※本ページにはプロモーションが含まれます。

&TEAM/ aoen/ 応援HIGH/ &Audition INI K-POP: SEVENTEEN K-POP: Stray Kids

2025年上半期国内シングル+アルバム売上金額4位スキズ、6位セブチ、9位INI/ &TEAM売上とミリオン出荷の差の理由

スポンサードリンク

(目次)・TOP
日本国内2025年上半期アルバム+シングル売上金額ランキング―4位Stray Kids、7位SEVENTEEN、9位INI
売上枚数―アルバムTOP10中K-POP系が6作品、シングルTOP10中46/48女性アイドルグループが7作品
&TEAM『Go in Blind (月狼)』6月まで累計売上68.1万枚、出荷でミリオン達成との違いは?

ビルボード・ジャパンのCDシングルおよびアルバムの週間セールス・チャートの売上枚数データを提供しているSoundScan Japanが、2025年上半期の音楽ソフト(アルバム+シングル)の売上金額ランキングと作品別枚数ランキングを、2025年8月25日に発表した。デジタルアルバム・デジタルシングルのダウンロード売上は対象外だ。

売上金額の1位はSnow Manの72.4億円で、K-POP系では4位にStray Kids(25.2億円)、7位にSEVENTEEN(20.9億円)、9位に日本現地化グループ・INI(16億円)がTOP10入りした。

7月にミリオン出荷認定が話題になった&TEAMのシングル「Go in Blind (月狼)」のビルボード・ジャパンでの累計売上枚数は、6月末までが68.1万枚、8月3日までが78.3万枚だった。出荷の数字が国内売上よりも大きくなるのは、短期的在庫と海外(輸出)分が含まれているからとみられる。

日本国内2025年上半期アルバム+シングル売上金額ランキング―4位Stray Kids、7位SEVENTEEN、9位INI

ビルボード・ジャパンにデータを提供しているSoundScan Japanでは、バーコードのPOS読み取りに基づいて売上が記録され、国内で制作・発売されたフィジカル(CD、レコードなど形のあるもの)のシングルやアルバムの売上の9割以上をカバーしている。デジタルアルバム・デジタルシングルのダウンロード売上は対象外だ。

今回発表されたSoundScan Japanの2025年上半期のデータの対象期間は、2024年12月30日~2025年6月29日だ。

オリコンでの2025年上半期ランキング上位と、若干違う顔ぶれになっているのは、オリコンではCDの「積み」の間引きの減算調整を行って、「聴かれなかったCD」の推定分を除いているが、SoundScan Japanおよびビルボード・ジャパンでは、そのようなペナルティー調整は行っていないからだ。

具体的には、対面イベント特典盛りだくさんでファンがCDを積むことが多いK-POP系アイドルのアルバムやシングル、46/48系国内女性アイドルのシングルが、オリコンのデータよりも上位にランクインしやすくなっている。

金額ベースでは、アルバム+シングルの売上ランキングの1位はSnow Manで72.4億円、2位はSixTONESで35.2億円、3位は櫻坂46で25.5億円、4位はStray Kidsで25.2億円、5位はtimeleszで23.8億円だった。また、7位にSEVENTEEN(20.9億円)、9位にINI(16億円)がランクインした。

アルバムのほうがシングルよりも高価格なので、上半期にニューアルバムを発売したアーティストが上位に登場しやすくなる。TOP10のうちSTARTO(旧ジャニーズ)勢は5組、K-POP系はLAPONEのINIを含め3組、残り2組は櫻坂46と日向坂46だった。

金額ベースの売上ランキングに意義を感じない人もいるかもしれないが、たとえばSTARTO勢のように同じ事務所にライバルグループが多い場合は、「どのグループが一番稼いでいるか」という観点で、関心を呼びやすい。

Snow ManはCDで72.4億円(1位)、音楽ビデオで43億円(1位)を売り上げていて、計115億円も稼いだことになる。今回公開された音楽ソフトTOP10音楽ビデオTOP10だけで見る限り、STARTO内での2位(SixTONESとみられる)と2倍以上の大差の、断トツ1位のはずだ。

売上枚数―アルバムTOP10中K-POP系が6作品、シングルTOP10中46/48女性アイドルグループが7作品

アルバムおよびシングルの作品別の売上枚数も発表されている。オリコンのようにCDの「積み」のペナルティー減算調整がないので、CDを積む熱心なファンが多いアイドルグループが多数、TOP10に登場している。

Snow Manを筆頭とするSTARTO(旧ジャニーズ)勢のファンは基本的には、ほとんどCDを積まないが(1人1~3枚のみ購入)、ファン数が多いので、上位ランクインを達成できている。ただし、今回のAぇ!groupは例外で、メンバーがチャート目標に言及してファンにプレッシャーを与えた結果、焦った一部ファンがCDを積んだとのSNS情報がある。

昨今では、SKY-HIをはじめ、CDは時代遅れとの主張や、プラスチックごみの問題から、CDの「積み」に批判的な意見も増えてきている。

それでも、人気がないと上位ランクインはできないので、CD売上ランキング上位登場はアーティストにとって喜ばしいことだ。

作品別のアルバム売上枚数ランキングでは、TOP10のうちK-POP系ボーイズグループがLAPONE(INIとJO1)も含め、6作品を占めた。残りのうち3作品がSTARTO勢で、それ以外は10位のサザンオールスターズのみだった。

1位はSnow Man「THE BEST 2020-2025」で159.8万枚、2位はStray Kids「Hollow」で76.8万枚、3位はtimelesz「FAM」で67.7万枚、4位はSEVENTEEN「HAPPY BURSTDAY」で51.8万枚、5位はSixTONESの「GOLD」で49.8万枚だった。

6位はZEROBASEONE「PREZENT」で46.6万枚、7位はINI「THE ORIGIN」で45.5万枚、8位はENHYPEN「DESIRE: UNLEASH」で37.8万枚、9位はJO1「BE CLASSIC」で37.6万枚だった。女性アイドルはTOP10にはいない。女性アイドルのファンが積むのは、シングルのCDのみのようだ。

作品別のシングル売上枚数ランキングでは、TOP10のうち46/48女性アイドルグループが、1位の乃木坂46「ネーブルオレンジ」(69.2万枚)を筆頭に、7作品を占めた。

それ以外は、2位がHYBEの日本現地化ボーイズグループ・&TEAMの「Go in Blind (月狼」の68.1万枚、8位がSTARTOのAぇ!groupの「Chameleon」の50.1万枚、10位がSTARTOのSixTONESの「バリア」の41.8 万枚だった(アルバムおよびシングルのTOP10はビルボード・ジャパンの2025年8月25日配信の記事を参照)。

&TEAM『Go in Blind (月狼)』6月まで累計売上68.1万枚、出荷でミリオン達成との違いは?

&TEAMと言えば、3rdシングル「Go in Blind (月狼)」の累計正味出荷枚数が、日本レコード協会によって2025年7月度に、ミリオン(100万枚超え)認定されたことが、話題になった。

しかし、上述のように、ビルボード・ジャパンにCD国内売上データを提供しているSoundScan Japanの2025年上半期のシングル作品別の売上枚数ランキングでは、2位の&TEAMの3rdシングル「Go in Blind (月狼)」は、累計売上が68.1万枚だった。

100万枚と68.1万枚の差が大きいため、困惑した人もいるかもしれない。理由は出荷と国内売上の違いだ。

今回SoundScan Japanが発表した、&TEAMの「Go in Blind (月狼)」の2025年上半期の売上の68.1万枚は、6月29日までの累計だ。

この数字は、当たり前だが、ビルボード・ジャパンの週間シングル・セールスチャートのTop Singles Salesでの4月21日~6月29日の10週間の累計売上の68万1,649枚と、一致している(ビルボード・ジャパンでは四捨五入でなく切り捨てが慣例)。

その後のビルボード・ジャパンでの「Go in Blind (月狼)」の毎週の売上を見ると、6月30日~8月3日の5週間のうち、50位圏外で売上非公表(50位の477枚より少ない)だった7月14~20日の週を除く4週で、合計10万1,984枚だった。

したがって、非公表の週が476枚に近かったと仮定しても、「Go in Blind (月狼)」の8月3日までの累計売上は78.3万枚となる。

7月末までの国内での累計売上は78.3万枚だが、出荷がミリオンを達成したことと矛盾しない。理由は、出荷データには通常、在庫分と海外売上(輸出)分が含まれているからだ。

出荷はメーカー(レーベル)側のデータであり、短期的な在庫分を含むので、売上よりも大きい数字になる。日本レコード協会が認定したのは「正味」出荷なので、返品分は差し引かれている。返品分が引かれるので、長期的には正味出荷は売上に近くなる。

より重要なのは、&TEAMのように海外ファンが多いアーティストの場合は、出荷データに海外(輸出)売上になる部分が含まれていて、国内での売上よりもかなり大きな数字になる場合が多いことだ。

日本レコード協会の出荷枚数の認定では、作品によって、海外(輸出)分が含まれているものと、含まれていないものがある。

ただし、これは最終的な海外ファンによる購入分とは、別次元の話だ。

&TEAMの場合は、最終的に海外ファンの購入分となったCDの出荷も、含まれているはずだ。

主な理由は、上述のように、国内売上(78.3万枚)と出荷(100万枚超)の差がかなり大きいからだ。

また、日本レコード協会の正会員であるユニバーサルミュージックが、&TEAMのCDの出荷データを協会に報告する際に、海外(輸出)向け出荷分を除いていると考えるべき根拠は、見当たらない。

&TEAMの海外のファンのほとんどは&TEAMのCDを、グローバル展開しているHYBEのWeverse Shopで購入しているとみられる。それ以外では、オンラインCDショップのネオ・ウィングの英語サイトのCDJapan、HMV&BOOKS onlineの英語サイト、タワーレコード・オンラインの提携海外出荷サービスの利用が多いと思われる。

メーカーのユニバーサルから、これらのストアに出荷された分は、日本レコード協会がミリオン認定した出荷データに含まれているはずだ。しかし、これらのストアから海外顧客向けに発送された売上分は、ビルボード・ジャパンやオリコンの国内売上チャートには含まれない。

[PR]



amazon タイムセール

スポンサードリンク
スポンサードリンク

-&TEAM/ aoen/ 応援HIGH/ &Audition, INI, K-POP: SEVENTEEN, K-POP: Stray Kids
-, , ,