(目次)・TOP
・ MADEINは元Kep1erのマシロとイェソ、日プ女子出身の阿部和と斉藤芹菜のいるガールズグループ
・ガウンが活動休止し脱退―活動休止中にテレビ番組で代表による性被害を匿名告発した本人の可能性
・事務所は疑惑否定の一択だが、日本のイベントは中止/ 疑惑が完全に晴れない限り、MADEINに明るい未来なし
元Kep1erのマシロとイェソ、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(日プ女子)出身のナゴミ(阿部和)とSERINA(斉藤芹菜)を含む日韓7人組ガールズグループ・MADEINの韓国人メンバーのガウン(19)が、デビューからわずか3カ月足らずの2024年11月29日に、グループを脱退した。所属事務所の143エンターテインメントが発表した。
ガウンは11月11日より健康上の理由で活動休止していたが、所属事務所代表によるセクハラ(かなり深刻な性被害)を韓国テレビ番組JTBC「事件班長」に匿名で音声出演して告発したのがガウンだとの情報が、ネット上に出回っていた。しかし、事務所はセクハラ疑惑を否定した。
MADEINは元Kep1erのマシロとイェソ、日プ女子出身の阿部和と斉藤芹菜のいるガールズグループ
韓国の143エンターテインメント所属の7人組ガールズグループ・MADEINは、元々同事務所で活動していた2022年デビューのガールズグループ・LIMELIGHTのガウンを含む3人と、Kep1er(ケプラー)を卒業したマシロとイェソ、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(日プ女子)出身のナゴミ(阿部和)とセリナ(斉藤芹菜)の、7人組ガールズグループとして、2024年9月3日にデビューEP「RIZE」を配信リリースして、デビューを果たした。
ちなみに、この事務所は規模が小さいが、4人のメンバーの日本での知名度は高く、既に日本でも10月28日のTBS系「CDTVライブ!ライブ!」に出演している。
ガウンが活動休止し脱退―活動休止中にテレビ番組で代表による性被害を匿名告発した本人の可能性
2024年11月11日より突然、メンバーのガウン(19)が、健康上の理由で活動休止状態となった。
その後、11月22日に、韓国テレビJTBCの「事件班長」が、「9月にデビューした多国籍ガールズグループのメンバーが、所属事務所代表にセクハラされたと情報提供があった」と報じ、騒動になった。
この番組での告発について報じたAFP BB Newsの2024年11月17日1700配信の記事「未成年の韓流ガールズグループメンバー、所属事務所代表による性的被害告発」によると、くだんのメンバーは、10月5日に、交際中の男性を宿舎に招き入れたところを、事務所代表に目撃され、代表に厳しく叱責されていた。
その後、同メンバーが代表に「活動を終了させてほしい」と願い出たところ、代表は「君の願いをかなえてあげるから、私の願いもかなえてくれ。それは、一日私の恋人になることだ」と提案した。
彼女は単なるデートだと思って了承したが、代表は事務所内で彼女の体を触ったり、映画館で強引にキスするなど、わいせつな行為に及んだという。
彼女は被害を両親に告白し、他のメンバーの保護者にも知らせたが、代表は「一日恋人」の提案を持ちかけたのは彼女のほうだと反論し、性的接触はなかったと主張し、「活動を続けて欲しいと説得する際に抱擁はしたが、それは性的な意図ではない」と述べたという。
以上は、AFP BB Newsに掲載された概要だが、ネット上には番組でのもっと生々しい被害状況の告発内容も出回っていて、ここに書くのもはばかられる。それが事実なら、「セクハラ」どころか、性犯罪そのものだ。
事務所は疑惑を否定したが、他に該当する事務所は見当たらないし、架空の性被害の話をガウンがわざわざテレビ番組に出演して話すべき理由もないだろう。
事務所が事実無根だと主張するなら、番組「事件班長」の責任者と告発者を相手取って、名誉棄損の訴訟を起こすべきだ。それができないなら、クロと疑われても仕方がない。
事務所は疑惑否定の一択だが、日本のイベントは中止/ 疑惑が完全に晴れない限り、MADEINに明るい未来なし
143エンターテインメントは、代表の男性によるワンマン経営の小規模事務所だ。阿部和らは、事務所所属の発表前から、代表と一緒に公の場で姿を見せていて、事務所入りしたことがバレバレだった。
中小事務所だから、メンバーはデビュー準備やプロモーションの経費を負債として背負ってデビューしていて、売上から返済し終わるまで、給料がもらえない立場とみられる。
メンバーが事務所代表の性加害の犠牲となっって脱退、というとてつもないスキャンダルが事実であれば、このグループも事務所も持続不可能になるだろう。もちろん、事務所は否定の一択だ。
だが、日本の大手CDショップでのMADEINのイベントは中止となっており、CDショップ側が事務所に説明を求めたが、納得できる回答が得られず、信頼関係が損なわれた結果のキャンセルと思われる。
夢を抱いてこの事務所入りしたメンバーたちは可哀想だが、疑惑が完全に晴れない限り、MADEINに明るい未来はない。
この性加害事件が事実なら、本来ガウンは代表を刑事告発すべきだ。だが、彼女が今後も別の場所で芸能活動をしたいと願っているなら、自身が性被害に遭ったと明らかにするのを躊躇するかもしれない。
それが加害者の思うつぼだと思うと悔しい。本来なら、権力を使った悪質な性犯罪だから、厳罰に処するべきなのに。芸能界の闇だ。
[PR]