NewJeansヘリンとヘインはADORと復帰合意済み、ミンジ、ハニ、ダニエルはこれから面談/ミン・ヒジン『5人』強調

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・ヘリンとヘインはADORと約1週間かけて十分話し合って合意、残りの3人とADORの面談はこれから
・ミン・ヒジンはNewJeansの復帰決断を尊重・支持/『5人』の完全体を強調する意味を考える
・南極旅行中のNewJeansメンバーはハニの可能性大

HYBEの子会社レーベル・ADORは2025年11月12日（水）に、NewJeansの5人のメンバーのうち年少のヘリン（HAERIN）とヘイン（HYEIN）と「十分な話し合いの末に裁判所の決定を尊重し、専属契約を順守する決定を下した」と発表した。

しかし、その後一方的にADORに復帰する意向を発表したミンジ（MINJI）、ハニ（HANNI）、ダニエル（DANIELLE）については、ADORは復帰の意向の真偽を確認中とするにとどめた。ADORと合意に至った2人とこれから面談の3人には温度差があるようだ。

この1年間のNewJeansを陰で操っていたとみられるミン・ヒジンは5人の復帰の決断を尊重・支持するコメントを出すとともに、5人の完全体を強調した。

ヘリンとヘインはADORと約1週間かけて十分話し合って合意、残りの3人とADORの面談はこれから

ADORは2025年11月12日（水）にNewJeansの5人のうち年少のヘリン（HAERIN）とヘイン（HYEIN）については「十分な話し合いの末に裁判所の決定を尊重し、専属契約を順守する決定を下した」として復帰を発表したが、残りの3人については「復帰の意向の真偽を確認中」と述べるにとどめた（2025年11月13日付「NewJeans全員がADORに復帰の意思表明！敗訴し、戻るしか選択肢がなくなった」を参照）。

この差は何なのか。

韓国メディアOSENの記事に基づくスポーツソウルの2025年11月13日（木）配信の日本語記事によると、ヘリンのヘインのADOR復帰をADORが発表する前日の11月11日（火）に、NewJeansのメンバーのうち、海外（南極）にいた1人を除く、韓国国内にいた4人（おそらくミンジとダニエル、下記参照）とその保護者らは、ADORのイ・ドギョン新取締役と会って話をしたという。

その際に、メンバーたちは事務所に復帰するための条件や要望を伝えたという。この会合を踏まえて、ADORは翌11月12日（水）に、年少のヘリンとヘインについてだけ「裁判所の決定を尊重し、専属契約を順守する決定を下した」と発表した。

そうなると、年少の2人よりもミン・ヒジンへの心酔が強かったとみられる年長の2人とその保護者が、ADORに復帰する条件として、何を提示したかが気になる。

その条件については、ADORは一切触れていないし、主要メディアも報じていない。ネットでは違約金もしくは賠償金の類の免除に加え、ミン・ヒジンのADORのCEOへの復帰も含まれていた模様との、困惑させるような情報もある。もしADORが到底のめないような条件であれば、逆にADORが3人を契約解除（クビ）にできるのでは、との観測もある。

文化日報の2025年11月13日配信の記事によると、ヘリンとヘインはADORによる復帰発表の約1週間前からADORと意見を調整してきたが、残りの3人はADORに復帰したいという明確な意志を、まだADORに示していないという。

したがって、他の3人のうち韓国内にいた2人（おそらくミンジとダニエル、下記参照）とその親たちは、11月11日にADORに復帰するための条件は提示したものの、まだADORとまともに話し合っていないようだ。

朝鮮日報の2025年11月13日配信の記事は、ADORとミンジ、ダニエル、ハニとの面談は控訴期限の11月14日（金）以降で、早くてその翌日からの週末、もしくは週明けになる可能性が高いと報じている。

ADORはきちんとした手続きを重視しているので、ミンジ、ダニエル、ハニとその親たちと十分に話し合って意思確認をし、合意に至ってから、ADOR復帰を発表するだろう。

筆者個人的には、今やADORのほうが彼女たちより立場が圧倒的に強いので、3人がADORに復帰したいなら、ワガママは言えなくなるだろうと思っている。

ミン・ヒジンはNewJeansの復帰決断を尊重・支持/『5人』の完全体を強調する意味を考える

2024年4月に表面化した一連のADORのお家騒動とその後のNewJeansの一方的独立宣言の元凶となったのは、ミン・ヒジン元ADOR代表とHYBEの事実上の最高権力者である創業者かつ筆頭株主のパン・シヒョク議長の対立だ。

ミン・ヒジンは2025年11月13日に、前日のNewJeansのメンバーたちのADOR復帰の意思表明の報を受け、「私はその選択を尊重し、支持する」「私はどこででも新たにスタートすることができる。しかし、どのような状況であれ、NewJeansは5人として完全に守られるべきだ」とのコメントを出した（mydailyの記事に基づくKstyleの日本語記事）。

ミン・ヒジンが5人の「選択を尊重し、支持する」と述べたのは、当たり前のことだ。たとえ本心でないきれいごとコメントだったとしても、自身も裁判中で裁判所の決定を尊重するしかない身なので、こう述べるしかない。

1年前に年端も行かないNewJeansの5人が一方的にADORからの独立を宣言し、2025年3月に香港のフェスに出演するなどした一連の動きについては、陰でミン・ヒジンが彼女たちを率いていた、との見方が圧倒的だ。10月30日の専属契約確認訴訟でも、裁判所はすべてミン・ヒジンが悪いとの判断を示した。

しかし、ミン・ヒジンは既に新会社を設立しており、新人アーティストの発掘・育成に向け意欲満々のようだ。ミン・ヒジンは大企業という組織で働くには向かない人だが、プロデュースの才能はある。今後韓国内ではハイブのメディアへの圧力で活動しづらくても、グローバルでは活躍できるチャンスがあるだろう。

それに引き換え、ミン・ヒジンについて行こうとしたNewJeansの5人は、結局勝てる見込みのない訴訟で敗れ、ADORの分の裁判費用も自分たちが負担せざるをえなかった。結果的に、新曲のリリースもできず、1年を棒に振ってしまった。せめて、控訴してさらにズタボロになる前にADORに復帰の決断をできて、よかったと思うべきだろう。

一方、ミン・ヒジンの上記のコメントの中の、「NewJeansは5人として完全に守られるべきだ」の箇所が興味深い。ADORと合意に至った年少のヘリンとヘインと、まだ合意に至っていない年長の3人を、分断させてはならない、というメッセージが読み取れる。

年長の3人は特に、ミン・ヒジンへの傾倒度が強かった。ハニは国会で証言までしたし、ミンジは他のメンバーのオーディション前からミン・ヒジンの秘蔵っ子だった。

ミン・ヒジンは単に年長の3人がADORに復帰拒否されないように、また復帰後も年少の2人と異なって冷遇されるようなことがないように、と願っているのかもしれない。

しかし、さらに深読みして、2029年にNewJeansとADORとの契約が満了した際に、自分の事務所に移籍してくるのであれば、「5人の完全体でお願いね」「3人だけじゃ売れないだろうし、過去の楽曲の権利交渉もできないから」と5人に暗にメッセージを送っているのであれば、末恐ろしい気もする。

南極旅行中のNewJeansメンバーはハニの可能性大

ちなみに、Newsenの11月13日配信の記事によると、アルゼンチンの最南端の都市で南極に出発する旅行者が立ち寄る街でもあるUshuaia（ウシュアイア）で、NewJeansのハニ（HANNI）の目撃談があった。13日に、現地で偶然ハニに会ったファンがハニからサインをもらった、とのSNS情報があったという。

したがって、南極を訪問中のNewJeansメンバーとは、ハニである可能性が高いと思われる。

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