テミン初の年越しライブ、生中継に緊張もファンと『大切な絆ができました』、Wアンコールは『秘密だよ』

（目次）・TOP
・ライブ生放送に緊張気味のテミン、SuperMで鍛えた英語を再び披露
・アンコールの2曲目の終盤でファンと一緒に年明けへのカウントダウン
・異例のWアンコールを実施、生放送なのに『秘密だよ』
・番組情報　・商品情報

SHINeeとSuperMを掛け持ちしているテミンが2019年大晦日の夜10時から大阪城ホールでソロコンサート「TAEMIN 2ND CONCERT [T1001101] in JAPAN」のファイナル公演となる年越しライブを開催した。

このカウントダウンライブの模様はアンコール、Wアンコールも含め、AbemaTV（K WORLDチャンネルおよびAbemaGOLDチャンネル）で生中継された。1月5日まで独占無料配信がある。

筆者は12月29日の横浜アリーナ公演に行っていたが、セットリストでの大きな違いは異例のWアンコールがあって「Famous」を披露したこと、その前のアンコールの2曲目が新年へのカウントダウンにかかることを念頭に「What’s This Feeling」に変わっていたことだった（2019年12月29日の横浜アリーナ公演レポートは2019年12月30日付「テミン横浜アリーナ2019年12月29日感想―ダンスがカリスマ的・芸術的、来年も充実/ 12月30日イベントをAbemaTV生中継」を参照）。

テミンはファンと一緒に過ごす年越しライブを特別のこと、幸せなことと考えていた。とてもいいライブだった。

なお、テミンを含むSuperMの7人のメンバーが1人ずつ新年の述べた動画が公式Twitterで公開された。テミン、テクヒョン、カイ、テヨンは韓国語で英語字幕付きの挨拶、テン、マーク、ルーカスは英語の挨拶だった。

ライブ生放送に緊張気味のテミン、SuperMで鍛えた英語を再び披露

テミンは最初のMCで公演名の「T1001101」を述べた際、横浜公演ではたどたどしかったが、今回はキレイに発音していた。きっとしっかり練習したのだろう。

しかし、テミンは年越しライブであることと生放送をかなり意識していて、緊張していたようだった。

「今日は特別な日なんですよね」「今日は生放送で。せっかくなんで、放送で見ている人に挨拶していいですか？」「カウントがあって気になって噛んでしまったんですけど、見ないでやります」微笑ましかった。

中盤のMCでは、恒例の「皆さん、楽しんでいますか？」「盛り上がっていますか？」に加え、この日は「眠いですか？」との呼びかけもあって、思わず笑った。

横浜公演同様、テミンはSuperMの活動に言及し、きれいな発音の英語を披露しようとしてくれた。

「新たなチャレンジの連続だった年でした」「せっかくなんで、もう一度挨拶してもいいですか。顔隠してやってもいいですか？　……ちょっと恥ずかしくて」テミンは1人で恥ずかしがって、後ろ向きになってみたりしてから、ようやく意を決してキレイな発音の英語で「What’s up? Osaka!」と叫んだ。

それから、「ビルボード1位のテミンです」と言って、お辞儀して照れた。「ちょっと恥ずかしいけど、でも、努力したものが結果につながると嬉しいですね」

「今日ちょっと緊張してますね」との本音も漏らした。

SuperMで訪米時は超多忙だったが、最近は少し余裕もあったそうで、「新しいアルバムを準備しながら過ごしました」「来年の新しいアルバムではまた違うものを見せられると思います」と述べた。

さらに、「自分の衣装がちょっと小っちゃくなってしまった気がします。太ってしまったかなと思います」と明かした。

男性の声で「テミン！」と掛け声があり、はっとして顔を上げてほほ笑むテミン。

11:30頃のMCではだいぶ疲れてきていた。「赤い（服の）テミンです」「ちょっと一緒に呼吸してくれますか？」「呼吸しますよ、10回。１、２、３、４、５、６、７、８、きゅ～、じゅう～。ありがとうございます。元気になりました」

「Hypnosis」歌唱の前に、テミンは横浜公演同様に、一緒に歌って欲しいとファンに呼び掛けた。

「前半と後半で雰囲気が違うことをしたいと考えました。ここからはみなさんもステージを作る主人公になってほしいです」「韓国語の曲ですが、今までみなさんと何度も歌ったことがある曲です。今日また僕と一緒に歌って欲しいです。それではみなさんの歌声を聴かせてください」会場のシャヲル（ファン）は結構大きな声で歌っていた。

アンコールの2曲目の終盤でファンと一緒に年明けへのカウントダウン

ライブ本編が終わると、観客は「イ・テミン、大好き」と連呼し続けた。

アンコールでは、1曲目は横浜アリーナ公演と同じ「Danger」だったが、23時56分にスタートした2曲目は「What’s This Feeling」に変わっていた。この曲の後半に年明けカウントダウンに差し掛かるのを見込んでの選曲だろう。

曲の終わり近くに年変わりのタイミングが迫ると、テミンは歌を中断して（伴奏サウンドは続いていたが）観客に「みなさん」と呼び掛けた。

「僕と一緒にいてくれて、とても幸せです。ありがとうございます」「みなさん、一緒にカウントダウンして行きましょう」（画面に通信環境により時間の差が生じる旨の但し書きがあった。実際、10秒近く遅れて配信が届いていた）

日本語でカウントダウンが始まった。「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、Happy New Year!」

テミンは「今日頑張ってくれたダンサーさんに大きな拍手をお願いします」と観客を促した。

「改めて、明けておめでとうとございます」「2019年の最後に皆さんと一緒で。2020年の初めも皆さんと一緒で。本当に特別な経験ですね。みなさん嬉しいですか？」「忘れないでください」

テミンはライブ本編後に観客が「イ・テミン、大好き」と連呼したのが嬉しかったようで、しばしテミンが「〇〇が」と言って、観客が「大好き」と続けるやりとりを繰り返した。最後のほうにはテミンが「SHINeeが」と言って、観客が「大好き」と返した。

2020年の活動プランについては、横浜公演とほぼ同じことを述べていた。

「またどんな姿でみなさんに会うべきか、考えています」「韓国でアルバムを準備しています。新しいライブも計画しています」

「日本でももちろん、沢山皆さんと会える機会を作るので、待っていてください」「僕のチャレンジであるSuperMの活動もあると思うし」

「2020年はSHINeeのメンバーが戻ってきます。メンバーたちとも約束したので、SHINeeの曲も待っていてくれたら嬉しいです」

テミンは、観客をバックに、ステージで記念写真を撮りたいと言い出した。「こうした遅い時間にみなさんといるのは、初めてですね」「せっかくなので、写真撮ってもいいですか？」「みなさん髪の毛を整理して（整えて）ください。みなさん、キレイですね」こうして観客席をバックに写真を撮った。

2020年の抱負について、テミンは「渾身の力を込めて頑張ります。自分でも誇らしい年にしたいし」と語った。

「Perhaps Love」について、テミンは「僕が伝えたい気持ちを表した歌詞なので、歌詞が字幕で出てきます」と述べた。

「Truth」を歌う前に、テミンは「本当の最後の曲です。また会いましょう」と述べた。曲の途中では「みんな大好き！」と叫んだ。

曲の終わりに「こうして皆さんと新しい経験をして、幸せでした。また会いましょう、待っていてください！」と述べ、ドアが閉まってハケて行った。この時1月1日0時17分だった。

異例のWアンコールを実施、生放送なのに『秘密だよ』

観客は「イ・テミン」と呼び続けた。公演終了のアナウンスがないので、異例のWアンコールがあるかも、という期待に変わり、途中から観客の連呼が「大好き、イ・テミン」に変わった。

やはり暗転して、Wアンコールが始まった。テミンは生放送なのに「みなさん、（Wアンコールは）今日だけだよ！　秘密だよ」と述べていた。それがまたテミンらしい可愛らしさだった。

Wアンコールでは、ダンサーたちと「Famous」を披露した。真夜中にだいぶ疲れているのに、ハードなダンス曲を選んでくれた。途中でセンターステージに出てきたが、曲終了前にまたメインステージに戻った。

大歓声の中、突然ダンサーたちがテミンを胴上げした。テミンは驚いたようで日本語で「怖い怖い、助けて」と言っていた。下に降ろしてもらってテミンは「びっくりした」と明かした。

それから観客に向かってテミンは生放送なのに「ちょっとダメだよこれ（Wアンコール）は。こうだけこうして、一緒の時間を過ごしたことを、絶対秘密にしましょう。絶対約束。もし他の皆さんが知っていると、これからは僕はアンコールやらないよ」と言って、笑って「冗談です。仕方なくすることになると思いますけど」と付け加えた。

「でも本当に僕も皆さんと一緒に過ごしたかったですし。正直にちょっと言うと、今日生放送あったじゃないですか。結構余裕持ってやりたかったんですけど、ここにいるみなさんの顔をよく見れなくて」会場のファンを気遣う優しいテミンだった。

「みなさんと僕は今年と去年を一緒に過ごした、大切な絆ができました」「ありがとうございました。気をつけて帰ってください。家でお休みなさい。」テミンはスタンド席に向かって「ありがというございました。ちゃんと見えましたか？」と気配りを見せた。

最後に一言「また！」と言い、テミンはお辞儀をしてハケて行った。1月1日0時27分に終演。いい公演だった。

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*テミンの2019年8月28日発売の3rdミニ・アルバム「FAMOUS」は、全て新たにレコーディングした新曲のみ6曲収録。リード曲「Famous」は激しいダンス曲。3rdミニ・アルバム「FAMOUS」は、撮り下ろしスペシャルフォトブック（60P）付きの初回生産限定盤A、「Famous」MVとMVおよびジャケ写メイキング映像が収録されているDVD付きの初回生産限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。

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