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『LAPONE総会2024』―ファミリー売り方針は明らか、バラエティー力がラポネ・アイドルの強み

2024年1月8日

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LAPONEのファミリー売り維持で、ファンの入れ替わりが進む
ラポネ・アイドルの強みはバラエティー力

LAPONEエンタテインメント所属のボーイズグループ・JO1、INI、DXTEENの3組が、今年も年初にLAPONEファミリーの動画コンテンツを公開した。題して「LAPONE総会2024」。

・YouTubeのLAPONE Entertainment Official YouTubeチャンネルに2024年1月7日に公開されたLAPONE総会2024 (前編)(17分30秒)

LAPONEのファミリー売り維持で、ファンの入れ替わりが進む

LAPONEエンタテインメントとしては、ファミリー売りで離脱するファンがいたことを承知で、ファミリー売りを貫く姿勢を明確に打ち出している。

一部のファン、特にJO1の一部のファン(JAM)の中にはファミリー売りが嫌で遠ざかってしまった人もいるかもしれない。一方で、知名度が圧倒的に不足しているDXTEENには、LAPONEファミリーのファンの支援が必要だ。

INIファン(MINI)の場合は、DXTEENの6人のうち4人が同じ「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」(日プ2)を戦った仲間でもあるので、抵抗感を持つ人はそれほど多くはないだろう。

1年前のLAPONEファミリー売り強化の際に、離脱したオーディション当時からの強火ファンがいて、JO1やINIのCD売上の減少の一因になったとみられている。

しかし、JO1やINIの公式ツイッターのフォロワー数や公式YouTubeチャンネルの登録者数は、その後緩やかな増加基調を回復しているので、おそらくファンの入れ替わりが進んだとみられる。こういうファンの入れ替わりは、オーディション番組で誕生したアイドルグループには、オーディション・バブルが一巡した際に、どのみち生じるものだ。

新たに流入してきたファンは、離脱ファンに比べてCDを沢山積む人が少なく、ライト層が多いと思われる。LAPONEとしては、とにかく新規ファンの流入を絶やさないようにする必要があるだろう。

ただ、ファミリー売りが苦手な一部ファンにとって新たな試練があるとすれば、2024年4月17日(水)デビュー予定の11人組グローバル・ガールズグループ・ME:I(ミーアイ)が、このようなLAPONEファミリーのコンテンツやイベントなどに加わることだろう。

それでも、各グループがプロフェッショナルに振る舞うのであれば、ここまで持ちこたえたファンは乗り越えられるだろう。LAPONEが芸能界で強固な地位を確保するためには、男女グループとも売れて、所属タレントが結束することが、プラスになるだろう。

ラポネ・アイドルの強みはバラエティー力

ところで、筆者はいろんなアイドルグループのバラエティー・コンテンツを観ているが、LAPONEのボーイズグループの特徴の一つは、バラエティー・スキルに長けたメンバーがいることだ。さすが吉本興業系列と言うべきか。歌やダンスのレベルが高いことは、筆者が追っているK-POPグループではどこも当たり前なので、それ以外の特徴が欲しいところだ。

主要音楽番組が少ない日本では、大衆人気を得るためには、バラエティー番組やドラマなどでの露出が不可欠で、旧ジャニーズではデビュー前から有望Jr.が単独で番組に送り込まれて、鍛えられ、事務所内での競争を勝ち抜いてきた。バラエティー力の高いメンバーがいることが、ラポネ・アイドルの強みだ。

今回の台本があったとすれば、誰が書いたのだろう、と気になった。印象に残ったのは、たとえばINIのフェンファン(許豊凡)がJO1の佐藤景瑚に、大変お世話になったのか、大きなお世話をされたのか、よく分からなかったところだ。また、INIの王子・後藤威尊がJO1の王子・白岩瑠姫の隣にいたのはさすがだった。

佐野雄大が提案した、スポーツ大会は、いいアイデアだと思う。K-POPでも運動会は定番の大盛り上がりコンテンツだ。ただ、騎馬戦は怪我をしないようにしてもらいたい。

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