(目次)・TOP
・オリコン・アーティスト別セールス・トータルランキングTOP10(CD+音楽BD・DVD+DL+ストリーミング)
・1位はCD・ライブ円盤強者のSnow Man/ 2位はストリーミング強者のMrs. GREEN APPLE
・3位SEVENTEENと4位Stray Kidsのライバル争いは、グローバルでも日本でも続いた
・6位米津玄師は非アイドルCDアルバムで異例の強さ/ 10位INIは初のTOP10入り
オリコンによる、2024年アーティスト別セールス・トータルランキングTOP10の、1位はSnow Manで、当サイトで扱ったアーティストでは、2位にMrs. GREEN APPLE、4位にSEVENTEEN、5位にStray Kids、6位に米津玄師、8位にYOASOBI、10位にINIがランクインした。おめでとうございます。
オリコン・アーティスト別セールス・トータルランキングTOP10(CD+音楽BD・DVD+DL+ストリーミング)
オリコンによるアーティスト別セールス・トータルランキングは、アーティスト別のCD、音楽Blu-ray/DVD、デジタル音源の総売上金額を集計してランキングにしたものだ。
CD売上については、オリコンでは売上枚数のランキングがCDの「積み」の減算調整を行っているため、その枚数に基づく金額ランキングだと、非STARTO(旧ジャニーズ)のアイドルの実際のCD売上金額が過少評価されている可能性がある点には、留意されたい。
図表1 オリコン2024年アーティスト別セールス・トータルランキング(億円)
1位 Snow Man 154.2
2位 Mrs. GREEN APPLE 95.9
3位 SixTONES 64.7
4位 SEVENTEEN 63.8
5位 Stray Kids 60.5
6位 米津玄師 58.4
7位 Ado 46.1
8位 YOASOBI 43.7
9位 WEST. 42.8
10位 INI 41.2
集計期間: 2023年12月11日~2024年12月8日
出所: オリコン年間ランキング2024
1位はCD・ライブ円盤強者のSnow Man/ 2位はストリーミング強者のMrs. GREEN APPLE
2024年のアーティスト別セールス・トータルランキングの断トツ1位は、STARTO(旧ジャニーズ)の看板9人組グループ・Snow Manの154.2億円だった。CDアルバム「RAYS」が116.2万枚の年間売上で1位、CDシングルも2作品がミリオンで1位・2位だった。ライブBlu-ray・DVDもともに1位だった。
なお、Snow Manのサブスク解禁は試験段階で(CDの一部収録曲のみ)、まだ本格的には踏み切っていない。
2位はストリーミング強者のMrs. GREEN APPLEで、95.9億円だった。前年の9位から大きく順位を上げていて、すっかり国民的大人気バンドになった。
Mrs. GREEN APPLEはストリーミングランキングでは、2位の「ライラック」をはじめ3曲がTOP10入りした。音源ダウンロードのデジタルシングル(単曲)ランキングでも、「ライラック」が14万8,992DLで、3位に入った。ライブDVDは7位。
3位SEVENTEENと4位Stray Kidsのライバル争いは、グローバルでも日本でも続いた
3位と4位は、前年に続き、K-POPボーイズグループのグローバル・トップ争いをした2組が、日本でもランクインした。
4位はK-POPのHYBEのPLEDISエンターテインメントの13人組セルフプロデュース・ボーイズグループ・SEVENTEEN(セブンティーン)の63.8億円だった。SEVENTEENは前年も同じく4位(81.6億円)だった。
SEVENTEENは今年は日本でアルバムを発売しなかったが、CDアルバムランキングで、ベストアルバム「17 IS RIGHT HERE」輸入盤が50.8万枚で4位、「SPILL THE FEELS」輸入盤が47.1万枚で5位だった。日本シングル「消費期限」は17位(46.2万枚)だった。
5位はK-POPのJYPエンターテインメントの8人組セルフプロデュース・ボーイズグループ・Stray Kids(ストレイキッズ、スキズ)の60.5億円だった。Stray Kidsは前年も5位(64.0億円)だった。
Stray KidsはCDアルバムランキングで、日本フルアルバム「GIANT」が42.8万枚で、6位にランクインした。また、初ドーム公演のライブBlu-rayが10位に入った。
6位米津玄師は非アイドルCDアルバムで異例の強さ/ 10位INIは初のTOP10入り
6位はJ-POPの大物アーティスト・米津玄師で、58.4億円だった。2020年以来4年ぶりのTOP10入りだ。
米津玄師のアルバム「LOST CORNER」は、CDが55.5万枚でCDアルバムランキング3位、デジタルアルバムが3万6,457DLでデジタルアルバムランキング4位となった。アイドルだらけのCDアルバムTOP10で米津玄師「LOST CORNER」の3位は異例の強さだが、ツアー・チケット抽選申込権の特典の効果もあったようだ。
米津玄師のNHK朝ドラ主題歌「さよーならまたいつか!」は、音源ダウンロードのデジタルシングル(単曲)ランキングで2位(15万9,859DL)だった。
8位のYOASOBIは、前年からのロングランヒットの「アイドル」の音源が、ストリーミングランキングで6位、ダウンロードのデジタルシングル(単曲)ランキングで10位(10万9,805DL)だった。また、アルバム「THE BOOK 3」が、デジタルアルバムランキングで7位(1万8,112DL)だった。
10位のINIは、アーティスト別セールスランキングTOP10に初登場となった。CDシングルでの強さが突出していて、CDシングルランキングで「THE FRAME (LOUD)」が3位(70.95万枚)、「THE VIEW (WMDA)」が6位(66.85万枚)だった。CDアルバムランキングでは、「MATCH UP」が11位(27.3万枚)だった。今後の課題は音源だ。
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