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・Snow Manが断トツ1位しかもファン数増加、2位3位は入れ替わり、2位SixTONES、3位BTS
・グループTOP25 中スタエン(旧ジャニーズ)が5割強、国内他社伸び悩み、Da-iCE初登場
・韓国拠点K-POP勢は上位のBTS、セブチ、スキズ以外は、同じ顔ぶれながら順位大変動も
「日経エンタテインメント!」2025年4月号に、GEM Partnersが2024年8月~2025年1月に全国3万人を対象に実施した6回の調査の回答の平均値に基づく、各種推しの日本国内推しファン数ランキングが掲載されている。回答数に日本の人口構成でウェイト付けを行った推計値だ。
男性アイドルおよび男性ダンス&ボーカルグループに絞ってランキングにすると、1位は断トツでSnow Manの88万人だった。2位はSixTONESの29万人、3位はBTSの27万人だった。
Snow Manが断トツ1位しかもファン数増加、2位3位は入れ替わり、2位SixTONES、3位BTS
2025年3月4日発売の「日経エンタテインメント!」2025年4月号に、GEM Partnersが全国3万人を対象に、2024年8月~2025年1月に6回にわたって実施した調査の回答の平均値に基づく、各種推しの日本国内推しファン数ランキングが掲載されている。回答数に日本の人口構成でウェイト付けを行った推計値だ。
男性アイドルおよび男性ダンス&ボーカルグループに絞ってランキングにすると、1位は断トツでSTARTO ENTERTAINMENT(スタエン、旧ジャニーズ)の9人組・Snow Manで、ファン数(推計値)は88万人だった(図表1)。2位のスタエン・SixTONESの約3倍だ。
前回の8月調査でのファン数は76万人だった。前回調査は単月なので推計誤差を考慮すべきと思われるが、それでもSnow Manに関しては、前回からかなり増加したと言えそうだ。
ちなみに、メンバーの目黒蓮は単独でも、グループ+個人ランキングで10位に登場している。ファン数は14万人で、グループのファン数の16%に相当する。
以下、推計誤差を考慮して、前回との差が2万人以下の変化は無視することにする。
2位はSixTONESの29万人で、ファン数は前回並みだが、前回の3位から2位に浮上した。
入れ替わりに3位に1つ順位を下げたのがK-POP・HYBEの活動休止中のワールドスター・BTSだ。推定ファン数は今回は27万人で、前回の31万人から減少した。
4位は前回と同じくなにわ男子だ。5位も前回と同じ嵐で、25周年記念イヤーだったせいか、ファン数は小幅増だった。ちなみに、俳優、MC、YouTubeで大活躍の嵐の二宮和也は、単独でもグループ+個人ランキングで、23位に登場している。
6位は前回と同じで、TOBEの看板3人組・Number_iで、ファン数は20万人だった。ちなみに、メンバーの平野紫耀は単独でも、グループ+個人ランキングで13位に登場していて、ファン数は10万人で、グループのファン数の半分に相当する。
7位は前回と同じK-POP・HYBEのSEVENTEENだが、8位と9位は入れ替わり、今回は8位がK-POPのJYPのStray Kids、9位がスタエンの、メンバー結婚で人気が低下したWEST.だった。
グループTOP25 中スタエン(旧ジャニーズ)が5割強、国内他社伸び悩み、Da-iCE初登場
TOP30のうち、スタエン(旧ジャニーズ)は17組、57%を占めた。個人を除外してグループだけにすると、TOP25のうち、スタエンは13組、52%を占めた。これは、前回のTOP23中12組・52%と実質同じだ。日本の男性アイドル/男性ダンス&ボーカル市場で、スタエンが半分強を占めている。
スタエンでファン数の増加が目立つのはSnow Man以外では、オーディション番組で注目が集まったtimelesz(旧Sexy Zone)だ。グループ順位も、前回の22位から今回は17位に上昇した。
スタエン以外では、TOBEのNumber_iが6位で突出しているが、TOBEは他のグループがランクインできていない。
BMSGのBE:FIRSTは、グループ順位としては今回も前回と同じ12位だが、他のグループがランクインできていない。
LAPONEは今回はグループ順位としては、JO1が15位、INIが18位だった。前回はJO1が13位、INIが20位だったので、両者の差が縮まった。
LDHからは三代目JSBのみランクインしているが、グループ順位は前回の19位から今回は23位に低下した。
今回初登場したのは、グループ順位24位の、avexのDa-iCEだ。ジャニーズ忖度消滅で音楽番組への出演が激増した。
韓国拠点K-POP勢は上位のBTS、セブチ、スキズ以外は、同じ顔ぶれながら順位大変動も
韓国拠点のK-POPボーイズグループのランクイン数は、今回はグループTOP25に6組、前回もグループ23組に6組で、同じ顔ぶれだ。ただし、上位3組のBTS、SEVENTEEN、Stray Kids以外では、順位の大きな変動もあった。
K-POP第4世代では、今回はグループ順位でENHYPENが16位、TOMORROW X TOGETHER(TXT)が19位だった。前回はTXTが16位、ENHYPENが23位だった。TXTのファン数は前回から横ばい圏だが、レギュラー番組などで露出が増えたENHYPENのファン数は大幅増となった。
一方、K-POPのSMのNCTは、グループ順位が前回の14位から今回は21位に低下し、ファン数も減少した。日本で人気が集中していたNCT 127が、メンバーの入隊や不祥事脱退で勢いを失った影響があると思われる。
なお、同じSMで人気上昇中のRIIZEは、まだこの調査結果に現れていない。
図表1 男性アイドル/男性ダンス&ボーカルグループの国内推しファン数ランキング(グループ+個人、2024年8月~2025年1月の6回調査の平均値、万人)(カッコ内順位は、個人ランクインを除外したグループのみのランキング順位)
順位 ブランド 万人 前回(’24年8月)万人
1 Snow Man 88 76
2 SixTONES 29 29
3 BTS 27 31
4 なにわ男子 26 24
5 嵐 21 18
6 Number_i 20 18
7 SEVENTEEN 16 18
8 Stray Kids 16 15
9 WEST. 14 17
10 目黒蓮 (Snow Man) 14 不詳
11(10) King & Prince 13 12
12(11) Aぇ!group 11 12
13 平野紫耀(Number_i) 10 不詳
14(12) BE:FIRST 10 11
15(13) Hey!Say! JUMP 10 8
16(14) SUPER EIGHT 10 9
17(15) JO1 9 10
18(16) ENHYPEN 9 5
19(17) timelesz 9 5
20(18) INI 9 7
21(19) TXT 8 8
22(20) Travis Japan 8 8
23 二宮和也 (嵐) 7 不詳
24(21) NCT 7 10
25(22) Kis-My-Ft2 6 6
26(23) 三代目JSB 6 7
27 山田涼介 (HSJ) 5 不詳
28(24) Da-iCE 5 不詳
29 木村拓哉 5 不詳
30(25) DOMOTO (KinKi Kids) 5 不詳
注: GEM Partners(東京・港区)が全国3万人を対象に2024年8月~2025年1月に実施した6回の調査の回答の平均値を、日本の人口構成でウェイト付けした推計値。カッコ内順位は個人ランクインを除外したグループ順位。
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