。Stray Kidsは9人で1つのグループなのだ。

Stray Kidsは2018年1月8日にMIXTAPEをリリースし、同年3月26日にはデビュー1stミニアルバム「I am NOT」をリリースした。メンバー自ら作詞作曲・プロデュースを手掛ける才能集団として注目され、2019年に入って新人賞11冠を達成し、ワールドツアーを敢行した。

その後、2019年10月28日にはウジンの個人的事情によるグループからの脱退と契約解除が発表され、8人組グループとなった。

Stray Kidsは2019年9月に初の日本公演を開催し、2020年3月18日にベストアルバム「SKZ2020」で日本デビューを果たした。日本のレーベルは、ソニー・ミュージックレーベルズ内のエピックレコードジャパンだ。

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イベント情報

8/29(土) 18:00「Stray Kids World Tour ‘District 9: Unlock’ in Japan」ぴあアリーナMM公演（横浜）
8/30(日) 17:00 「Stray Kids World Tour ‘District 9: Unlock’ in Japan」ぴあアリーナMM公演（横浜）

番組情報

5/26(火) 25:58～27:08 TBS「PLAYLIST」
5/29(金) 16:00～18:00 Mnet「M COUNTDOWN字幕版」2020年1月2日放送回
5/29(金) 20:00～23:00 エムオン！「日本語字幕入り！ 2019 THE FACT MUSIC AWARDS」
6/1(月) 22:30～23:00 スペースシャワーTV「Stray Kids PV特集」
6/2(火) 8:00～日本テレビ系「スッキリ」
6/3(水) 23:30～23:55 NHK Eテレ「テレビでハングル講座」4月分再放送
6/3(水) 25:26～　テレビ朝日「BREAK OUT」(NEWSコーナー)
6/6(土) 21:00～21:30 スペシャプラス「Stray Kidsスペシャル」
6/6(土) 21:30～25:30 スペシャプラス「Stray Kidsが選ぶ！My Favorite Music Videos」
6/10(水) 23:30～23:55 NHK Eテレ「テレビでハングル講座」4月分再放送(インタビューあり)
6/17(水) 23:30～23:55 NHK Eテレ「テレビでハングル講座」4月分再放送
6/19(金) 26:00～27:00 MTV「Stray Kids VideoSelects」
6/24(水) 23:30～23:55 NHK Eテレ「テレビでハングル講座」4月分再放送

商品情報

*Stray Kidsの2020年6月3日発売の日本1stシングル「TOP -Japanese ver.-」の表題曲は日米韓で展開されるTVアニメ「神之塔 -Tower of God-」日本版のオープニング主題歌。同アニメ作品のエンディング主題歌「SLUMP -Japanese ver.-」もカップリング曲として、全形態共通で収録される。

シングル「TOP -Japanese ver.-」はDVDおよび24Pフォトブック（Type A）付き初回生産限定盤A、スペシャルZINE（メンバー写真小冊子）および24Pフォトブック（Type B）付き初回生産限定盤B、CDのみの通常盤、CDのみでオリジナル描き下ろしアニメジャケットの期間生産限定盤（アニメ盤）の4形態で販売。

初回生産限定盤AのCDには「TOP (Instrumental)」が追加収録され、DVDにはStray Kidsの日本デビューまでの軌跡を一挙VLOG化したものが、来日時オフショット、「TOP -Japanese ver.-」メイキング映像なども含め収録される。初回生産限定盤BのCDには「SLUMP (Instrumental)」が追加収録され、メンバー同士で撮り合ったフィルムカメラ写真を含むメンバー写真が付属のスペシャルZINEとして付いている。

通常盤には「TOP (Instrumental)」「SLUMP (Instrumental)」が追加収録される。期間生産限定盤（アニメ盤）には「TOP -Japanese ver.- （『神之塔 -Tower of God-』ver.）」と「SLUMP -Japanese ver.- （『神之塔 -Tower of God-』ver.）」が追加収録される。

*2020年5月20日リリースの英語詞デジタルシングル（「TOP」「SLUMP」収録）
iTunes:TOP -English ver.- - Single - Stray Kids(2020/5/20)

Apple Music: TOP -English ver.- - Single - Stray Kids (2020/5/20)

Amazon: TOP -English ver.-[デジタルシングル] (Stray Kids)　2020/5/20
レコチョク: TOP -English ver.- (Stray Kids)

*2020年5月13日リリースの韓国語詞デジタルシングル（「TOP」「SLUMP」収録）
iTunes:TOP - Single - Stray Kids(2020/5/13)

Apple Music: TOP - Single - Stray Kids (2020/5/13)

Amazon: TOP [デジタルシングル] (Stray Kids)　2020/5/13
レコチョク: TOP (Stray Kids)

*書籍
Amazon: 日経エンタテインメント! 2020年7月号 (Stray Kids)　2020/6/4
楽天ブックス: 日経エンタテインメント! 2020年 07月号 (Stray Kids)　2020/6/4
セブンネット: 日経エンタテインメント! 2020年7月号 (Stray Kids)　2020/6/4
Amazon: バァフアウト! 6月号 JUNE 2020 Volume 297 (裏表紙+特集: Stray Kids)　2020/5/19
楽天ブックス: BARFOUT！ vol．297（JUNE　20）(裏表紙+特集: Stray Kids)　2020/5/19
セブンネット: バァフアウト! 6月号 JUNE 2020 Volume 297 (裏表紙+特集: Stray Kids)　2020/5/19

*Stray Kidsが2020年3月25日にデジタルシングル「Mixtape: On Track 」(韓国語タイトル: バカでも分かる)」をリリース。
iTunes:Mixtape : On Track - Stray Kids(2020/3/25)

Apple Music: Mixtape : On Track - Stray Kids

Amazon: Mixtape : On Track [デジタルミュージック配信] (Stray Kids)　2020/3/25
レコチョク: Mixtape: On Track (Stray Kids)

*Stray Kidsの2020年3月18日（水）発売の日本デビューアルバム「SKZ2020」（読み: スキズニーゼロニーゼロ）は、これまでのStray Kidsのすべてを盛り込んだベストアルバム。アルバム「SKZ2020」はDVD付き初回生産限定盤[2CD+DVD]、通常盤[2CD]、販売期限が2020年4月末の期間生産限定盤[CD]、2020枚限定のカセットテープの完全生産限定盤[TAPE]の4形態で販売。収録曲は初回生産限定盤と通常盤が同じ全27曲で（期間限定盤収録曲全曲を含む）、期間限定盤と完全生産限定カセット盤が同じ全14曲。

初回生産限定盤のDVDには「Stray Kids Japan Showcase 2019 “Hi-STAY”」ライブ映像と「風（Laventer）-Japanese ver.-」など3曲のミュージックビデオを収録。また、トレーディングカード1枚をランダム封入し（全5種のうち4種はカード記載メンバーとハイタッチできるユニットハイタッチ会参加権利付きカード）、シリアルナンバー（ユニットサイン会・握手会・2ショットチェキ会・スペシャルプレゼント[サイン入りポスター]のうちいずれかに応募可能）を封入する。