HYBEがENHYPEN事務所を完全子会社化、CJから株買い取り/ HYBE半期売上1000億円超、Weverse Conは赤字

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・HYBEがBELIFT LABのCJ ENM保有株を買い取り→仲たがいではなく協力維持と言うが･･･
・予感はあった―HYBEの『R U Next』をMnetが放送せず、『I-LAND2』のガールズGはWAKEONE所属へ
・ENHYPENのプロデュース面への影響はないはず、CJ主催イベントでの優遇はなくなるかも
・ HYBEの2023年上半期の売上が過去最高で1,000億円超え、公演収益が寄与、ただしWeverse Con Festivalは赤字
・ENHYPENイベント情報　・ENHYPEN商品情報

K-POPの7人組多国籍ボーイズグループ・ENHYPEN（エンハイプン、話し言葉でHが弱音化するとエナイプン）の所属事務所のBELIFT LAB（ビリーフラボ、빌리프랩）は、HYBEとCJ ENMが2018年9月に設立した合弁会社だったが、HYBEが2023年8月10日、CJ ENMからBELIFT LABの株式51.5%を買い取る契約を締結した、と発表した。手続きが完了すれば、BELIFT LABを100％子会社化することになる（2023年8月10日配信のKstyleの記事、スポーツソウルの記事などを参照）。

HYBEがBELIFT LABのCJ ENM保有株を買い取り→仲たがいではなく協力維持と言うが･･･

今回のBELIFT LABの100％子会社化は、HYBEのマルチレーベル体制の高度化の一環だという。HYBEとCJ ENMは、喧嘩別れで袂を分かつのではなく、BELIFT LABの株式譲渡が完了した後も、協力関係を維持するという。

これが本当かどうかは、今後のCJ ENMのイベント等（「MAMA AWARDS」など）へのHYBEの関わり具合である程度察しがつくだろうが、CJ ENMにとって、今や巨大すぎる存在となったHYBEと仲たがいしても、いいことはないはずだ。

予感はあった―HYBEの『R U Next』をMnetが放送せず、『I-LAND2』のガールズGはWAKEONE所属へ

何となく予感はあった。ENHYPENが誕生した2020年のサバイバル・オーディション番組「I-LAND」は、韓国ではCJ ENMが運営するMnetで放送されていた。しかし、現在ENHYPENの妹分のガールズグループを発掘・結成するためのHYBEのサバイバル・オーディション番組「R U Next」は、韓国ではJTBCで放送されている。

しかも、CJ ENMが8月12日から募集するグローバル・ガールズグループ・オーディション「I-LAND2」で誕生するグループは、CJ ENM傘下のWAKEONE所属となることが、発表されていた。

どう考えても、HYBEとCJ ENMが別々の道を歩み始めたとしか思えなかった。

ENHYPENのプロデュース面への影響はないはず、CJ主催イベントでの優遇はなくなるかも

これまでも、ENHYPENの音楽面でのプロデュースはHYBEが担当していたので、所属事務所のBELIFT LABがCJ ENMから離れても、ENHYPENの楽曲の傾向やグループカラーが変わることはないだろう。

CJ ENMから離れてマイナスになることと言えば、CJ ENMが主催する「MAMA AWARDS」や「KCON」、そしてMnetの音楽番組でのENHYPENの特別待遇がなくなって、普通のアーティスト並みに扱われることくらいだろう。もちろんこれは、HYBEとCJ ENMとの関係が「悪化」でなく、「普通」であることが前提だ。

一方、CJ ENMは、「BOYS PLANET」で誕生した傘下のWAKEONE所属のボーイズグループ・ZEROBASEONEが大成功しつつあるため、ENHYPENの収益を失った痛手をある程度は相殺できそうだ。

HYBEの2023年上半期の売上が過去最高で1,000億円超え、公演収益が寄与、ただしWeverse Con Festivalは赤字

一方、HYBEの2023年4～6月期の連結決算が発表となり、上半期（1～6月）の売上が前年同期比29.4%増で過去最高の1兆316億ウォン（約1,126億円）、営業利益は同6.8%増で1,339億ウォン（約146億円）に達した（Kstyleの2023年8月8日配信の記事を参照）。

日本のジャニーズの年間売上は株式非公開なので不明だが、SMAP解散より少し前の好調な時期に年間約1,000億円とみられていた。その水準を、HYBEは2023年の上半期6カ月で超えた。

また、HYBEの2023年上半期（1～6月）のアルバム売上は2,270万枚で、2022年の年間（1～12月）の2,220万枚を50万枚上回った。

4～6月期だけの売上は、6,210億ウォンで、前年同期比21.2％増だった。このうち、公演の売上高は前年同期比85.4%の大幅増加で、BTSのSUGA（シュガ）やTOMORROW X TOGETHERのワールドツアーや、SEVENTEENのファンミーティングなどの寄与が大きかった（聯合ニュースの2023年8月8日配信の記事を参照）。

ただし、営業利益は前年同期比7.9％減の813億ウォン（約88億5,000万円）だった。これは、BTSのデビュー10周年イベント「BTS FESTA」とWeverse Con Festivalの営業費用がかさんだことによる。

Weverse Con Festivalが赤字だった模様なので、今後再び開催するのであれば、ステージ演出などの費用に見合う集客力（世界配信視聴者を含む）のある人気アーティストを慎重に選んで出演させるようになるかもしれない。そうなると、今回出演できたLDHのMOONCHILD（HYBE LABELS JAPANがプロデュースに参加）などは、ファン数が増えないと、次回出演は厳しいかもしれない。

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ENHYPENイベント情報

2023年
1/7(土) 20:00～「第37回ゴールデンディスクアワード with TikTok」@タイ・バンコク・ラジャマンガラ国立競技場（BTSのJ-HOPE、SEVENTEEN、Stray Kids、ENHYPEN、TREASURE、PSY、LE SSERAFIM、IVE、NewJeans、(G)I-DLEなどが出演）（日本ではTBSチャンネル1で生中継）
1/21(土) 18:00 「ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’ in JAPAN」追加公演＠京セラドーム大阪（映画館でのライブビューイングあり）
1/22(日) 16:00 「ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’ in JAPAN」追加公演＠京セラドーム大阪（オンライン・ライブストリーミングあり）
1/28(土)・29(日) 「ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’」＠タイ・バンコク
2/3(金)・4(土)・5(日) 「ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’」＠フィリピン・マニラ
2/25(土)・26(日)「KROSS Vol.2」＠東京・有明アリーナ
5/14(日) 「KCON JAPAN 2023」＠千葉・幕張メッセ国際展示場1～7ホール（ENHYPENは14:10～MEET＆GREET、17:10～レッドカーペット、19:00～SHOWに出演。同日に＆TEAM、Kep1er、iKON、xikersらが出演）（視聴するにはYouTubeのKCON officialチャンネル有料メンバーになる（ALL ACCESSメンバーになるとVODも含め全プログラムが視聴可能、リアルタイム生配信のみでよければMnet K-POPチャンネルまたはチケットぴあ視聴券でも可能）
6/10(土) 11:00～16:30「2023 Weverse Con Festival」＠韓国ソウルKSPO DOME（オリンピック体操競技場）（ENHYPENはWeverse Parkのイベントに出演。＆TEAMも出演）
6/11（日）18:00～22:00「2023 Weverse Con Festival」＠韓国ソウルKSPO DOME（オリンピック体操競技場）（ENHYPENはWeverse Conに出演、オンラインストリーミングあり。＆TEAM、NewJeansも出演）
7/29(土) 18:00「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@韓国ソウル・KSPO DOME（オンライン・ライブストリーミングあり）
7/30 (日) 17:00「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@韓国ソウル・KSPO DOME（オンライン・ライブストリーミングあり）
8/10(木) 18:00 「2023 K GLOBAL HEART DREAM AWARDS」（スペースシャワーTVで独占生中継 18:00～21:00）
8/17(木) 16:30 XR World（バーチャル冒険王エリア）「めざましライブ」
8/19(土) 11:00～「SUMMER SONIC 2023」東京@千葉ZOZOマリンスタジアム＆幕張メッセ（同じ日にNewJeans、BE:FIRSTらが出演）
8/20(日) 11:30～「SUMMER SONIC 2023」大阪＠舞洲SONIC PARK（舞洲スポーツアイランド）（同じ日にBE:FIRSTらが出演）
9/2(土) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@大阪・京セラドーム大阪（全国の映画館でライブビューイングあり）
9/3(日) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@大阪・京セラドーム大阪
9/7(木) 日本3rdシングル「結 -YOU-」発売記念ショーケース
9/13(水) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@東京・東京ドーム
9/14(木) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@東京・東京ドーム
9/17(日) 「CDTVライブ！ライブ！フェスティバル 2023」＠東京ガーデンシアター（この日はENHYPEN、INI、DXTEENが出演）
10/6(金) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国ロサンゼルス
10/10(火) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国グレンデール
10/13(金) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国ヒューストン
10/14(土) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国ダラス
10/18(水) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国ニューアーク
10/19(木) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国ニューアーク
10/22(日) 「ENHYPEN WORLD TOUR FATE」@米国シカゴ

ABEMAプレミアムならプレミアム限定作品が見放題

商品情報（PR）

*ENHYPENの2023年9月5日（火）発売の日本3rdシングル「結 -YOU-」は、「Bite Me [Japanese Ver.]」「Bills [Japanese Ver.]」と日本オリジナル曲バラード「BLOSSOM」（ABEMA恋愛番組「恋する♡週末ホームステイ 2023夏」エンディングテーマ曲）の3曲を収録。CDパッケージは、36Pフォトブック付き初回限定盤A、DVD付き初回限定盤B、CDのみの通常盤、36Pフォトブック付きENHYPEN Weverse Shop JAPAN限定盤、CDのみのUNIVERSAL MUSIC STORE限定盤、CDのみのメンバーソロジャケット盤の全12形態で販売。全形態の初回プレス分には応募抽選特典（シリアルナンバー）を封入。

このほか、初回限定盤Aには6Pリリックブックとフォトカード1種（A ver.全7種からランダム1種）が封入される。初回限定盤BのDVDにはジャケット撮影とレコーディングのメイキング映像が収録され、8Pブックレットとフォトカード1種（B ver.全7種からランダム1種）が封入される。通常盤初回プレス分には8Pブックレットとフォトカード1種（C&D ver.全14種からランダム1種）が封入される。ENHYPEN Weverse Shop JAPAN限定盤には6Pリリックブック、フォトカード1種（E ver.全7種からランダム1種）、クリアフォトカード全7種からランダム1種、メッセージカード全7種からランダム1種が封入される。UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤には8Pブックレットとフォトカード1種（F ver.全7種からランダム1種）が封入される。メンバーソロジャケット盤には12Pブックレットとフォトカード各メンバー全2種からランダム1種（G&H ver.）が封入される。

UNIVERSAL MUSIC STOREとENHYPEN Weverse Shop JAPANでは、9月7日（木）開催の日本3rdシングル「結 -YOU-」発売記念ショーケース（ミニライブ＆トーク）への抽選招待の応募対象商品も期間限定で販売。

ストアごとに異なる先着外付け特典が付く。ENHYPEN Weverse Shop JAPANでは、1形態予約購入でホログラム入りフォトカード（全7種からランダム1種）、4形態セット予約購入でホログラム入りフォトカード9枚セット（ソロ7枚＋ユニット2枚）、メンバーソロジャケット盤全7形態セット予約購入でフレーム付きホログラム入りスペシャルカードが付く。UNIVERSAL MUSIC STOREでは、1形態予約購入でフォトカード（全7種からランダム1種）、4形態セット予約購入でフォトカード9枚セット（ソロ7枚＋ユニット2枚）、メンバーソロジャケット盤全7形態セット予約購入でフォンタブが付く。

*ENHYPENの2023年7月26日（水）発売のライブBlu-ray/DVD「ENHYPEN WORLD TOUR 'MANIFESTO' in JAPAN 京セラドーム大阪」は、Blu-ray・DVDとも初回限定盤と通常盤がある。同じ盤種のBlu-rayとDVDでは、収録映像は同じだが封入物が異なる。初回限定盤には、京セラドーム大阪公演、横浜アリーナ公演、京セラドーム大阪＆横浜アリーナのビハインド映像を収録。初回限定盤のBlu-rayには、52Pフォトブック、ポスター、フォトカードセット、クリアフォトカードセットを封入。初回限定盤のDVDには、52Pフォトブック、ポスター、フォトカードセット、クリアステッカーを封入。通常盤は京セラドーム大阪公演と京セラドーム大阪ビハインド映像を収録し、24Pフォトブックを封入（Blu-rayとDVDで内容が異なる）。