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ATEEZとBE:FIRSTのコラボ曲第2弾『Royal』初日オリコン1位もDL売上数大幅減、理由は

2024年9月6日

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・コラボ曲制作に主に寄与したのは、第1弾『Hush-Hush』はBE:FIRST、第2弾はATEEZ
・販促キャンペーンを『Hush-Hush』ではBE:FIRST側とATEEZ側が実施、『Royal』ではATEEZ側のみ
・ATEEZとBE:FIRSTのコラボに慎重論か
・イベント情報　・番組情報　・商品情報＋最近の記事リスト

K-POPのKQエンターテインメントの8人組ボーイズグループ・ATEEZ（エイティーズ、アチズ）と、SKY-HI率いるBMSGのBE:FIRSTとのコラボ曲「Royal」が、ATEEZ X BE:FIRSTの名義で、2024年9月4日（水）0時に配信リリースされた。

同日のオリコンのデイリーデジタルシングル（単曲）ランキングで、ATEEZ X BE:FIRST「Royal」は初登場1位を獲得した。

しかし、ダウンロード売上数は5,372DLで、前作の7月1日（月）リリースのBE:FIRST × ATEEZ「Hush-Hush」の初日の1万2,598DLの半分以下にとどまった。これはどういうことか？

コラボ曲制作に主に寄与したのは、第1弾『Hush-Hush』はBE:FIRST、第2弾はATEEZ

ATEEZとBE:FIRSTのコラボ曲の第2弾「Royal」の初日ダウンロード売上数が、第1弾の「Hush-Hush」を大幅に下回った理由は、3つほど考えられる。

第一に、第1弾の「Hush-Hush」はBE:FIRST × ATEEZの名義だったが、第2弾の「Royal」はATEEZ X BE:FIRST」名義であることからうかがえるように、楽曲制作に主に寄与したのは、第1弾「Hush-Hush-」ではBE:FIRSTで、第2弾「Royal」ではATEEZだった。

実際、BE:FIRSTの公式サイトを見ても、運営は第2弾「Royal」では、ATEEZの特設サイトにリンクを張っている程度で、盛り上げようとする姿勢が見られない。

このため、普段はデジタルランキングで1位獲得に熱意のあるBESTY（BE:FIRSTファン）が、盛り上がらなかった可能性がある。

第1弾の「Hush-Hush」のミュージックビデオ（MV）は、リリース日にYouTubeのBE:FIRSTチャンネルに公開されたが、第2弾「Royal」は、オフィシャル・リリックビデオがリリース日にKQ ENTERTAINMENTチャンネルに公開された。

楽曲「Royal」の特設サイトでは、ATEEZのミンギ（MINGI）が、「今回、BE:FIRSTのみなさんとのコラボ曲『Royal』のプロデュースに参加させていただきました。『Royal』は、重厚感のあるサウンドと緩急のあるテンポにのせて、『自分なりの「高貴さ（Royal）」とは何か』をアグレッシブな歌詞で表現した楽曲です」と、曲紹介している。

第1弾「Hush Hush」のクレジットを見ると、作詞は筆頭がSKY-HIで、ATEEZのホンジュン（Hongjoong）とミンギも参加していた。作曲にはBE:FIRSTのマナト（MANATO）とSKY-HIが参加していた。

一方、第2弾「Royal」のクレジットでは、ミンギは作詞、作曲、編曲の筆頭作家として登場していて、作詞にホンジュンとSKY-HIも参加している。

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販促キャンペーンを『Hush-Hush』ではBE:FIRST側とATEEZ側が実施、『Royal』ではATEEZ側のみ

第二に、BE:FIRST側が、コラボ曲第2弾の「Royal」の、ダウンロードキャンペーンを行わず、リリース日も月曜0時ではなく水曜だったので、多くのBESTYが、じゃあ週間チャート1位を目指さなくていいんだ、と解釈して、ダウンロード購入を見送ったとみられる。

SKY-HI社長はチャートでの1位対策に長けていて、週間1位を狙いたい作品では、配信リリースは必ず月曜0時にして、最大限の週間ダウンロードとストリーミングの実績を狙う。

BESTYも普段はBE:FIRSTのデジタルチャートの1位獲得に熱心で、8月12日（月）0時に2ndアルバム「2:BE」から先行配信リリースされたリード曲「Blissful」は、オリコンのデジタルシングル（単曲）ランキングで初日に1万3,017DLの売上数を記録している。ATEEZ X BE:FIRST「Royal」の2.4倍だ。

コラボ曲第1弾のBE:FIRST X ATEEZ「Hush-Hush」は、7月1日（月）0時配信リリースで、リリース時からBE:FIRST側とATEEZ側の両方で、ダウンロードとストリーミングのキャンペーンが実施された。

しかし、コラボ曲第2弾の「Royal」は、ATEEZ側のみ、リリース時からダウンロードとストリーミングのキャンペーンを実施していて、9月6日午前時点でBE:FIRST側は何もしていない。

なお、K-POPの場合は一般に、韓国内ではストリーミング成績は音楽番組の独自ランキングに採用されていて注目度が高いが、韓国のダウンロードチャートへの関心は低い。

世界展開しているK-POPグループは、各国でのiTunesでのリアルタイム1位獲得をPRに使うことがあり（ストリーミング中心の国ではiTunesのリアルタイム1位は獲りやすい）、日本の運営が特典を付けてダウンロードキャンペーンを行えば、日本のファンが頑張る程度だ。

ATEEZとBE:FIRSTのコラボに慎重論か

第三に、BE:FIRSTが初の海外ステージとして、ATEEZの米国時間7月20・21日のロサンゼルスのBMOスタジアムでの公演にオープニングアクトとして出演した際に、一部のATEEZファンが反発して物議をかもしたため、一部のファンの間でATEEZとBE:FIRSTのコラボに慎重論が浮上して、ダウンロード購入が手控えられた可能性がある。

もっとも、楽曲の制作とレコーディングにかかる日数を考慮すると、今作「Royal」の楽曲制作が、7月20・21日のATEEZのLA公演よりも前から行われていた可能性が高い。

また、一部ファンの間ではいろいろあったとしても、両グループ同士では、温かい交流が続いているものと思われる。

©ランダムビューアソート

【著者略歴】
・元サラリーマン（市場調査アナリスト）。最終学歴では経済学（統計学含む）を専攻。
・2016年よりジャニオタ・ブログ執筆開始。2017年末よりK-POP中心の雑食＆音楽好きオタクの当ブログ開始。
・ピアノ履修歴は計20年超（現在はほとんど弾かない）。
・アマチュア・バンド活動歴あり（ジャズ・フュージョン、ロック、ポップス）。

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イベント情報

ATEEZ

8/21(水)・22(木) 日本ファンミーティング「ATINY’S VOYAGE: FROM A TO Z IN JAPAN」@東京・東京ガーデンシアター
8/27(火)・28(水) 日本ファンミーティング「ATINY’S VOYAGE: FROM A TO Z IN JAPAN」@大阪・グランキューブ大阪 → 台風で中止
10/5(土)「City Camp 2024」@インドネシア・ジャカルタ Indonesia Arena（ATEEZ、BTOB、BOY STORYなどが出演）
10/12(土)「SBS INKIGAYO LIVE in TOKYO」@さいたまスーパーアリーナ
12/14(土) 17:00「2024 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」Day1@福岡・みずほPayPayドーム福岡（この日はTXT、ATEEZ、NewJeans、ITZY、STAYCなどが出演）

BE:FIRST

9/14(土) 「テレビ朝日ドリームフェスティバル2024」＠幕張メッセ国際展示場4-7ホール
9/15(日) 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」@茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園
10/12(土)「SBS INKIGAYO LIVE in TOKYO」@さいたまスーパーアリーナ
12/21(土) 17:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@愛知・バンテリンドームナゴヤ
12/22(日) 17:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@愛知・バンテリンドームナゴヤ
2025年
1/8(水) 18:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@東京・東京ドーム
1/9(木) 18:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@東京・東京ドーム
1/18(土) 16:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@福岡・みずほPayPayドーム福岡
1/19(日) 16:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@福岡・みずほPayPayドーム福岡
1/30(木) 18:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@大阪・京セラドーム大阪
2/1(土) 16:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@大阪・京セラドーム大阪
2/2(日) 16:00「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”」@大阪・京セラドーム大阪

番組情報（日本）

BE:FIRST

9/7(土) 23:00～23:30 NHK総合「Venue 101」
9/9(月) 19:00～21:00 TBS系「CDTVライブ！ライブ！」

商品情報（PR）

*ATEEZの2024年10月2日（水）発売の日本4thシングル「Birthday」は、タイトル曲「Birthday」をはじめとする日本オリジナル楽曲3曲とそれぞれのインスト・バージョンの計6トラックを収録。

CDパッケージは、36Pフォトブック付き初回盤A、36Pフォトブック付き初回盤B、CDのみで16Pブックレット付きの通常盤、CDのみで低価格（税込1,320円）の初回フラッシュプライス盤、UNIVERSAL MUSIC STORE限定のメンバー別8種のメンバーソロ盤、ファンクラブ会員限定の40Pフォトブック付きATINY盤の、6形態13種（もしくはソロ盤を各メンバー1形態とすれば、全13形態）で販売。

*書籍
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Amazon: Zipper 2024年秋号 (表紙: HONGJOONG (ATEEZ), xikers　2024/9/28)

*ATEEZ X BE:FIRST「Royal」は、両グループのコラボ曲第2弾で、ATEEZのミンギ（MINGI）がプロデュースした、「自分なりの高貴さ（Royal）とは何か」をアグレッシブな歌詞で表現した楽曲。ミンギが作詞、作曲、編曲の筆頭作家で、作詞にホンジュンとSKY-HIも参加。

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レコチョク: Royal (ATEEZ X BE:FIRST) 2024/9/4
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*BE:FIRSTの2024年8月28日（水）発売の2ndアルバム「2:BE」（トゥービー）は、リード曲「Blissful」（NTTドコモ ahamo CMソング、8月12日先行配信）など新曲8曲を含む全15曲を収録。

CDパッケージは、「BE:FIRST ARENA TOUR 2023-2024 “Mainstream”」2024年2月24日宮城セキスイハイムスーパーアリーナ公演のライブ映像を収録したDVD2枚組またはBlu-ray付きのLIVE盤、「Hush-Hush (BE:FIRST×ATEEZ)」MVや新曲のMVを含むMV集を収録したDVDまたはBlu-ray付きのMV盤、CDのみの通常盤、MV盤のMV集とLIVE盤のライブ映像を収録したDVD3枚組またはBlu-ray2枚組付きでフォトブック封入の初回生産限定BMSG MUSIC SHOP盤、期間限定でBMSG MUSIC SHOP専売の初回受注限定CD+バンドルグッズ盤（クリアボトル＋クリアステッカー付き）の計5形態8種で展開。

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