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HYBE 2024年は売上最高も営業利益は大幅減、純損益は赤字転落/ 2025年はBTSだのみ/ 日米など現地化戦略

2025年2月26日

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HYBEの2024年連結決算―売上は増収だが営業利益は大幅減益、最終損益は赤字
2025年の収益改善は、結局BTSだのみ
マルチ・ホーム&マルチ・ジャンル―米国、中南米、日本で現地化グループを立ち上げ複数ジャンルで稼ぐ

K-POP最大手で総合エンターテインメント企業であるHYBEが、2024年12月期の連結決算を2025年2月25日に発表した。

HYBEの2024年の売上高は前年比3.5%増加の過去最高の2兆2,545億ウォン(約2,350億円)だったが、本業のもうけを示す営業利益は同37.5%の大幅減の1,848億ウォン(約193億円)で、純損益は34億ウォン(約4億円)の赤字に転落した。2020年の上場以来初の赤字だ。

2025年は収益改善を見込むが、結局BTSだのみの体質に変わりない。

HYBEは米国、ラテンアメリカ、日本で新人グループを立ち上げ、複数ジャンルで稼ぎ、現地化戦略を進める。

HYBEの2024年連結決算―売上は増収だが営業利益は大幅減益、最終損益は赤字

まず言いたいのは、日頃からHYBEのヨイショ記事ばかり出している御用達メディア(Kstyleを含む)は、HYBEの2024年の売上が過去最高など、良いところばかり伝えていて、赤字転落のことはひと言も述べていないことだ。

株式市場では、減益・赤字などの重要な悪いニュースを隠蔽して、誤解を招きかねない情報を流布することは市場ルールの違反行為だ。元日本証券アナリスト協会検定会員の筆者としては、HYBEに都合の良いことだけ伝える忖度メディアの記事の書き方は問題だ、と言いたい。

HYBEが英語の公式サイトの投資家向けIR Data Roomで提供している業績データのPDFを見ると、2024年の売上高は、前年比3.5%増加で過去最高の2兆2,545億ウォン(約2,350億円)だった。

このうち、レコーディングされた音楽(Recorded Music)の売上は前年比11.3%減の8,610億ウォン、コンサート売上は25.6%増の4,509億ウォン、グッズおよびライセンスの売上は29.1%増の4,202億ウォン、コンテンツ売上は0.9%の微減の2,873億ウォンだった。

本業にかかわる費用である営業費用は前年比9.9%増の2兆0,697億ウォンで、営業利益は37.5%の大幅減の1,848億ウォン(約193億円)だった。売上の増加よりも費用の増加のほうがかなり大幅だったから、利益が減少した。

2024年の純損益は、34億ウォン(約4億円)の赤字に転落した。2020年の上場以来初の赤字だ。

四半期別の純損益を見ると、2024年は10-12月期のみ赤字(260億ウォン)で、1月~9月までの3四半期はいずれも黒字(それぞれ111億ウォン、101億ウォン、14億ウォン)だった。

2024年10-12月期の営業費用で前年比で増加が目立つのは人件費(15.5%増の1,150億ウォン)、外注費・手数料(38.3%増の455億ウォン)、賃貸料・維持費(23.6%増の152億ウォン)だ。

HYBE AMERICAやHYBE JAPANなどの地域別データは掲載されていないが、HYBEの英語でのコメントリリースによると、全体の営業利益の約38%の減益の主因は、BTSの活動休止、新人デビューによるアーティスト売上構成の変化、インフラやWeverse・ゲームといった成長ビジネスへの戦略的投資だという。

聯合ニュースの記事によると、営業利益の減益の理由は、アーティスト別売上割合の変化と、初期投資コストがかさんだことで、具体的には、BTSの活動休止、新人グループの相次ぐデビュー、グローバルガールズグループKATSEYEの米デビュー、ラテンアメリカ法人設立に伴う投資だという。

2025年の収益改善は、結局BTSだのみ

HYBEは2025年については、BTSメンバー全員が兵役を終えて活動再開することで、収益性の改善を見込んでいる。

だから、BTSの2025年中のアルバム発売とライブ開始が、HYBEの業績改善に必須なのだ。ワールドツアーは2026年になってから、では2025年の業績に間に合わない。

結局、HYBEのBTSへの依存体質は変わっていない、ということだ。

入隊前にBTSのVやジョングクあたりは、再契約を迫る会社に不信感を抱いていたことが、HYBEのお家騒動の過程で示唆されていた。

今後ますます会社がBTSに急いで稼ぐようプレッシャーをかけてくると、彼らの会社への不満は募る一方だろう。次の再契約はないかもしれない。

マルチ・ホーム&マルチ・ジャンル―米国、中南米、日本で現地化グループを立ち上げ複数ジャンルで稼ぐ

なお、上記のHYBEの英語のコメントリリースでは、最近HYBE JAPANも示していた、「マルチ・ホーム」「マルチ・ジャンル」の戦略を掲げている。地域ごとに拠点を作り、複数のジャンルで稼ぐ、という戦略だ。

具体的には、アメリカでは新人ボーイズグループを立ち上げ、ラテンアメリカでは現地のカルチャーやファンダムに適した新人グループを立ち上げる(男女いずれかは不明)。

日本では、HYBE LABELS JAPANから改名したYX LABELが、&TEAMの歩みに続くJ-POPグループを立ち上げて、新世代を切り開く意向だ。

そうなると、日本の現地化グループは海外活動をしないわけではないとしても、日本でのさまざまなジャンルでの活動を優先することになりそうだ。

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