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・JYPのパク・ジニョン（JY.Park）とHYBEのパン・シヒョクの米国での成功への執念は根深い
・JYPのVCHAは開店休業状態
・ HYBEのKATSEYEは米Billboard 200チャートイン成功、米韓日の人気番組に出演
・HYBEのKATSEYEは日本現地化グループ・＆TEAMよりも優遇されている？
K-POPの大手事務所の米国現地化ガールズグループの、明暗が分かれてしまったようだ。
JYPエンターテインメントの米国現地化グループ・VCHA（ヴィチャ）は、開店休業状態だ。
一方、HYBEの米国現地化グループのKATSEYE（キャッツアイ）は、米ビルボードのメイン・チャート入りに成功し、米国の人気番組、韓国の複数の音楽番組に出演したのに続き、日本の9月23日（月祝）18:30～のTBS系「CDTVライブ！ライブ！」2時間半SPにも、出演が決定した。
JYPのパク・ジニョン（JY.Park）とHYBEのパン・シヒョクの米国での成功への執念は根深い
JYPのパク・ジニョン（JY.Park）とHYBEのパン・シヒョクの米国での成功への執念は根深いものがある。
かつて、JYPの創業者のパク・ジニョン（J.Y.Park）と、1つ年下でJYPの専属作曲家で音楽プロデューサーだったパン・シヒョクは、JYPのガールズグループ（Wonder Girls）を米国市場で売り出そうと、現地で2人で共同生活をしながら奮闘したが、挫折した。
その後、パン・シヒョクは独立して、HYBEの前身となるBigHit Entertainmentを設立し、BTS（防弾少年団）を米国市場で成功させることができた。成功の証（あかし）は、米ビルボードのアルバムとシングルのメインチャートでの1位と、観客で埋め尽くされた単独スタジアム公演だ。
その後、JYPでもStray KidsとTWICEが、米ビルボードのメイン・アルバム・チャート（Billboard 200）での1位獲得を成し遂げ、米国単独スタジアム公演も成功させた。
さらに、JYPのパク・ジニョンとHYBEのパン・シヒョクは、次の新たな挑戦として、米国現地化ガールズグループを、現地のオーディション番組を経て結成し、デビューさせた。
ただし、デビュー後の成否は、明暗が分かれたようだ。
JYPのVCHAは開店休業状態
先手を打ったのは、JYPのパク・ジニョンだった。日本でNiziUを輩出した「Nizi Project」と同じ形式のオーディション番組「A2K」（America to Koreaの意味）を、2023年に米国で開催し、6人組ガールズグループ・VCHA（ヴィチャ）を誕生させた。
VCHAのメンバーは現在14～19歳で、国籍はアメリカとカナダだが、人種的には、キューバ系カナダ人のカミラや、韓国系アメリカ人のケイリーなど、いろんな由来のメンバーがいる。
JYPと米ユニバーサル傘下のRepublic Recordsとのタッグで、VCHAは2024年1月26日に1stデジタルシングル「Girls of the Year」をリリースして、正式にデビューした。デビュー時には韓国にいて、韓国の複数の音楽番組に出演した。
その後、VCHAはTWICEのアメリカ大陸ツアーでオープニング・アクト（前座）を務めるなど、TWICEのファンの支持を得る作戦に出た。VCHAの曲や雰囲気も、TWICEのアメリカ版というった感じだった。
しかし、3月15日に2ndシングル「Only One」をリリースする直前の3月11日に、最年少メンバーのケイリー（14）が、体調不良で活動休止に陥ってしまった。
その後VCHAの公式YouTubeは4月初め、TikTokは6月初めの投稿を最後に更新が止まり、8月3日にStray Kidsのバーターで出演予定だった米国フェス「Lollapalooza Chicago（ロラパルーザ・シカゴ）」もキャンセルした。
開店休業状態だが、メンバーの誕生日には公式Xで「Happy Birthday」の文言と写真のみの最小限の投稿があるので、完全活動停止というわけでもないようだ。
筆者としては、オーディション番組当時より彼女たちを見ていたので、何とか仕切り直して、新曲をリリースしてもらいたい。
HYBEのKATSEYEは米Billboard 200チャートイン成功、米韓日の人気番組に出演
一方、HYBEのパン・シヒョクは、ユニバーサル内のGeffen Recordsと組んで、オーディション番組「The Debut: Dream Academy」を開催し、6人組多国籍ガールズグループ・KATSEYEを誕生させた。
メンバーは16～21歳で、3人がアメリカ出身で（うち1人はインドで生まれてLAに移住）、残りは韓国、フィリピン、スイスの出身だ。
KATSEYEの2024年8月16日発売のデビューEP「SIS (Soft Is Strong)」は、米ビルボードのメイン・アルバム・チャート・米Billboard 200の2024年8月31日付チャートで、初登場119位となり、チャートインに成功した。
VCHAはK-POPガールズグループのアメリカ版だが、KATSEYEの音楽は、アメリカでのウケを狙った洋楽だ。
KATSEYEは、デビューから1週間後に、HYBEの先輩たちも出演している米国の人気情報番組「Good Morning America」に、パフォーマンス出演した。
その後9月半ばには、KATSEYEは韓国の複数の音楽番組に出演しており、さらに9月23日には日本のTBS系「CDTVライブ！ライブ！」に出演する。
HYBEのKATSEYEは日本現地化グループ・＆TEAMよりも優遇されている？
ところで、ちょっと気になるのは、HYBEの日本現地化グループの＆TEAMは、今年は日本活動中心で、韓国の音楽番組に出演させてもらえていないのに、HYBEの米国現地化グループのKATSEYEは、デビュー2カ月で韓国と日本の音楽番組に出演していることだ。
＆TEAMは完全にHYBE JAPANの管轄で、HYBE JAPANが今年は日本中心の方針でいるから仕方ないのかもしれないが、何だかHYBEの他のグループより格下な扱いをされているような気が、しなくもないが･･･。
もっとも、具体的な数字の根拠があるわけではないが、KATSEYEは米国市場での広範な人気獲得で苦戦しそうなので、先に手っ取り早く韓国と日本でもファンを増やしておくつもりかもしれない、という見方もある。
©ランダムビュー アソート
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