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・『日プ新世界』日韓同時デビュー―韓国(グローバル)デビューをどう成功させるのか?
・INIは置いてけぼり―JO1はワールドツアー開催済み、『日プ新世界』デビューグループは韓国から世界デビュー
・LAPONEがINIに気づかい?―INIの3人を『日プ新世界』アンバサダーに起用、許豊凡出演の『DayDay.』で特別版
2026年3月26日(木)21時よりLeminoで国内、Mnet Plusアプリで世界無料配信されるサバイバル・オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN 新世界 (SHINSEKAI)」(日プ新世界)で誕生するボーイズグループが日韓同時デビューすることが決定したが、日本はともかく、韓国デビューの難関をどう乗り切るかが、LAPONEの課題の1つだ。
また、LAPONEの長男・JO1は既にワールドツアーを開催し、末弟となる「日プ新世界」も日本に加え韓国からグローバルデビューすることで、未だワールドツアーどころか海外単独公演経験もないINIが置いてけぼり、という懸念が現実化しつつある。
LAPONEがINIのメンバー3人を「日プ新世界」のアンバサダーに起用し、「日プ新世界」の進捗を日本テレビ系「DayDay.」のINI・許豊凡出演日に特別版として特集してもらうことは、INIへの一定の気づかいという側面もあるように思われる。
『日プ新世界』日韓同時デビュー―韓国(グローバル)デビューをどう成功させるのか?
「日プ新世界」については、既に日本国内で大きな話題になっていて、オーディション期間中からデビュー組に沢山のファンが付くことは確実なので、日本でのデビュー作の売れ行きについては、心配はあまりない。
強いて言えば、日韓同時デビューの鬼スケジュールだと、日本でのプロモーションが手薄になる懸念はある。
このため、LAPONEはおそらく、デビューグループの日本デビュー作(シングルかミニアルバムかEP)については、日本語タイトル曲を先行配信リリースし、ミュージックビデオ(MV)も早々に公開して、(CD)発売日以前に音楽番組出演など、十分なプロモーション活動を展開するだろう。
問題は韓国デビュー(=グローバルデビュー)だ。
LAPONEの長男・JO1すら未だに韓国デビュー(韓国でデビューアルバムを発売)できていないのは、おそらく、LAPONEと韓国親会社のCJ ENMが、韓国デビュー作の売上で注目に値する好成績を上げたり、韓国音楽番組で1位が獲ったりする自信がないからだろう。
これは、JO1もINIも韓国人メンバーがいないことが大きい。また、彼らが誕生したオーディション番組は、日本でのみ配信されていたので、日本以外のファンが元々少なかった。さらに、両グループのメンバーは、韓国のバラエティー番組に通訳なしで出演できるほど韓国語が流暢ではない模様なので、韓国で大人気を得ることは、難しいと思われる。
たとえば、JYPの韓国語が流暢に話せるNiziU(日本人8人と日米ハーフ1人)とNEXZ(日本人6人と日本で生まれ育った韓国人1人)の、韓国デビュー時の苦戦を見れば、そのハードルの高さが分かる。
「日プ新世界」のデビュー組が韓国デビューで大成功しても、大コケしても、兄グループのプライドのあるJO1とINIは、ますます韓国デビューがしづらくなりそうだ。
では、「日プ新世界」で誕生するボーイズグループが、韓国デビューを成功させるためには何が必要かというと、手っ取り早い方法としては、韓国人メンバーがいるべきだ。また、グローバル活動を考えると、英語が流暢に話せるメンバーも必要だ。
「日プ」と同じCJ ENM企画の大型サバ番「BOYS II PLANET」(ボイプラ2)で誕生した8人組ALPHA DRIVE ONE(ALD1)は、オーディション番組の韓国での視聴率こそシーズン1よりも低迷したものの、元HYBE・Trainee Aメンバーだった大人気のサンウォンをはじめとする、韓国人メンバーが4人いる。
また、オーストラリア出身のリオと小学校時代をフィリピンで過ごしたサンヒョンは、英語を流暢に話せる。
ただし、現状では、K-POPファンの多くが、CJ ENM傘下のWAKEONE所属のALD1よりも、アイドルグループ売り込みのノウハウを備えた名門・SMからデビュー予定のボーイズグループのほうが、より高い人気を得るだろうと予想している。
「ボイプラ2」よりも韓国での視聴率が高くなるとは到底思えない「日プ新世界」で、韓国のファンを沢山獲得するには、韓国人メンバーが必要だ。
韓国人だと兵役の問題があるから、できれば28歳の入隊リミットまで数年間は稼働できる韓国人メンバーが望ましい。デビューから数年にわたって多くの韓国ファンを誘い込む立役者になってくれれば、その後1年半程度兵役で不在となっても、問題にはならない。
なお、韓国のファンが少なくても、日本とグローバルのファンを動員できれば、韓国音盤(フィジカル・アルバム)のグローバルでの売上枚数は、初動にこだわらなければ、そこそこの実績を上げられるかもしれない。
ハント(HANTEO)チャートの発売日から1週間の初動売上の対策をしたければ、日本の流通を担当するレーベルにお願いして、韓国アルバムのいわゆる“押し出し”(買い取り)で発売日を韓国発売日に限りなく近づけた日本国内流通仕様輸入盤を、対面イベント特典付きで日本で販売すれば、何とか高めの売上枚数を達成できるかもしれない。
だが、韓国国内にファンがほとんどいなければ、韓国音源成績は壊滅的で「韓国人気がないね」と言われるだろうし、韓国音楽番組での1位獲得も、日本などグローバルファンの投票寄与だけでは、全く容易ではないだろう。韓国で販促のファンサイン会を猛烈に行いたいなら、韓国語の実力を上げる必要がある。
もし、「日プ新世界」のデビューグループが、全員日本人になった場合は、結局「日本のグループ」とみなされるだろう。メンバーに韓国語や英語が記者会見レベルで相当流暢に話せるメンバーがいなければ、また、「日プ新世界」のグローバル視聴者が相当多くなければ、JO1やINIよりも海外活動が「圧倒的に」有利にはならないのではないか。
また、韓国からいきなりグローバルデビューするということは、何年もの練習生期間を経て世に出たK-POPアイドルたちと同じ土俵に立つことを意味するので、実力不足のグループでは、グローバルで相手にされないだろう。デビュー後も「成長を見守る」などという、悠長なことを言っていられる余裕はない。
INIは置いてけぼり―JO1はワールドツアー開催済み、『日プ新世界』デビューグループは韓国から世界デビュー
上述のように、LAPONEの長男・JO1はアジアツアーに続き、初のワールドツアーも開催したが、次男・INIは未だに海外単独公演の経験はない。
そこに、JO1とINIを差し置いて、「日プ新世界」で誕生する末弟グループが日韓同時デビュー、つまり韓国からグローバルデビューをすることが決まった。
筆者は2025年8月28日に公開した動画の中でも、、「日プ新世界」がグローバル規模のため、「INI(イニ)ちゃんだけ置いてけぼり」懸念の声を取り上げたが、その懸念がまさに現実になりつつある。
LAPONEは大金をつぎ込んで「日プ新世界」を運営するから、そこから誕生するデビュー組を絶対に成功させなければならない。おのずと、「日プ新世界」のデビュー組のグローバルでの売り込みに、力を入れざるをえない。
親会社のCJ ENMからすれば、韓国子会社・WAKEONE所属のALD1並みに、日本子会社LAPONEの「日プ新世界」デビュー組も世界で売れてほしいから、デビューメンバー決定前の「日プ新世界」練習生たちを5月の「KCON JAPAN 2026」のステージに立たせる。
不祥事で脱退メンバーと活動休止メンバーが出て勢いが緩んだJO1は、チェ社長からの愛情は変わらないとはいえ、LAPONEがこれまで通り激推しする余裕があるかどうか、分からない部分はある。それでも、国内ドームツアーと海外ツアーの開催が決定した。
では、2025年に(チェ社長の予告通り)国内活動中心にさせられたINIはどうか。INIは2025年のシングル年間売上1位という成果を上げることはできたが、報われずに2026年に置いてけぼりにされては、あまりにも浮かばれい。MINI(INIファン)がINIの不遇について、LAPONEに抗議しても、おかしくない。
LAPONEがINIに気づかい?―INIの3人を『日プ新世界』アンバサダーに起用、許豊凡出演の『DayDay.』で特別版
筆者個人的には、LAPONEはINIへのある種の気づかいとして、INIの許豊凡、佐野雄大、田島将吾を大注目の「日プ新世界」のアンバサダーに起用したのではないか、と思っている。これまでの「日プ」にアンバサダーはいなかった。
もちろん、INIファン(MINI)に「日プ新世界」に関心を持ってもらい、デビュー組を応援してもらいたい狙いもあるだろう。同時に、アンバサダー起用は、これまでINIを知らなかった国内外の「日プ新世界」の視聴者にINIを知ってもらえる機会にもなる。
一方で、LAPONEは「日プ新世界」のファイナルの生放送を、これまでの「日プ」ファイナルを担当したTBSではなく、日本テレビに担当してもらう。
この変更が、LAPONEとTBSの関係を冷え込ませた可能性はある。2025年大晦日のTBS系「CDTVライブ!ライブ!年越ライブ」では、INIは(たぶん)デビュー後初めて、この特番に生出演させてもらえず、事前収録のパフォーマンスのオンエアの時間帯も後ろの低視聴率時間帯にさせられた。
しかし、日本テレビは、TBSよりもオーディション番組の実績が豊富だ。特に、NiziUが誕生したオーディション番組「Nizi Project Season1」やBE:FIRSTが誕生した「THE FIRST」を、情報番組中での定期的な特集で上手にプロモートして大成功させた立役者でもある。
また、日本テレビは、かつては旧ジャニーズとベッタリの関係と言われ(2017年6月~2024年3月までは火曜深夜にジャニーズドラマ枠があった)、ここ数年はBMSGとも近かった(「D.U.N.K.」共催など)。LAPONEも日本テレビと親しくなりたいだろう。
日本テレビはテレ朝やTBSのようなゴールデンタイムのレギュラー音楽番組は持っていないが、夏冬の大型音楽特番はあるし、深夜や土曜午後にアイドルにレギュラー・バラエティー番組を持たせてくれやすい。
重要なのは、日本テレビが、「日プ新世界」の6月6日(土)のファイナルを生中継するだけでなく、「日プ新世界」の進捗状況を、平日午前の情報番組「DayDay.」で特別版として、定期的に特集してくれることだ。
はっきり言って、「DayDay.」の視聴率は低いようだが、ディープ深夜の関東ローカルの番組に比べれば、午前の時間帯のほうが(広告料金でみた)地位が高いし、アイドルやサバ番が好きな固定視聴者が多いはずだ。こういう視聴者は、SNSでのトレンド入りにも寄与してくれやすい。
何よりも、「DayDay.」のMCの1人の山里亮太がLAPONEの日本の親の吉本興業の人気芸人・MCで、INIの「日プ新世界」アンバサダーの1人でもある許豊凡(フェンファン)も、不定期コメンテーターとして出演していることが大きい。このため、LAPONEが「日プ新世界」の定期特集を、LAPONEのやりたいようにできる可能性が高くなりそうだ。
「日プ新世界」の定期特集を「DayDay.」の許豊凡の出演日に先出情報や、許豊凡がアンバサダーとして知りえた未公開情報を含めてオンエアすれば、注目度が高くなる。
他の事務所のアイドルが一般的なコメントをするよりも、「日プ」経験者でアンバサダーとして“当事者”に近い許豊凡がコメントするほうが、興味を引きやすいだろう。もちろん、許豊凡には露出を高める良い機会となる。
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