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・第1話はランナー(参加者)紹介、デビューできるのは11人中7人
・ランナー(参加者)11人の個人別ダンス動画(チッケム)再生回数ランキング
・個人的感想―『応援 -HIGH』(第1話)がオーディション番組としてはつまらなかった理由
HYBE LABELS JAPAN改めYX LABELSのJ-POPボーイズグループ・オーディション番組「応援 -HIGH ~夢のスタートライン~」(全8話)の第1話が、2025年2月15日(土)14:30より日本テレビ(関東ローカル)で放送され、放送終了後にTverで見逃し配信もあり、Huluで完全版が配信された。
第1話では、ランナー(参加者)計11名のうち、“24組”として公開されていた8人が1人ずつ紹介され、追加ランナー3名のうち1名が現れ、デビューできるのは7人と明かされた。
個人的感想としては、HYBEのオーディション番組なので、盛り上がりや共感性に乏しく、あまり面白くなかったが、参加者のビジュアルは良く、ダンスのレベルがとても高い参加者もいるので、どんなグループが誕生するか気になる。
第1話はランナー(参加者)紹介、デビューできるのは11人中7人
第1話では、ランナー(参加者)計11人のうち、“24組”として公開されていた8人が、1人ずつ、インタビューのコメントを中心に、紹介された。ただし、“24組”の名称には一度も触れられず、“24組”はなかったことにされている。
番組後半に、デビューできるのは7人と発表され、追加ランナー(参加者)が3人いることも明らかになった。ただし、第1話で登場したのはそのうちの1人、最年少15歳の成満(NARUMI)だけだった。
“24組”の8人は、追加ランナーのことは知らされていなかったらしく、動揺していた。だが、数々のオーディション番組を観てきた視聴者の1人として、率直に言うと、全8話のオーディション番組で、“24組”の8人のうち7人が合格だと大甘で、ゆるすぎる。
一方、さすがHYBEだけあって、全員ビジュアルが良く、高身長のランナーもいる。「&AUDITION」で推しくもデビューを逃した雅久(GAKU)が、涙ながらにインタビューに答える場面もあった。
HYBEなので全員ダンススキルが高いが、その中でも特にダンス自慢を本人が強調していたのが、雅久(GAKU)と京助(KYOSUKE)だった。
ビジュアルのトップは「&AUDITION」に出演していたHIKARU改めハク(HAKU)だという。
ランナー(参加者)11人の個人別ダンス動画(チッケム)再生回数ランキング
参考までに、2月17日12:40時点のランナー11名の個人別ダンス動画(チッケム)再生回数のランキングを、下記に示しておきたい。「&AUDITION」に出演していた雅久(GAKU)が1位、ハク(HAKU、元HIKARU)が2位で、知名度のあるこの2人が突出している。
ランナーの個人別ダンス動画(チッケム)再生回数(2025年2月17日12:40時点)
1位 雅久(GAKU): 1.5万回
2位 ハク(HAKU、元HIKARU)位 : 1.2万回
3位 颯太(SOTA): 8392回
4位 優樹(YUJU): 8334回
5位 京助(KYOSUKE): 8087回
6位 成満(NARUMI): 7032回
7位 晴(HARU): 6690回
8位 礼央(REO): 6269回
9位 琉楓(RUKA): 6158回
10位 シン(SHIN): 5582回
11位 海志(KAIJI): 5416回
個人的感想―『応援 -HIGH』(第1話)がオーディション番組としてはつまらなかった理由
以下は、筆者が「応援 -HIGH ~夢のスタートライン~」の第1話を観て、あくまでも個人的感想として、つまらなかったと思った点について述べている。これから第1話を楽しみに観ようとしている人や、第1話が面白かった人は、読まずにここで終わりにして頂ければ、と思う。
第1に、HYBEはお金持ちなのに、番組が安っぽい。撮影場所は韓国のHYBE社屋内で、過去にNewJeansが日本の音楽番組に出演した際の撮影にも用いられた上層階の広い部屋だった。
第2に、第1話の内容が単調だった。大人気だった日韓のオーディション番組のほとんどでは、第1話から、いきなり個人別もしくは少人数グループ(1~3人程度)でのパフォーマンス審査を放送し、早速視聴者の興味を惹きつけ、ドキドキ感を最大限にもたらしている。
しかし、「応援 -HIGH」は、参加者(ランナー)1人1人を、個別インタビュー中心に紹介することに、大半の時間を割いていた。これは単調だった。番組を観なくても、番組と協力関係にあるメディアの記事を読めば、参加者のプロフィールは大体分かる。
第3に、デビューメンバーが7人であることが、衝撃のように表現されていたが、全8回のオーディション番組で、参加者11人で合格者7人は、全然厳しくない。今後3つの審査パートごとに、1人もしくは2人脱落者をちゃんと出して、緊張感を保てるだろうか?
第4に、せっかくジェジュンが出演しているのに、ジェジュンの無駄遣いをしている。ジェジュンはナレーションみたいな、原稿棒読みの役割だけだった。ジェジュンはランナー(参加者)たちと対面すらせず、別撮りだった。それなら、ジェジュンでなくても務まる。
ジェジュンは元東方神起、元JYJで、韓国ボーイズグループの経験者で、現在は新人ガールズグループのプロデュースもしている。今回ジェジュンはプロデューサーではないから、合格者を選ぶ立場ではないが、単なるナレーションの原稿を読まされるだけでは、もったいないと思った。
韓国のオーディション番組「少年ファンタジー」では、東方神起のチャンミンがMCを務めたが、ちゃんと参加者たちのパフォーマンスの現場にいて、プロデューサーではないものの、視聴者の共感を呼べるMCぶりを発揮していた。
第5に、地上波放送では、ワイプ画面に登場しているアンジャッシュの児嶋が昔アイドル事務所に履歴書を送った話とか、どうでもいいことに、時間と画面がとられていた。安村アナも、アイドル事情に詳しいわけでもない。本来この2人は不要と思うが、一応、応援番組という位置付けだから、この2人が登場するのだろう。
以上、1人の視聴者の個人的感想としては、HYBEにありがちな、面白くないオーディション番組だと思った。
だが、HYBEの場合は、たとえオーディション番組が盛り上がらなくても、問題ない。デビュー期からのプロモーションで剛腕を発揮して、メディアに出まくってファン数を増やすことが得意なので、心配は不要だ。
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